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わたしはお父さまの仕事で、多くの場所を訪れることがあった。


必要な場所に必要な道や鉄道を通していく仕事が

想定外のことが多い。

代表者の人がきて説明をするときに、

大体の場合は必要な情報が集まらないので現地に赴く。


わたしたちが住む国はまだまだ県によって

開発具合が全然違う。

お母さまがこの間言っていた、シスリ県は最近開発が進んでいる、新興都市。

3年前ほどに、お父さまが力を入れて開発していた場所で、

野菜や果物も多く取れるし、自然も豊かで美しいのにも関わらず、

シスリに行くまでの手段がなかった。


そこに、お父さまが大都市である、トレトン県につながる道路をつなげた。

ちょうどこのタイミングでおじいさまが開発をしてた温度が一定に保つことが

できる箱の開発にも成功し、またたくまにシスリの農作物は売れ、

豊かになっていったのだ。



実際に開発を行う際にはその土地の状態や特質を見る必要がある。

だけど、たいがい出てくる資料は最近作られたものなので

ここ数年の情報しかない。


その土地の人ですらわからないものをどうするの?

とおもうでしょ?

わたしもそう思って、お父さまの調査チームについていったら、

もうすごいんだから。


地質について詳しい学者さん。これは想定内。

建築チームの親方さん。これももちろん想定内。

生物学者さん。ん?どうした?

そして、魔法使い。


は?

って、わたしは思ったの。

でもね、実際についていったら、これが最高のチームなわけ。


魔法使いさんがまず、その土地の情報をその土地に聞いて、

その情報をダイレクトにチーム全員の頭にシェア。

そのシェアされてからは

地質学者さん、建築チームの親方さんの出番、

ふたりであーだーこーだ言うて(何言ってるかわからなくて雑でごめん)

その間に、魔法使いと生物学者さんは別で、

そこで生きている動植物すべてについて確認をする。


ここに道を通すということはここの生態系を変える可能性があるということ。

その結果、その町が動物に壊されたり、災害が増えたり、

様々な予想外なことが起きている場所も多い。


そんな中で、全体のバランスまで考えているのは、お父さまの会社だけ。

(メイリア調べ)


はじめて見に行った時は本当に感動して熱くなったわー。



ついつい、熱く語ってしまったのだけど、

そんな家族の仕事について学ばせてもらえるなんて。

本当にわたしは幸せ者です。






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