表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1日目 バーテンダーは神様!

こんなことより、本編を進めて欲しい方が居ることも分かっておりますが、どうかこの茶番にも付き合ってください!

前置きは一旦置いて・・・・

とりあえず、私(社畜)は今、バーにいます。


四色に区切られている床は、そのゾーンごとによって出される種類の飲み物が違うみたい。


「あの、枕は持ってきていませんか?」

「あっ、初めて来たの持ってきてません・・・・」

「はい! じゃぁ特別サービスで、枕を無料で貸します!」

「ありがとうございます・・・・」


なんで枕かって?

看板を見ましたか?


『can you drink dream beverage?』


看板を見ての通り、ここでは『夢の飲み物』がでるみたい。

飲むと、夢を見させてくれるらしい。

夢といっても四種類。


『夢』『悪夢』『予知夢』『過去の夢』


三つは分かるが、最後はさっぱり。

だって、私はさっきウェイトレスに行ったように、初めて来たから。


バーテンダーは二人しかいない。

実際は四人いるんだけど、二人はお休み中。


今いるバーテンダーは『夢』と『悪夢』の二人だけ。


「人間さん! まぁ、私も元人間なんですけど・・・・」


オレンジのロングを揺らしながら、バーテンダーがやってくる。


「私、朝日って言います。 一応『アマテラスオオミカミ』っていう神様なんですけど・・・・」


はい、最高神様が降臨なさいました。

なんで、こんなとこに・・・・


「なんで私みたいな人がここに・・・・ って思いましたか・・・・?」


不味い! 怒ってしまった?


「そうなんです! 実は、私の主人がここで『悪夢』のバーテンダーをやっているので、反対の楽しい夢を見させる仕事を任されたんです!」


天照様って、結婚してたの。 初耳。

というか、あの目に生きる気力が全くなさそうな人が夫・・・・


「ところで、何の夢をご所望ですか?」

「私は甘党なのでお菓子の夢・・・・ とか・・・・」

「ありますよ! ちょうど貴方でお終いです! 運がよかったですね」

「そうだったんですか・・・・」


天照様はカウンターからハーバリウムらしき水色の液体の入ったボトルを取り出した。


「・・・・これは?」

「あっ、飾りだと思いました? 飲み物なんですよこれ!」


中では、砂糖菓子の赤い帽子を被った少女がキャンデーの木の生えたお菓子の家で踊っていた。


「・・・・ 綺麗・・・・」


私のグラスの中にそのきれいな水色と、少女が落ちてきた。


「うぅ・・・・ 食べるには可哀想な程可愛い!!」

「そう言ってくれると幸いです これ、一から手作りしてますから!」

「一から!? じゃぁ、お値段もそこそこ・・・・」

「いいえ、お題は二百円で十分です!」

「それって、昔の金額でのはなs」

「いいえ、今のお金の価値は把握しておりますので!」


わぉ。 これで二百円なんて・・・・

損してないだろうか心配になってきた・・・・


「これを作るためのユメノゲンエキがとても危険なため、私たち以外はこのバーをやってないんですよ あっ! 大丈夫ですよ! お客さんのには安全になったものを提供してますので!」


本当に二百円で大丈夫なのか!?

まぁ、せっかく来たんだし、飲みますか・・・・


グラスを傾けて水色の液体を口に含んだ。

甘くて滑らかな味と共に、


「えっ?」


私は知らない場所にいた。


あのハーバリウムの中そっくりの空間。

キャンデーの木も家の屋根のクッキーも、ちゃんと味がする。

働いてる間こんなもの食べてこなかったなぁ・・・・


ほろりと私は涙を零した。


クスクスとした笑い声に振り替えると、赤い帽子を被ったあの少女が小道にったって私を誘っていた。

私は、咄嗟にお菓子を隠したが、それを見て、余計に笑われた・・・・


「あそぼ!」


小道を駆け出した少女を私は追いかけた。


==========================


眠ったかな。


目に大きな隈のできていた彼女を見つめながら思った。


私の手が彼女の頭をなでると、紫色のフワフワがたくさん出てきた。


「それじゃぁ、代金はいただきますよっ!」


フワフワを鷲掴みにして瓶に詰め込む。


もう少し時間がったったら、樽の中に入れたほかの夢たちと混ぜなきゃね。


==========================


目が覚めると、日があけようとしていた。


「寝すぎたぁぁぁぁ!?」


立ち上がって店を出ようとして、


「あっそうだ! お金払ってなかった!」


私が財布を開いて小銭を探すと、


「あっ! 大丈夫です! 代金の代わりのものをもらいましたから!」


いつの間に!?


「あと、代わりのものがとても良い物だったので、これ、受け取ってください!」


と、ドリンクタダ券を5枚も手渡された。


「こんなにもらえm」

「いえいえ! 受け取って下さい!」

「でも、こんなにされることしてないs」

「してるからあげるんですよ!」


と何度も繰り返したあげく、受け取ってしまったのだ・・・・


いい経験をしたが・・・・


「またいけるのかぁ!」


と会社で零して、叱られるのは別の話。

影滝「本編を進めたかとおもったらこれだよ・・・・」

朝日「全くです! でも、新しい人と会えるんですよね!」


優しい子!

更新日は未定ですがよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ