第106話 職業制度
真神です。
もし・・もし自分が今急に亡くなったらどうしよう・・・
この「小説家になろう」限定で心配事が・・・・
だいたい1週間分くらいはまとめて日時指定でアップしているんですが、
それ以降は・・・まったく更新されず、誰にも心配されずに無人状態に・・・
そんな事を考えてしまう今日このごろ・・・
ということで今日もよろしくお願いします。
わしは想像する事が好きじゃ。
妄想ではないぞ・・でも妄想ってイヤラシイことを想像することかと思ったら違うみたいじゃぞ、病的な意味合いのが強いらしいのじゃ。
前世では夜寝る前が一番楽しかったのじゃ。
あれこれ想像するのが。
もちろん明日の計画などすぐに実現できる事を想像する事もあるのじゃが、
とてもすぐには実現できない、つまり夢じゃな。
夢物語を想像するのも好きじゃった。
何でも自分の好きな事をあれこれ想像するのじゃ。
今、わしは異世界で夢をみる。
あの時、寝る前に考えていたような夢とは違う夢じゃが、
この異世界で森の民の村を1から創造することができる。
なんという幸運! なんという興奮!
ものすごいわくわくしているのじゃ。
もしわしが本当に78歳じゃったら、
ドキドキし過ぎて宇●救命丸飲んどるところじゃ。
あっ間違えた、これ赤ちゃんの夜泣きの薬じゃった。
わしゃ、かんむしか!
・・・ひとりツッコミここにあり!
救●じゃった。ドキドキし過ぎの動悸は●心じゃったわ。
マジボケじゃ。
全然大した話じゃないのに、こんなに文字数をつかうとは・・・
恐るべしジューロー。
・・・ひとりツッコミここにあり!
さっ細かいボケはこれくらいで話をすすめるぞい。
「わしの提案を聞いてくれるか?っていうかむしろ正座で聞け。」
素直に正座する、ゲタンとジョコとマブシとエメリさん。
いつものお馴染みのメンバーじゃ。
「わしはここに新しい森を作るにあたって、まず今から森の民に
役割を1人1人に与えたいと思う。
今までの森の民の生活のあり方を根本的にぶち壊すのじゃ。」
「ぶち壊すだ~~。何だそれは?どういうことだ。」
ゲタンがいぶかしげな顔で聞き返す。
それはそうじゃろ、今までの生活をぶち壊すと言っておるのじゃから。
「つまり分業じゃ。」ちょっとドヤ顔。
「はい、分業とは?。」
ジョコが背筋を伸ばして聞いてくる。
「1人1人その人にあった仕事を割り振ることじゃ。
例えば、農業に従事する人、物を作る生産する人、動物を狩る人、
食事を作る人などなど多岐にわたるのじゃ。」
「えっ自分の好きな事をやっていいの?」エメリさんも目がキラキラじゃ。
「うむ、まあ完全に好きな事というわけにもいかんじゃろうが、
細かいことが好きな人は物を作る職だとかに分けた方が
やりがいもあるだろうし、効率も上がると思うのじゃ。
どうじゃゲタン。お主はどう思う?」
「・・・・うむ、従来は男は狩りに、女はじゃがいもなどの食べ物を採り、
水を汲み、食事の世話をする。そんな事があたり前じゃと思っておった。
これは・・何ともいえんな。はたしてそんな今までの生活を急に変える事が
できるのか・・・・?」
「だからわしは、ぶち壊すと言っておるのじゃ。
今のままではみんなその日、その日を生きていくだけで精一杯なのじゃ。
今はまだ森の恵みが豊かだからええじゃろう。じゃが、これから先
このままずっと続くかどうかはわからん。だからこそじゃ。
人は役割を与えてこそ輝く。わしはそう思う。
今はドブ色のようなマブシも自分にあった仕事さえこなせば
多少は、ほんとうに多少じゃが、きれいなドブ色に輝くようになる!。」
「いや、ドブ色は変わんないんですね、おれ。
・・・・殴っていいっすか?師匠。」
「・・・例えじゃ、ものの例え。
返り討ちにするぞ、わしゃ。」
「うむ、わかった。皆に提案する価値はあるようだな。」
「できれば、この森に村を作る前から役割を決めた方が好ましいのう。
ゲタンはヌル族に伝えてくれるか? わしはネル族の皆に話しておくから。」
「早速、皆に伝えよう。」
とゲタンが正座がしびれてきたのか、立ち上がろうとする所を
上から抑えつける。
「な、何だ。もう話しはいいだろ、足が・・・」
「まだ話しは終わっとらん。まあもうちょっと聞け。
水でも飲んでゆっくりするか?」とわざと水を差し出す。
「あ、足が・・早く・・」ゲタンが顔を歪ませる。
他の人は意外にまだ大丈夫みたいじゃな。
「わかった、では話そう・・・あれはわしが15歳の時じゃった。
近所にすんでいたゆかりちゃんという子がいての、わしとは・・・」
「ちょっと、その話し長くなるの?長いの?何で今昔話?」
ゲタンがわしの話しの途中でぶっこんできた。
「ほんのジョークです。」イタズラ心じゃ、許せ。
「さて、では本題じゃ。話せば長くなるが、短く話そうと思えば
短くなる話しなのじゃが、今わしは思ふ。考えながら思いつきで延々と
話しておいてオチがない話しにしようか、それとも3行でまとめて
オチがない話しにしようか悩みに悩んで・・・」
ゲタンが怒って追いかけようとしたが、足がしびれて思うように
走れないようじゃ。
わしはそんなゲタンの足を攻撃する。
非情な男なんじゃわしは。
その間、みんなは足をくずしてリラックスしてた。
次回に続くのじゃ。




