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僕の証  作者: 錦華鳥
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序章

初投稿です。どのくらい書けばいいのかわからないので、短かくしました。短過ぎる可能性大。

現実世界のつもりです。

…特別、不幸だったわけではない。どちらかといえば、幸せだった。特別、嫌われていたわけではない。どちらかといえば、好かれていた。特別、頭が悪かったわけではない。どちらかといえば、成績は良かった。ならばこの虚しさはどこから来るのだろう。一人になると考えずにはいられない。いつもそうだった。何もしていないのに、褒められた…

そんな私こと、田中悠太郎は今日もワンルームマンションの、まだ白いベットから起き上がった。手早く朝食を用意し、大学への支度を済ませる。このサイクルも、随分と手馴れたものだ。少し黒く焦げたトーストを黙々と食す。もう味なんてわからない。

20分前には教室に入る。大講義室の右端の後ろから6段目、扉からの近さと黒板の見易さを兼ねた座席を確保するためだ。やはりノートを取る講義は自分で書くべきだろう、手で覚えることは効率がいい。次は空きコマだからベンチで眠ろう、そんなことを考えていたら授業が終わった。

全ての授業が終わった瞬間、最短の帰路を急ぐ。サークルやバイト等の集団には所属していない。独り薄化粧な並木を通り抜け、スーパーで夕食の材料を探す。今日は秋刀魚が安かったので、酢橘と一緒に買うことにした。他のオカズは昨日の残りがある。

夕食の片付けを終えれば、明日の授業の予習を残すのみだ。予定通りに進まない講義に苛立ちながら、青いシャーペンを走らせた。これで今日する『べき』ことは全て終わった、時刻は21時半を過ぎたところだ。

こんな生活をもう1年半位は続けている、長期休暇時は授業が読書に変わるだけだ。常に規則正しく機械的で、感動することもない生活。『楽しい』なんて最後に感じたのは、いつのことだろうか。しかしそれを省みることはなかった。別に間違っているわけではないのだから。明日も、明後日も何年経っても同じような生活が続くだけだ。

この頃の私は、思っていた。この無感動で退屈な日々は終わらない、生きている限り続くものだと。これから世界に悲劇が起こることも、知らないでいた。


20XX年10月3日:地球は謎の光に包まれた。あらゆる地上の文明は、一瞬にして廃墟となった。また動物の多くが、その形跡を残さぬままに消えていった。

そして、私は生き残った。いや、生き残ってしまっていた。両手に微かな光を発しながら。

これが私の…いや僕にとっての『人生』が始まった、その瞬間だった。

私の拙い文章に時間を割いていただき、ありがとうございます。

ストーリーはある程度決まってます。主役が変われるのかどうか、見守ってやってください。

不定期です、ご了承ください。

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