プロローグからの冒険者
頑張って書きたいと思います
俺の名前は神無月翼だ。
突然だが俺は学校でいじめられている。
今もそうだ。
「おい無能!お前先公にイタズラしろよ!」
「そーだそーだ!」
今俺にそう言っている奴の名前は、肘森大輔と森田明彦だ。
こいつらはいつもそうだ、いつもいつもいつもいつもいつも俺の事をそう言って虐めてくる。何度自殺を考えたか…何度こいつらを殺してやろうか。何度も何度もいつもいつも思っている。だがいざ実行すると無理だ。死んだ母親、父親、妹に顔向けができない。自殺は何度も実行しようとした。そのおかげで手首はいつも血の染み込んだ赤黒い包帯をつけていた。だが神様はそれを許してくれなかった。いつもいつもいつもいつもいつも失敗だ。大輔と明彦を殺そうと思った。だがダメだ。人を殺すことに対しては抵抗がない。だが、家族にやめろと言われているようで何もできなかった。
「やめてくれ…」
「おいおい!何だよこいつwwww」
「「「「「きゃはははっははっはっはっは」」」」
クラス中に笑いが起きる。
あぁ、世の中は不平等だ。いつもいつもいつも…俺の大切なものを奪って行く。
だが、一つ奪えないものがあった。それは俺が親から引き継いだ遺伝子だ。俺はこの世の中ではイケメンの部類に入る。もともと両親ともにモデルの会社を設立していて二人とも日本ではとても有名人だったし、美顔だった。それが故俺が小学校の頃に両親のことを嫉妬していたモデルが親のことを殺した。そして、俺は名字を変えられ、一人暮らしをしている。虐められているのはこの顔のせいだった。だが俺はこの顔を嫌いになったことが一度もない。親は大好きだった妹も大好きだった。妹は事故死だ。それも小学校の頃だ。まぁ、妹のことはいい。思い出したくない。話が逸れたが、顔がかっこよくスタイルもいい、それだけの理由で俺は虐められている。だから俺はこいつらに復讐するためにモデルになって暴露してこいつらの人生をぶち壊す。それが俺の人生だ。俺の生きる意味だ。俺はいつも虐められる度このことを、自分のすべきことを思い出す。あぁ、皮肉だ。なぜ俺だけが?なぜ?なぜなぜなぜなぜ。なぜ?そうだ、神様を殺そう。俺をこんな運命に導いた、この世界を作った、神様を。そうだ。うん。それがいい。俺がそう心に誓った瞬間、教室の床が光った。
「うわっなんだよこれ!!」
「きゃあぁぁぁ」
「逃げろぉぉぉ」
そう騒いでいたら、俺たちは見知らぬ場所へといた。
「おぉ、勇者召喚ができたぞ!」
「おおおお」
「これでこの国は安泰だ!!!!!」
「は?」
は?勇者?なんだよそれ、それにここどこだよ、タチの悪いドッキリだな。どこのモニ◯リ◯グだよ。
「え!?ここどこ??」
「うぅ…泣」
ざわざわ…
そりゃそうなるよな。でも泣くってwはっずかしwww
そう考えていると、図太い声が聞こえた。
「ようこそおいでくださった勇者様方!突然で混乱しているだろうが、どうかこの国を助けて欲しい!そして他の種族を滅ぼして欲しい!」
とそこでまた低く男らしい声が響く。
「おい!あんたここはどこだよ!教えろ!」
そう。肘森大輔だ。俺が復讐する奴らの一人だ。こいつが一番憎い。
「貴様っ!陛下に向かって何を…」
「良い!ここはアシュトロ王国だ!今我が国は未知の危機に瀕している。だからそなたたちを勇者として召喚し、この国を救って、他の種族を滅ぼして欲しい!」
「…ちょっと考えさせてくれ」
そして、肘森大輔は俺たちへと近づきヒソヒソと話す。
「どうすればいいと思う?俺は断ったら何かされそうで怖い。だからこいつらのいいなりになろうと思った。それに俺らのことは勇者と呼んだ。だから、変な待遇はされないだろう。」
「うん。私もそうするべきだと思う。」
「私も!」
「俺もだ!大輔!」
はぁ、こいつらには心底呆れる。バカはバカらしくドッキリとかいう可能性を考えておけばいいのに…ま、俺には関係ないけどな。
「陛下。私たちは勇者としてこの国に貢献したいと思います。」
「おお!そなたらなら必ずそういうと信じておったぞ!うむ!それでさっそくだが、いまからステータスを確認する。セバスよ、ステータスプレートを50枚持ってこい。」
「承知しました。陛下。」
「すいません陛下、ステータスとは何でしょうか。」
「ふむ、説明しなければならんか…わかった。説明しよう。」
はぁーあ。ステータスって文字から分かるだろ。そのままの意味で自分の能力値のことだろ。てか大輔のセリフくっさ。臭ってきそうだわ。それでステータスプレートはその能力値を表す板なんだろ。はぁ、これだからいじめることしか脳のない阿呆どもは恥を知れ。ジャパニーズの恥だ。因みに俺の仮説はあっていたようだ。それに加えてこの世界では、スキルというのがあり、生まれつきある固有技術と努力を積み重ねることで手に入れられる新生技術がある。まぁ、理解した。異世界かここは…(遅い
「まぁこんな感じだ。」
「わかりました。陛下。」
と説明を終えたらセバスと呼ばれた男がたくさんのステータスプレートを持ってやってきた。
「いまから皆様にステータスプレートをお配りします。その板に表示される数値は皆様方のステータスです。一般的に、固有スキルは一つか二つ。新生スキルは皆様方は0でしょう。」
と説明を受けつつステータスプレートを手にした。
名前:神無月翼
職業:錬金術師
Lv:1
攻撃:99999
防御:99999
俊敏:9999999999
魔力:9999999999
装備:終焉の刀・断罪の刀
固有技術:神生魔術・擬装・鑑定・神化・魔化・獣化・竜化・刀術・七つの大罪・神々の幻想郷
新生技術:異空間(無限)
称号:神を呪いし者・復讐者・七つの大罪の持ち主
神生魔術・・・何でも作り出すことができる。例えば神をも恐hんhじゅ
神々の幻想郷・・・異空間を作り出しそれを支配する。
擬装・鑑定・・・その名の通り、擬装をし、鑑定をすることができる
神化・魔化・獣化・竜化・・・それぞれの魔獣に変身することが可能
刀術・・・剣術と素早さを極めたもののみ現れる固有技術
七つの大罪・・・kqgvkwじぇgるgcbwぃえうrこr;‘えおjす
神を呪いし者・・・世界に、神に、恨みを持っている者のみが持つことができる称号
は?なんだこれ、めちゃくちゃ強いじゃないか、こんなのチートだろ。しかも文字化けがひどい。とりあえず、擬装しておくか
名前:神無月翼
職業:錬金術師
Lv:1
攻撃:50
防御:50
俊敏:100
魔力:100
装備:なし
固有技術:錬金術・剣術
新生技術:異空間(10kg)
称号:なし
まぁこれが妥当だろう。俺が最強だってバレたら…復讐が楽にできなくなるからなぁ??ははっ
「うむ、確認できたであろう。ではそなたから余に見せるのじゃ。ではそこのお前から。」
「はい。わかりました。」
と肘森大輔。
名前:肘森大輔
職業:勇者
Lv:1
攻撃:300
防御:200
俊敏:150
魔力:200
装備:聖剣エクスカリバー
固有技術:聖剣術・聖魔法
新生技術:異空間(10kg)
称号:異世界から召喚されし勇者
「「「おおおお!!!」」」
「ふむ!やはりそなたが勇者であったか!!余はわかっておったぞ!」
「は!ありがとうございます!陛下」
「うむ」
…え?雑魚すぎじゃね?wwでもこれってこの世界だと強い方なのかな?知らんが、こいつが勇者様だというなら本当の雑魚だな。復讐しやすいなぁ!!ははっ!こいつらを復讐したら神を殺しに行こう!…うーん、だが、この世界のことも楽しみたいなぁ?冒険者とかないかなぁ?あったらなりたいな!(ワクワク
そうこう考えているうちに俺の順番が回ってきそうだ。
「次はそなたじゃ。」
「はい!わかりました!」
と俺の前はこいつだったのか森田明彦(笑)
名前:森田明彦
職業:賢者
Lv:1
攻撃:100
防御:200
俊敏:50
魔力:350
装備:いにしえの杖
固有技術:賢者の知恵・2属性魔法
新生技術:なし
称号:賢者・異世界から召喚されし勇者のお供
「おおぉ!そなたが賢者であったか!うむ、魔法使いは決まったな!!」
「ありがとうございます!陛下!」
はっきり言ってどいつもこいつも雑魚だ。
「次はそなたじゃ。」
「はい。」
「ん?なんじゃこれは…そなたは勇者なのか?称号に勇者はないぞ?」
やっべっ。そういえばこいつら全員共通点があって全員異世界から召喚されし勇者のお供とかあったな…ちっ
「すいません。私にはなにもわかりません。」
「そうか…セバスよ、このものを死刑じゃ。悪いな若いの、この国は実力主義なんじゃ。」
「…え?」
まぁ、全部わかってたんだけどね、俺が異世界から転生されし勇者のお供の称号をあえてつけなかったのは、絶対死刑か追放令が出るからと予想していたからな。
「一つよろしいでしょうか。」
「ふむ、遺言か?それなら聞いてやるぞ。」
「いえ、この世界に冒険者は存在しますか?」
「…ほう、まぁいいだろう、おるぞこの世界にはな、魔獣がいるからそれを殺すのが冒険者の務めじゃ。ほかにはあるか?」
「はい、最後に一つ。俺はお前を殺しにくる。そして勇者と呼ばれたお前らもな。」
「「…きゃははははは!!」」
まわりの勇者(笑)達は大声を出して笑っている。くくくっお前らのその素晴らしい笑顔をつぶしたくてたまらなくなるよwwま、2名笑ってない奴がいるんだけどねぇ…
「セバス!!即刻死刑じゃ!!」
「わかりました、陛下」
とセバスがいつのまにか持っていた剣を振り上げ俺に向かって振り下ろす。
その瞬間俺は擬装を使い俺の分身を虚空に出し俺は神々の幻想郷を使いその中に入る。その動作を光の速さで行い、まるで本当に俺がセバスとやらに殺されたかを装った。そしてしっかりと抜け目がないように、擬装で忠実に人間を作った。
くくくくっ我ながら完璧だな。これで楽に復讐ができる、だが最初は俺が死んだという優越感に浸らしておこう…俺が現れたときの顔が見て見たい…ふっ…まぁまずは冒険者になるために街へ向かおうかな。
そう思い幻想郷からの扉を開けた。
いつか異世界転移してやる。