プロ―ローグ
魔法っていいよね?
俺は白い部屋にいる。
なんか巻き込まれ系の人が良く訪れるそれ。
どうせここで神様が現れることだろう。
「ごめんねー☆勇者の相手してたら遅く名ちゃった。テヘッ☆」
なんかキモイのが現れた。
見た目からしてチャラい。取りあえずこの感情は読み取られていることだからあえて暴言をはこうと思う。
何なんだこのハゲ。ハゲの癖にグラサンに黒い帽子だぜ?僧でもやってろ。ってかなんだよ勇者召喚に巻き込まれそうになったから全力で後方に回避したのに車にひかれるって。どうせ俺の体は勇者スペックのよう体じゃなったけどさ。もう死ねよハゲ。背中の羽的に上級神みたいだけどさ、なんなんもしかして俺は普通あのまま転生される予定だったのか?髪も万能じゃないんだな。ってあれ?
「グスッ」
なんか泣いてるよ。中年爺にしか見えない禿が泣いてるよ。
「誠に申し訳ございませんでした。このハゲがあなたのような一般人に危害を加え命を奪うなどの危害を加えてしまって」
なんかめっさい綺麗な天使が現れた。
だがアイツと比べるのはあいつに失礼だろう。うん。
んで、俺は転生されちゃうパターンなの?
「はい。身体能力そこそこ。魔力平均の3倍。魂の記録及び、どのような攻撃にも耐えられる片手剣が一振り。その他ランダムが特典として送られます」
魂の記録以外はわかるのだが……。
「はい。魂の記憶とは、あなた自身が経験し、習得した数々の技能、能力が使うことができます。ちなみにご自身でパスワードを決め、そのパスワードを入力しないと能力は使えないようにロックすることもできます」
なんか便利だな。
転生先って決まってる?
「はい。あなたが巻き込まれそうになった勇者と同じ『フェブスノーデンク』となっております。これはあなたが元々勇者に巻き込まれていく予定の地です」
…フェブスノーデンク、か。
たぶん大丈夫だ。魂の記録にはロック付きで。
「ではパスワードを」
―――で。
「了解しました。ではハゲ起きてください」
「まったく神の扱いがなってないな。たっぷりお礼はしておくから」
……ほどほどに頼む。
「了解。じゃーね☆」
――― next ―――
こんにちは!
羽雁です。お粗末な作品ですが見てくだせぇ。