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ラ・ヌーン

作者: Kyo ASAHINA

「それでさ、ここでラ・ヌーンを入れて、一気に話は盛り上がり、ラ・ヌーンは地球防衛軍

と激突するんだよ。

何をやっているのか。紙芝居の構想である。

俺と梵太は金は無いが暇はあったので、それを生かし、何らかの活動により世間的に認め

させようと考えていたので。

まずはじめに音楽、俺も梵太もそれぞれギター、キーボードが弾ける。それはいける、

とも思ったが、CDのプレス料金やらライブのブッキング代やらの話を調べるにつけ、こん

な非効率(金儲けとして)なのはダメダメ、って何やろうか。

お笑い、んーそれも厳しい。笑いを期待している客を笑わすのは大変そうだ。

いろいろ話し合った結果、といってもファミレスで適当に妄想を膨らませていただけなん

だが、紙芝居という結論に達した。

なぜ、紙芝居なのか?

まず、素材は紙でOK、これは手軽だね。で、紙芝居を見せていてその横で屋台をやる。

これは利益率が高そうな、たこ焼き、お好み焼き、など粉ものがいいね。

となれば実行あるのみ、ってことで、紙芝居に絵を描きキャラクターを考えた。

それで、俺たちは『ラ・ヌーン』なる宇宙生物を創作して、ストーリーは冒頭で述べた

ように、まあよくありそうな古いSFみたいな話である。

ラ・ヌーンの見た目はどうしようかってことになっていろいろ絵を描いてみたが、どうも

ベストなのが出てこない。ザ・ベスト!と呼べるものがね。

だからしょうがないからまた近くのファミレスに言って、ドリンクバーを何度もお代わり

していろいろ絵を描いた。

んー、いいのできないねえ、って帰りの消防署に「火の用心」と書いてあり、キ○肉マン

の超人の絵が描いてあったのだがこれがまた似てない。

似てないからこれは著作権の侵害とかで訴えるにも訴えらんねーや、なんて梵太と話して

いたら「これ使っちゃえば?」ってことになり携帯で写真を撮った。キラキラリンっ。

って家でまたその写真を見て、さらにクオリティをアップするための意味もあって、

そのキャラクターを改造、顔から手足が生えている状態。頭足類って言うのだろうか、

そんな絵を描いてみた。これならいけるぜ!

早速ラ・ヌーンの襲撃!なんてタイトルの作品を書き上げ、井の頭公園に行った。

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