天下泰平は誰がために
陽がゲームの説明をします
実際にはなにかの比喩ですがゲームに置き換えてます
そしてあんまし練ってないので冗長になってます
ごめんなさい(天の声のひとより)
「って、またスマホゲームとして話すの?
天の声さん
なんでそんなにオブラートに包むのさ
わたしとアキちゃんのはなし
ここでしかしないし、天の声のひとさんの作品、
申し訳ないけど、世間に影響与えるほど多くのひと、
みてないよ」
[…うぅ 陽くーん…
ハッキリとそんなこといわれると
なかなかつらいよ
たしかに当時、かいた当初からしばらく
誰もみてくれてなくて、相当へこんだよ。
内容的にも敬遠されるネタなのはわかっていたけど、
できるだけ軽い内容にしたし、
ショートショートなら、少しは読んでもらえる
と思っていたんだけど、
だれもみてくれていないのはね。。
それでもね、何かがきっかけで当事者たちの
関係者がみてくれたらいいなと思うんだ。
今回のもそう。
わたしは思ったことをいうだけで、
そういう才覚を持ち合わせてないけど
バイタリティがあってひとのいたみがわかって、
ものごとを大局的に判断できるひとが、
わたしのことばをヒントに少しでも影響をうけて
もらえたら、それだけで幸せで本望なんだ。
一方で、あんましよくない関係者たちがみて、
わたしを消しにきたらどうしようって思ったり。
一般的なことかいてるだけだし、
差し障りない内容どけど、
万一何かあったらいやじゃない?
だから、なにかいわれても
『いやいや、これは単にあるゲームのはなし
してるだけだし、異世界の絵空事ですから、
気にしないでくださいよ』っていえるようにね…]
「もう、ほんとにそれこそ絵空事だよ。
そんなに気になるなら書かないほうが
精神衛生上いいんじゃない?」
[えーそうなんだけど…
でも、やっぱり、よい世の中になってほしいと
思うよ。
それに、だれかの共感をよべて、ほんとにわたしの
考えが採用されて、それが支持されたら、
大袈裟だけどわたしが生まれてきた意味は
これなんだって満足できるのね。
だからやっぱり思ったことは書いておきたいし、
一方で怖い思いもしたくないんだ。
わがままで、ごめんね陽くん…]
「わかったよ。
…はい
ということで、はじめるよー
アキちゃんおまたせ」
「わたしはなにも待ってはいないんだけどね…
で、ゲームのはなしをするのね」
「アキちゃんもやさしいね…
うん、ゲームのはなし
前作と同じで〈天下泰平は誰がために〉ね」
「ハルはゲーム好きで
ゲームのはなししたいのはわかるの。
だけど、また前回と同じゲームなのね。
ハルは以前も酷評してたけど、
この〈天下泰平は誰がために〉に
そこまでこだわっているのはなんでなの」
「わー
アキねぇさん、ナイス切り返し。
さすがに社会人なんだね
そうだね
このゲームはつまらないから
本来ならきりすてたいし、無視したいよね。
現に、多くのひとは見放してしまったゲームなんだ。
だけど、わたしはこのゲームって大きなテーマを
もっていると思っていて、みんなでこのゲームを
よくしていくことで、いろんなことが
変わってくるような気がするのね。
だからわたしはこのゲームを見守り続けたいし、
みんなが楽しく参加できるゲームにしたいんだ」
「おー
なんかハルのまじめな顔を久しぶりにみたかも。
わたしもね、このゲームは無視してはいけないし、
変え続けないといけないと思ってるよ。
サ終したら、たいへんどころではないしね」
「うん、だから、みんなでいろんな声をかけたり、
参加したり、なんなら仕組みを大きく変えると、
このゲームってもしかしたら劇的にかわるかも
しれないんだ」
「おぉー
パチパチパチ
そだねー」
「このゲーム〈天下泰平は誰がために〉って
題のとおり、誰のためにこのゲームを継続するのか、
そこから見直したほうがいいと思うんだ。
いろいろな立場のひとや団体がそれぞれ違う視点を
もっているし、目指すことが違うから、
いろんな理不尽なできごとが起こるよね。
このゲームをするプレイヤー
このゲームの開発した当初のひとの思い
このゲームのなかのヒトや団体の目指すこと
このゲームのなかのヒトや団体に期待するひと
それぞれが違う視点で動くし、
それぞれか違和感をかかえているから
このゲームはすかっとしないの」
「ハル
このゲームのこと
知らない人がたくさんいるよ
あらためて簡単にこのゲームについて
説明したほうがいいんじゃない?」
「あ、そうだねアキねぇちゃんありがとう。
…そうだね。
このゲームの題名のとおり
いろんな駆け引きをしながら
最終的には天下泰平になればいいというゲーム。
だけど、さっきいったようにみんなが違う視点を
もっているから、
『天下泰平とはなに』の最大公約数をみつけるのが
むつかしいと思う。
マルチエンディングというか、
終わり自体が設定されてないと思うんだけど、
それでいて、急に終わりを迎える可能性もある
っていう不安定さも怖いんだよ。
プレーヤーはじぶんの立ち位置を自由に
設定できるし、どこ立場からでも始めることは可能。
だけど、基本的にはチーム戦だから、
じぶんの考えがダイレクトにゲームに反映
できないんだ。
面倒なのはチームの考え方に従うから、
たとえば違うことを進めたくても進められない
もどかしさがあるし、
仲間に足をひっぱられたりするの。
特にチームの代表になると
仲間内のあしのひっぱらあいも多くなったり。
これだけきいていると、やりがいはありそうだけど、
制約が多いのと、おそらくチーム戦というのが
影響して、全体の動きが遅いの。
なにより、プレーヤーの考えが反映されないことが
多いからストレスしかないゲームなのかな」
「そんなゲーム
だれもやりたがらないよね」
「確かにやってもつまらないから、わたしは実は
このゲーム自体はあんまし、やりたくないけれど、
普段のリアルの生活にも直結するから、見守ったり、
声をあげないといけないんだ」
「え、ゲームだよね
なんでリアルな生活に直結するの?
なんで?」
「アキちゃん
そこはスルーしておいてね…
天の声のひとー」
[はい、いまのアキちゃんとの発言はカット。
先にすすめちゃおう。
陽くん
なかったことにして
ゲームの説明続けて]
「はーい
こういうときは天の声のひとは便利だね
ということで…」
「なんだよー」
「アキちゃん
ごめんね⋯
えっと、ゲー厶はマルチ画面になってて、
JPNステージとWorldステージがあるんだ。
基本的にはJPNステージでのプレイなんだけど、
たまにWorldステージにも参加できる感じ。
このときおり参加できるチャンスに
ちゃんと参加して、よい影響を与えないと
いけないんだ。
Worldステージには、独特のキャラがたくさん
いるし、コントロールできなくて勝手に動くから、
そのままにしておくとどんな方向にいくか、
予測つかない感じ。
JPNステージはWorldステージより、
いろいろ動かすことができるけど、
チームの考え方に左右されるし、同じチームの
ひとにも邪魔されるからこれまたなかなかなのさ。
いまのままだとプレーヤーが影響与えにくいし、
思いと違う方向で進むことが多いから
より面白みがないゲームなんだよね」
「⋯ねー天の声のひとー」
[陽くん
そんなにわたしにふらないでよ
わたしは、そもそも陽くんや亜季ちゃんの
親みたいなものなんだよ。
ふたりを見守りながら、
たまにはなしの展開を助ける役目みたいな。
だから一緒になって、
こんなに喋るのはおかしなことだと思うよ]
「なに、今更いってるの
今回、どちらかといえばアキちゃんより
しゃべってるくらいじゃん
わたしたちも、その都度、上を向いてしゃべるのは
めんどうだから、ここにおりてきなよ」
[あ、こら、陽くん、ひっぱっちゃダメ
あ、あ、あ⋯⋯]
ここまで読んでいただきありがとうございます
まだまだ本題に入らないはなしでごめんなさい。
そして今回はなにやら天の声のひとがひきこまれそうです。。