表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

少女の罪

作者: KING

人は、皆夢を見る。ならば、人ならざるものが夢を見たのならそれは、人か、はたまた、忌み嫌われる妖の類か。

心の渓谷をのぞいてみよ見えるのは花か暗闇か。


私はこの世界を優しくしたい


ただそれだけの願いだった。


心無いあなたの発言に、頰を叩いたのは気がついて欲しかったから


芽生えるはずのない感情がある日私に芽吹いた


悲しいとどうしようもない胸の痛みに涙が出るようになった


大好きなあなたに一度でいいから笑って欲しかった


食べたことのないパンを食べてみたかった


横たわる私の口にパンを運んでくれたあなた

初めて見せてくれた優くも悲しい笑顔


『どうかしあわせになって。生きて』


それがせめてもの私の願い


感情を許されない兵器の私


私の罪は、暴食の罪


彼の慟哭が雨に消されていることを望む


No009

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ