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花さんと僕の日常   作者: 灰猫と雲
第一部
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彩綾の章 「第五走者」

あの時も確か曇りだったっけ?

小学校最後の運動会、私とタケルと秋は赤組のリレーの選手だった。

白組には学校で一番足の速い三上くんっていう男の子がいて、練習の時には決まってその子に抜かれ赤組は負けていた。当日も白組の勝ちだと生徒みんなが思っていたよね。赤組のリレー選手の私でさえそうだった。秋とタケルは違ったのかな?

ねぇ。2人ともあの時も誰かのために走ってたの?

私は自分のためにすら走ってなかったよ。

ただ周りの女子より足が速かったからリレーの選手に選ばれたからってだけしか走る理由が見当たらなかったよ。

だから今なら私速く走れるような気がする。

今の私はきちんと走る理由がわかってる。

乃蒼のため、自分のため、それからこの混合特進組なんていうふざけたチームのためにっていう理由がちゃんとある。

だいたい何?この合同って。そもそも雪平くんが来ても9人しかいないって何なの?秋じゃないけど特進って一体どんだけバカの集まりなの?

そんな私も、秋も、乃蒼もタケルも野島さん達もそのバカの集まりに所属してるんだけどね…。

けど胸を張って言える。

この9人は絶対にバカじゃない。私は特進の中にいてズバ抜けて勉強が出来るわけじゃないけど、英天の乃蒼、国天の秋、三天の雪平くん、そして五天の野島さん。2学年全ての天の字がここにいる。

だから言うなればここにいない特進のバカ達の方がマイノリティだ!

あ〜、ごめんタケル。4位でバトンを渡すことになりそうだよ。前の人、転んでくれないかな?って、三上くんでもあるまいしそうそう転んでなんかくれないよね?笑

「行っけぇ!タケル!走れぇぇぇ!」

1位でテープを切るあの時のタケルはカッコ良かったなぁ。

もう一回、あんな姿みて見たいな。

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