非日常へのチェンジ
けっこー、疲れますね。
でも頑張ります!
《えー、こんにちは。俺は神だ》
威圧感のある男の声と同時に奇妙な紋様が教室全体を埋め尽くした。
その光景と謎の声にクラスの奴等はざわめき始めた。その様子は三者三様であり、騒然とするもの、廚二全開で騒ぐものなどと別れた。
《少し黙れ》
その声と同時にさっきまで騒いでいた、クラスの奴等は一転して押し黙るように静かになった。
いや、黙らされたのだ。
さっきまで騒いでいた奴等は困惑した表情をし、声が出ないことに驚いる様だった。
「(どうなってるのかね~)」
一応期待なりなんなりしていたが他の人に行って欲しいのだ。
決して自分が異世界に転移やら転生をしたいわけではない。
《さて、君たちにはある別世界で勇者をやってもらう》
その言葉に複数の人が目を見開き抗議するかの様にくぐもった声を出した。
《ああ、勿論。能力は付けさして貰うよ。簡単に死なれても困るんでね。》
するとそのくぐもった声は、収まった。
それならといった様子だ。
《では、そろそろ送るとしようか》
まるでその言葉が合図かの様に紋様が光輝き始めたと思ったら急に収まり始めた。
「(なっ、何が起こったんだ?)」
異世界にいく覚悟なら出来ていたのだが。
まるで何かが足りないかの様に光はどんどん失われていった。
《おお、忘れていた。異世界に行くのには代償が必要でな。独り生け贄としてこの穴に突き落としてくれ》
わざとらしく神と名乗った男は言った。
するとまるで地獄へ招待するかの様に空間が裂けた。
それは実施死刑宣告に近かった。
何故なら、選ばれる奴なんて決まっている。
「(ぁぁ)」
絶望する。
このクラスでは最底辺たる黒兎が選ばれるのは必然だった。
クラス中の視線がこちらに向いてくる。
その視線が物語っていた。
〝早く入れ〞と
「(ああああぁぁぁぁあ)」
やはり深く絶望する。
黒兎は揺ったりとした足取りで穴へと近づいていった。
もはや希望すらない。有るわけがない。
俺の味方なんて所詮居なかったのだ。
誰かのくぐもった声と何かを押さえる音がしたがもう自分とは関係ないだろう。
黒兎は、後ろを振り返えらずに穴の前に来た。
穴のなかは一言で言うのであれば何もないだ。
まさに無という空間。
入ればおそらく気でも狂って死ぬだろう。
「(短い人生だった)」
「黒兎君!」という二人の声がしたが気のせいだろう。・・・俺に味方などいるはずがないのだから。
そして黒兎は穴へと身を投げ出した。
閑話入れようかなー




