とある町のとある人物
初心者で、つまらないところや、読みにくい点もありますが、宜しくお願い致します!
アドバイスなどございましたら、コメントお願い致します。
それでは!桜見戒夜の不思議な物語の始まりです!
ここはとある町のとある寮だ。
「おい、夏希、早くしないと遅れるぞ?」
俺は寮の扉の前で、粋川夏希という少女の名前を呼んだ。
「あーゴメンゴメン!もう行く!」
夏希の声がしてから10秒ぐらいたつと、勢いよく扉があいた。俺は扉の前にいたのだから当然、
「いってぇ…」
…薄っぺらい紙になっていた。
「あぁ!ゴメン!…大丈夫?」
彼女は紙になっている人間を見て大丈夫だと思うのだろうか。
「まぁいい。早く行くぞ?」
俺は歩きながら考えてみる。
なぜ俺は、1年年下の異性と同じ部屋で住んでいるのかと。
それは簡単。部屋が1つ余ってなかったのに、男女1人ずつ余ってしまったからだ。
まぁ、俺たちの説明をしておこう。
俺は桜見 戒夜だ。
一応は高校2年なんだが…
俺は記憶が無いほど前に親に捨てられている。よって、俺の誕生日も、年齢も分からないのだ。
そして俺の隣で、ニコニコ笑っているのが粋川 夏希だ。
俺より1年年下(つまり高校1年)で、夏希も親に捨てられているそうだ。
ま、こんな楽しくない話はここらへんにするか。
「戒夜、あれ。」
そう言って夏希が指を指したのは…学校の時計。
その針は、8時30分を指していた。
「ふへ!?嘘だろ!?10分の遅刻かよ!」
普段出さない声を出してしまった…
何やってんだ。俺。
そんなこんなで桜見戒夜の1日は過ぎて行くのだった。