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序章:白い部屋

初投稿です!!

誤字脱字あるかも知れませんがよろしくお願いします_○/|_ 土下座



………………………………………………………。

………………………………。

…………ん……?


気がつくと俺は白い空間の中に浮かんでいた。

ここは…?

ってか、俺なんでこんな所にいるんだ…?

確か…俺は…あの時………。

ズキっと頭が痛んだ。


俺は、誰だ…?


何も思い出せない。

否、元々何もなかったんじゃ…?


たくさんの文字が浮かぶこの世界の事なんてどうでもよくなるほど混乱していたし、諦めてもいた。


もう…どーでもいい…。



「そ〜んなんじゃ困りますよお〜♪」


だ、誰だ…!?!?

突然目の前に現れたソイツは…続けてこう言った


「あなたが主人公なんですからあ〜♪」


は?

は?

聞き間違いか??

…ああ…遂に幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりするようになってしまったのか…


「何考えてんですかあ〜初なんですよお〜?君が〜♪」


幻聴じゃ、ない…??

これは、リアルなのか…??


「や〜っと理解してくれましたねえ〜♪」


失いかけていた感覚や感情がいっせいに動きだすのを感じた。

詰んだと思っていた試合で希望が見えてくるような感覚。


「君はボクがわざわざ選んだ主人公ですからあ〜♪」


やはり、俺の事を主人公と言っている。

記憶をなくす前の俺はそんなにイケイケだったのか…?


「自分で言っちゃいますかあ〜そういう事〜ww」


ご丁寧に草生やしてくれてありがとう。

お前の性格がよくわかったよ。


「ひどいなあ〜あと、ボクの名前はカラーだよお〜お前じゃないからねえ〜♪」


誰も「君の名前はお前だよね」なんて考えてねえわ。

ってか、ここはいったいどこなんだよ。


「皮肉屋ですかあ〜いいキャラしてますねえ〜♪

あと〜質問に答えると〜ここは〜…」


ソイツ、目の前に現れたカラーと名乗る、人間のようで人間でない何かはこう答えた。


幸せになれなかった、不運な奴らを主人公に変えて

次の世界に転生させる間の空間、と。


俺の人生はここから始まったーー




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□




とりあえず、今の状況はわかった。

俺、転生すんのかあ…

そう考えると全く実感がわかない。

死んだ、という事さえ忘れていたのだから、仕方ないところはあるけど…なあ?

「なあ?って言われても困りますよお〜♪」

カラーには言ってねえ。

「じゃあ誰に行ったんですかあ〜♪」

お前が勝手に俺の心を読んでるだけだろ!!

「あ〜また『お前』っていったあ〜何度目ですかあ〜?注意したのは〜♪」

とりあえず黙れ。

「へいへ〜い〜♪」


カラーから聞き出した情報によると、俺の名前は

神崎真雄人(カンザキ マオト)と言うらしい。

都内私立高校に通う平凡な学生だった…らしい。

全く記憶はないのだが…。

「全く記憶がないのはボクが消したからだよお〜♪」

なんだと…?

「言ったよねえ〜ここに来るのは不運な奴らばっかだってえ〜…君も不運な奴らの1人なんだよお〜♪」

「記憶がない方が幸せな事もあるんだよお〜♪」

実感はわかないが…俺も不運だったのか…

気にならないか、と聞かれれば…そりゃあ気になる。

俺の知らない俺が自分の中にいると思うとちょっとだが、気持ち悪いところはある。

「ならあ〜次の世界で主人公として頑張るのみだねえ〜頑張りに応じて願いが叶っちゃう!かもねえ〜♪」

願いが叶う?だと?

何を頑張るんだ?


「ボクの暇つぶしとして、働く事かなあ〜♪」


暇…つぶし…??

「ああ〜働くと言っても実際に働くわけじゃないよお〜ボクが見てて飽きないように生きるだけえ〜♪」

そんな、1人の人間をおもちゃみたいに…

人権もクソもねえな…

「君にはわからないよ…ボクの孤独は、さ」

一瞬、カラーが泣きそうな顔をしたように見えた。

が、次の瞬間にはいつも通りの笑顔に戻っていた。

「まあ〜ボクも鬼じゃないからあ〜このまま『バイバ〜イ』って送り出しはしないよお〜♪」

そう言ってカラーは4枚のカードを差し出した。

「これにはねえ〜特殊能力が書いてあるんだあ〜どれもすごい能力だからあ〜ハズレ無しクジみたいなもんだねえ〜♪」

特殊能力…?

「主人公は〜やっぱなんかチートじゃないと面白くならないでしょお〜だからねえ〜1枚引かせてあげるよお〜♪」

まじ…かよ…

青、赤、黄、緑の4色のカードがある。

全てにチートじみた特殊能力が書かれていて、それを貰えるなんて…

「なんかすごいでしょお〜♪」

そうだな。

それ以外感想がねえよ。

「じゃあどうぞ〜1枚引いちゃってえ〜♪」

俺は迷いなく1枚のカードを引いた。

「うお〜青色を選んだんだねえ〜意外だあ〜♪」

まあ、な。

俺が好きな色だし。

こういうのは直感が1番だよな。

「で〜能力名は〜♪」

ゴクリと唾を飲み込む。

そこに書かれてあったのはーー


<融点と沸点を自在に操る事ができる能力>


「おお〜かなり良いのを選んだねえ〜」

融点と沸点を自在に操る…??

「あ、融点と沸点の事知らないのお〜?物が個体から液体になる温度が融点でえ〜液体が気体になる温度が沸点だよお〜♪」

それぐらいは知ってるわ!!

要するに氷を水に変えたり、水を水蒸気に変える事が自在にできるだけだろ?

どこがチート能力だよ!!

いや…カラーに期待した俺が馬鹿だったのか…

「いやホントにバカですねえ〜この能力の素晴らしさに気づかないなんてえ〜義務教育ちゃんと受けてたんですかあ〜www」

受けてたわ、どんなんだったかは覚えてねえけど、融点沸点ぐらいはわかるわ。

「この能力を使えばあ〜なんだって固体、液体、気体に変えれるんだよお〜♪」

例えばあ〜♪とカラーが手を上げると…

うおっ!!ビクッた…!!

「このボールだって液体に変えられるしい〜♪」

わざわざ俺に当てる必要あったか?

「気にしない気にしな〜い〜♪」

その音符がなかったらまだマシ…でもないな。

ってかボールを液体にしたら、液体になったボールすごい熱くならないか…?

「それなら試してみなよお〜ボール触って液体になれ!!って念じればできるんじゃない〜?」

雑いな。

言われなくてもそうするけど。

火傷しても今俺は生きてないんだから大丈夫だろう。

そう思ってボール触り、念じてみる。

(液体になれ)

すると、ボールが溶けドロドロした液体に変化した。

ん?熱くないぞ??

自然の摂理に反してねえか?

「だからチートなんですよお〜♪」

やっぱ雑いな。

これなら…どんなモノでも…水も食べ物もガラスも剣も建物も…生き物も……人間も。

溶かしたり、消したりできるのか…?

「まあ〜物の大きさや質によって溶かす速さは変わるけどねえ〜…流石に人間と等身大パネルが同じ速さで溶かせるのは困るしい〜♪」

それでも、本当に凄すぎる能力だ。

流石チート能力と言うべきか…

「もっと褒めてもいいんだよお〜♪」

お前の事を褒めたワケじゃねえよ。

「あ〜またお前って言った〜♪」

あーハイハイわかりました。

でも、この能力ならどこでも何にでも通用するな。

…ヤバい能力引いちゃったんじゃねえか…?

「他のも同じぐらいのチート能力だからあ〜どれ引いてもヤバいよお〜♪」

そんなこと言われたら他のも気になるじゃないか…!

「教えないからねえ〜それがルールだからあ〜♪」

だろうな、そんなことだろうとは思ったよ。

「あ、転生の準備ができたよお〜♪」

もうそんな時間か…

短い間だったが、たくさんの事があったな…

「別れを惜しんでくれてるんですかあ〜嬉しいですねえ〜♪」

まあ…確かにそれはあるかもな。

「おお〜すごく素直だねえ〜その性格の方が100倍ぐらいマシだよお〜♪」

素直でマシって…

いったい普通の状態の俺はカラーの中でどんな評価をされてるんだ。

「知らない方がいい事ってこの世界にはいっぱいあるよねえ〜♪」

はぐらかしたな。

…ん…急に眠気が…

「おお〜もうそろそろ転生だねえ〜わくわくするねえ〜♪」

お前が…わくわ…く…してどう…す…るん……だ…


「ボクの名前はカラーだって言ったよお〜…忘れないでよね…」



ーーそれを最後に俺の意識は闇に沈んだ。


くっそ面白くないって思った方

誠に申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ_○/|_ 土下座

面白かったよって思ってくれた方

天使ですか??神ですか??今後もよろしくお願いします!!

連載頑張ろうと思うので応援していただけると作者が喜びます。

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