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アイツは相変わらず周囲を男子女子関係なく囲まれていて、賑やかだ。天澄自身はあんまり相手にしていないみたいだけれど、アイツは顔が良いから気にされてないんだろうな。


ああ、なんでアタシ、こんなことになったんだっけ。


ほぼ毎日告白される日常なんて、どうやったら起こるんだ。おまけに相手はモテるやつだし。


退屈な授業が始まり、先生の声をぼんやり聞き流しながら、現実から逃げるように、ことの始まりを思い出していた。


全ての始まりは、それは大体1年前の去年の入学式の時。アイツに第一回の告白をされた日のことだ。



まきは相変わらず、ボクには靡かない。彼女は誰か好きなヒトがいるのかな?まあ、彼女は男子女子関係なく好かれてるから、作ろうと思えばすぐに恋人も出来ちゃうんだろうネ。


ほぼ毎日告白しても、折れてくれないし諦めた方がイイかも、なんて弱気なコトを思ってみたり。


授業は退屈だ。既に知ってるコトをまた聞くなんてさ。ボク、まきが居なかったら来なかったなァ、やっぱり。


頬杖を突く彼女を、遠目にさり気なく見た。


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