第101話 レイクのターン
真神です。
ギャグの回というか、おふざけの回って
文字数が1500字ぐらいで少ないんですけど
決して楽してるわけじゃないんです。
最初にわ~~~~って思いついた事書いていくんですけど
「ふ~~っけっこうギャグ満載にかけたな~」とか
満足して文字数見てみると、1500字ぐらいで
あれ、結構書いた気がするのに少ないな。ってしょっちゅう思います。
あんまり長くなるとテンポが悪くなるというか、
おふざけの回が長いと読む方もだらけちゃうというか、
読む気なくしません?
いや、もちろん自分にそんな力量がないのはわかってますよ。
力量がある方はどんなに長くてもおもしろく書けるんだろうな~~
と思う今日この頃・・・
ということで今日もよろしくお願いします。
わしはしばらくヌル族では、女の敵、結婚詐欺師、ネル族の種馬などと
さんざんな酷評じゃった。陰口じゃ・・・ヒソヒソ話じゃ。
わしは何一つ悪い事していないんじゃけどな・・・濡れ衣じゃ・・・
濡れ衣すぎてスケスケじゃ・・・モロ出しじゃ。
逆にチチパさんは同情を集めて、歳相応な男性から求婚を受けたとか。
まあよかったじゃないか。
わし一人悪者になることによって、一人の女性が幸せになれば。
・・・いや納得いかんな。
そもそもわし何もしてないし・・・ハメラレタ?
見かねたエメリさんが声をかけてくれたのじゃ。
「まぁジジイは悪くないよ。わたしは悪くないと思うぞ。」
とエメリさんなりに励ましてくれたのがせめてもの救いじゃった。
好きじゃ~~~!
※※※※
〈レイク視点〉
オイッス、俺レイク!
俺は仙人様を尊敬してやまない10歳の勇敢な男だ!
久しぶりの登場で忘れちゃったかな、みんな!
俺の夢は大きくなったら、仙人様の右腕としてブイブイ言わせちゃうことだ!
仙人様には“コシギンチャク”っていう立派な称号を頂いているけど、
もっともっと仕事をがんばってすごい称号をもらうんだ!
他の奴にも絶対に負けないぜ!
俺の仕事はヌル族、ネル族関係なく12歳までの子供を集めて
てへぺろ隊を組織して仙人様の直属の命令で仕事をする事なんだ。
10歳だけど隊長なんだぜ。両部族の隊長だから総隊長だよね。
おれってすげー。だけどこの部隊も12歳までなんだ。
13歳になったら卒業というか、次のステージに上がって狩りのメンバーの仕事を担う事になる。
仙人様と離れるのは少し悲しいけど、狩りは狩りで役に立てるから・・。
俺の兄ちゃんは自慢の兄ちゃんなんだ!
セコス兄ちゃんみたいに狩りのリーダーになれば、
仙人様やゲタン族長とも親しくなれて一緒に働けるかもしれない。
セコス兄ちゃん、ジョコさん、ゲタン族長、仙人様なんかは子供達にとってトップクラスの
憧れの存在なんだ。俺が指揮するてへぺろ隊の子達みんなが尊敬している。
なんだか俺も鼻が高いよ、へへへ。
俺達てへぺろ隊の仕事は薬草集めだ。
仙人様のおかげで、今まで苦しんでいた病気、ケガなんかもすぐ治るようになって
本当にみんな、地べたにひれ伏して感謝しているよ。
でもヌル族には種馬って呼ばれてた・・・
種馬って何?
そんな事より薬の話だけど、従来の
●オナモミ〈頭痛、解熱〉●オオバコ〈咳止め、下痢止め〉
●ガマ〈止血〉●イカリソウ〈強壮、強精〉
4種類の薬草以外に
今では3種類追加されて
●センブリ〈健胃〉ちょ~~にがいらしいよ
●タンポポ〈健胃、整腸、利尿、解熱〉
●ドクダミ〈全草 利尿、解毒、消炎、湿疹、水虫、動脈硬化、高血圧〉
の7種類になったよ。
でも俺はまだ小さいから●イカリソウ〈強壮、強精〉っていうのはよくわかんない。
大人の薬なんだって。誰かが「むらむら」するっていってたっけ。
どういうことだろう?
そんなすごい薬草を、俺たちてへぺろ隊だけで森中を集めているんだぜ。すごいだろう。
もちろん、危ない地域には絶対に近づかないんだ。
危険な動物が襲ってくる事もあるから。
各薬草によって自生している場所が違うので、
全部覚えて必要な分だけ採ってくるんだ。
そうしないと次から生えてこなくなっちゃうんだって。
薬草を採った後は、薬草作製する女衆やおじいちゃん達がいて、
薬部分の切り出し、乾燥、整理までの管理を全部引き受けてくれている。
この薬になった物は森の民なら誰でも自由に使えるんだ。
薬小屋と呼ばれる家があって、そこに受付の女の人がいるから
病気やケガの症状を言うと薬草を用意してくれて、飲み方なんかを教えてくれるんだ。
この一連の流れすべて仙人様が教えてくれたんだよ。すごいね。
すごいといえばこの間てへぺろ隊に何人も仙人様直々に称号をもらったんだ!
“ハヤシライス”、“一毛作”、“二毛作”、“羽毛ふとん”、“ダンベル”、“チョコボール向井”
意味はわからないけど言葉の響きがすごいよね。感動するよ。
称号によってはランクがあがるのもあるんだって、
“ハヤシライス”は“オムライス”に
“スライム”が“メタルスライム”みたいになるんだって。
はやく俺の“コシギンチャク”もランクアップしたいな。
“コシギンチャク”のランクアップは“スネ夫”だったかな?
よくわからないけど、なんだか頭が直角になりそうだ!
そうだ、俺達の仕事は基本的に昼までぐらいには終わるんだけど、
空いたら自由にしてもいいんだ。もちろん他にも家の仕事とかたくさんあるのだけれど、
今、森の民の子どもの間で流行っているのが
“かくれんぼう”なんだ。もちろん隠れる範囲、時間は決めてやるんだけど、
これはかなりおもしろいんだ。
この間は地面に穴掘って隠れてたキーくんが死にそうになって見つかったり
勝手に家を改造して隠し部屋とかつくっちゃったりとハプニングはあるものの
皆、隠れるのに知恵をしぼって遊ぶからすごく楽しいんだ。
みつける方もそんな難易度の高い奴を見つけた時の感動ったらないよ。
いつまでも続けられるよ。今度は10対10の“かくれんぼう”大会をやるつもりだ。
もちろん勝ったチームには仙人様から称号がもらえる、ご褒美もあるよ。
これをてへぺろ隊の伝統にしていこうという話もあるんだ。
仙人様が他にも色々な遊びを知っているから今度教えてくれるって。
楽しみだな。
もうすぐネル族、ヌル族が1つになるんだ。
これはすごいことなんだって。1つの森の民としてやっていくんだ。
俺の父さんが族長をやめることになるのは残念だけど・・・
でも、父さんにしてみれば今まで嫌々やっていたから族長をやめると決めてからは
だいぶ元気になったよ! ムッキムキだしね。
森統一に向けて、みんな忙しそうで大変だ。俺達もできる事を頑張ろう。
あっ最後に俺の自慢の姉ちゃん。すっごい美人でモテモテなんだぜ。
何人にも求婚されてたんだ。仙人様も姉ちゃんの事好きなんだ、へへっ。
もし、姉ちゃんが仙人様と結婚してくれれば、俺の家族になるからうれしいのにな。
まあ、この間仙人様断られていたからダメなんだけどさ・・・。
これは仙人様には言ってないけど、この間仙人様がチチパさんに求婚されて
お祭り騒ぎになった時に姉ちゃん少し悲しそうな顔していたんだ。
仙人様に言ったらちょっとは元気になるかな?
まあ、それでも姉ちゃんと結婚はダメだと思うけど・・・・
そんな事でこれからも俺の成長物語、「レイクの大冒険」応援よろしくな!
・・・・まったく予定にありません




