表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〔改訂版〕ジュラシック・テイル ~猫耳転生と恐竜少女~【異世界だと喜んでたのに実は白亜紀の地球でした!?】  作者: 幸運な黒猫
world:05 あの嘘この嘘ヤツの嘘

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/202

第68話・マジもんの?

「アンジー、よい案ある?」

「あるにはあるけど、さすがにこれはちょっと……」


 なんだろう? アンジーが躊躇(ちゅうちょ)するほどの作戦って、よほど凄い戦略があるのかな?


「南は一旦無視して、全員で北に行く」

「ふむふむ。その作戦でなにが引っかかるの?」

「私と八白さんが協力体制にあるって事は、ここにいる恐竜人(ライズ)しか知らないでしょ?」

「まあ、今決まったばかりだしね」

「北に二つの集団。こちらも二手に分かれる。この状態でもし私がミノタウロスかドライアドと遭ったらどうなると思う?」

「あ、そうか……うっし~((ミノタウロス))部長((ドライアド))もアンジーは敵だと思っているんだ」


 砂浜での戦いのときも、アンジーが姿を見せたらいつの間にかドライアドたちの姿がなくなっていたし。


 特にミノタウロスたちはアンジーがここに来ている事すら知らない可能性がある。


「そうなるとさ。ベストなのは私が魔王軍と戦っている間に、八白さんが恐竜の保護とミノたちとの連絡ができれば。ってことになるよね」

「でもそれだと、アンジーは仲間が増えないんじゃ?」

「でしょでしょ? だからどうしたらいいと思う? 八白さん」

「ったく。あんたどんだけ恨み買ってんのよ……」


 ウチが全員ライズ化してからアンジーに渡すってやり方もあるけど、なんか恐竜人(ライズ)たちを物扱いしているみたいで嫌なんだよね。


「とりあえず……北のどちらかに当たりをつけて、アンジーもウチも一旦そちらに行くってのは?」

「ああ、なるほど。最初に遭遇したのが誰かで次の手を考えるのね」

「飛べる()と、あとキティちゃんに斥候を頼んで隠密行動で行こう」


 作戦とは言えないような内容だけど、やることが決まったら行動は早い。アンジーは一旦自陣に戻ってから現地で合流する手はずになった。


 急を要する事態ではあるけれど、ウチとしては、次はどんな恐竜人(ライズ)に会えるのか楽しみでもある。


 そういえば、ドライアドたちと戦ったあとに見つけた、あの“ちっこかわいい鳥”は元気だろうか? 


 ……近づいたら飛んで逃げてしまったのだけれども。


「あの鳥さん、色鮮やかで綺麗だったな~。また会えるといいな~」


〔八白亜紀、ちょっとよいですか?〕


 ん? なんか女神さんが物凄い真剣な顔をしている。


「ほいほい、なんぞあったん?」

〔アンジュラ・アキ、初代(はつしろ)新生(ねお)両名の経歴を調べてきました〕

「このタイミングでかよ。聞きたいような聞きたくないような……」





 ――女神さんから聞かされた話は、ウチが思っていたよりもずっと重かった。正直、聞いてしまってちょっと後悔している。


 “アンジーが(あらが)った理不尽”や“初代新生が絶望した裏切り”は、もしそれがウチだったらと考えると、とても耐えられそうにないものだった。


「マジか……なんかウチ、初代新生(あいつ)に辛く当たりすぎたかな?」

〔そうですか? 当然だと思いますが?〕

「そう言うなって。他人に対して攻撃的だったり勝ちを焦ったりしたのは、母親を助けたい一心だったんやな……」


 その時のウチは、許す許さない以前にいたたまれなくなってきてしまい、彼女に対して申し訳ない気持ちが先に立っていた。


 に、しても、だ……。


 「あいつマジもんのJKだったんか。ジュライチ来たわ」


 でもまあ、戦い方や戦略性の無さが理解できた気がする。そんな事に女子高生がくわしいはずないもんな。


 ウチだってゲーム知識で戦っているようなものだから大差はないけど、それでも力押ししかできないのは勝負において致命的な弱点だ。


 ……若さゆえってやつ?





「じゃあみんな。遠征組と拠点組の人をわけるね」

「よっしゃ~腕がなるぜ!」


 気合十分のティラノ。しかしすまぬ、今回は……


「まず拠点に残る人だけど。まず、なにかあったときの戦力としてティラちゃん」

「え~、亜紀っち俺様が留守番かよ~」

「まそう言わないで~。ガイアちゃんを頼むよ」

「ああ、そうか……仕方ねぇな。ルカ、遠征は任せたぜ!」

「了解っス!」


 だからなんでそこで脱ぐんだこの娘は~。


 はっ、もしかして気合が入ると脱ぐのか? いや、むしろ気合を入れるために脱ぐのかもしれない。


 ……って、それがわかった所でどっちにしても脱ぐんだからどうでもいいか。


「ガイアちゃんは、ここでしっかり体力回復していてほしいんだ。そして体力のケアができるミアぴもティラちゃんと一緒に防衛お願い」

「亜紀ぴ、りょ。ちゃけばヤバ気だから気をつけてね!」


 本音を言うと、ラミアを魔王軍と戦うのが前提の遠征に連れて行くのは抵抗がある。本来は白亜紀(ここ)にいるべき娘じゃないんだから。


「ベルノもガイアちゃんを看ていてあげてね」


 ガイアにペインスローは効果がないけど、まあ、俗に言う精神安定剤だ。そしてなにより、防衛組にはベルノシッター・ティラノがいるのだから。


「わかったニャ!」


 短い手を真っすぐに上げ、小気味よい返事をするベルノ。このまま素直な娘に育っておくれ。母ちゃんは願っているぞ~。


「そして残りが遠征組なんだけど。タルボちゃんとプチちゃんは、場合によってはアンジーチームに合流してもらうかもしれないから、そのつもりでよろしく」

「了解ですの。でもわたくしでよいのでございますの?」

「もちろん。向こうには顔なじみ多いからルカちゃんが行くよりやりやすいでしょ」


 まあ、本音は……ルカは向こうでも脱ぐから。間違いなく。

ご覧いただきありがとうございます。


「この作風嫌いじゃない!」という方いらっしゃいましたら、このあとがきのかなり下にある☆☆☆☆☆で応援していただけると嬉しいです(下にずんどこスクロールお願いします!)

ブックマークやランキングボタンをポチっとして頂けたら、涙流して踊ってしまうかもしれません。Shall we ダンス?

是非是非、続けてご覧いただけると幸いです! 


無断転載・引用禁止。

表紙及び作中イラストはNovel AIで生成後、加筆修正して仕上げており、著作権は作者に帰属しています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ