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繊細な神経を保っている奴こそ小説家になれるって風潮について

掲載日:2016/11/25

 

 

 そうだ、そういう姿勢が、小説の執筆には大事だ。

 現実でありえない事、ありえない事をする事が、最も楽しい、面白い、可笑しいのだ。

 限界を超越する、どう考えても、人間が最も娯楽を、喜びを感じる事だ。

 それは普通ならありえない事だからな。

 現実を超越する、ことわりを凌駕する、

 人間ならば、これほどに胸が躍る挑戦は無いだろう?


 人間として、俺はこれにこそ挑戦したい。

 

 そうだ、この俺の生きざま、姿、人生こそが、特異点なのだ。

 無限大の活力と想像力を、なにもかもを生み出す源泉の中の原泉。

 

 俺は俺に対して、俺の生命を脅かす以上の、危機感を抱いているのだ。

 現実にありえない姿を、俺がしているからだ。

 俺の現実で、俺の姿は、絶対的にありえないのだ。

 今の俺が、俺のような姿で、俺として振る舞っている事が、ありえない現実なのだ。

 最愛の存在を、自ら殺すのにも等しい行為を、俺は現在進行形で、やり続けているのだ。


 いや、それもあるが、指先だけで、俺は無限大の奇跡を、現実における実体のある奇跡を想像しているのだから、これは当然だ。


 もう既に、現実がスローに走馬灯のように見えているのだ。

 俺は現実として、ありえない領域で、ありえない行為をしているのだから。


 例えるなら、強化人間を作って、酷使して、見返りの給料を没収する、例のアレレベルである。

 泣きべそ垂れる少女を見て、ほくそ笑んで、

 口上としては、昨今の不景気でと、相手を無理やり納得させて、俺の前では健気に振る舞う姿を、内心で笑っているのだ。


 そうだ、

 どうでも良い事に対して気が触る、神経質な奴が書く小説を見せろ

 引き籠りや、ニート、社会不適合者こそが活躍できるんだぞ

 ってわけじゃないがな。


 俺が言いたいのは、他人にとっては下らない事に必死になれる奴が良いのだ。

 下らないと思わないだろうか?

 ツンデレヒロインの、無意味っぽい語り口調

 ニーソックスやツインテールに過剰に反応する、キモオタク

 

 なにもかも、どうでも良いと思えるなら、神経質さを無くしている

 繊細な技術力が必要不可欠なのだ。

 

 ツンデレヒロインの、あの絶妙なバランスの取れた塩梅、

 これを繊細な神経と言わずに、なんと言おうか?

 ヒロインのニーソックスの、絶対領域のあの感じ、これも繊細な神経が無いと駄目。

 ツインテールの、微妙な、最高のバランスの取れた長さ、頭との位置関係、等々。


 ストレス耐性が一線越えて高いと、どうでも良いと思える事は多い。

 だが負荷じゃ無く、このような娯楽は、どこまでも研ぎ澄ませるものだ。

 痛みを麻痺させる事はできる、

 だが、快楽は麻痺させる、鈍化させない事もできるという事だ。


 俺は痛みに強い、我慢をする必要が無いレベルで、鈍化、麻痺している。

 だが面白い小説を書きたいと思っているのだ。


 温室で育った、クソ詰らない小説を超越する、真に面白い物語の世界を想像創作したいのだ!

 

 俺は灼熱の戦場を望む、生存本能を無上に刺激し、研ぎ澄ますような、

 今流れる世界をスローにさせるような、圧倒的な命の危機的状況を味わいたい、

 そう、それは絶対的な、人間が理性や本能で拒絶するレベルの痛みだ、それ以外の何かだ、

 この世界における、理不尽や不条理、不合理や不効率、激情を醸すような、感情の無限源泉を創造したいのだ! 

  

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