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コミュ症日記  作者: 猫自慢


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42.ある栄養指導の話 43「コミュ症日記」Kさんとの再会

42.ある栄養指導の話

43.「コミュ症日記」Kさんとの再会


退院に伴い一人の栄養指導を受け持つ。

糖尿病内科の佐々木先生の話によると

その方は高齢で砂糖が大好きとの事。

先生より上手な砂糖の勧め方を紹介して欲しいとの事。

また先生より

「この患者、糖尿病の他に認知症を患ってて。

正直にいうと何処まで理解してもらえるか分からないか

家族がぜひ栄養指導を受けたいとの事だ。」

と言われた。


先生のいう通り正直に行けば認知症を患っている患者さんが何処まで理解してくれるか家族の要望であればやらない訳にはいかない。


栄養指導当日

「本日患者様の退院に向けて栄養指導をさせて頂く栄養士の新山です。

宜しくお願いします。」

患者の名前の方は橘 きくえ

80歳の女性の方だ。

杖をもってこちらに来た。

「こちらこそ、宜しくお願いします。」

もう一人後ろの方に恐らく孫か娘がほぼ年齢が私と同じくらいな女性の方が付き添いにやって来た。

付き添いしていた方の服装は昔部活の人が着ていた服装によくにている。

みずきは自分で描いたイラストをもって栄養指導を行っている。

昔小学校の頃漫画クラブに入っていただけあってイラストを描くのは誰よりも上手である。

「砂糖は食べたらいけないんですか?」



「あ、あのう。新山みずきさんですか?。」

その付き添いで来ていた女性が言う。

「はい、そうですけど・・。」

「何か、不安な事はありますか?。」

続けて私が言った。


私は医師からもらった資料をもとに付き添いの方の名前を確認した。

「たちばな、か・な・えさん。」

その女性の名前は橘 かなえ。

かなえは名札を見て驚く

「みずきだよね?」

みずきは驚愕して目を大きく見開いた。


橘 かなえ

コミュ症日記のKさん

高校時代同じ部活の同級生。

みずきが高校時代唯一話す事が出来た同級生。


「かなえ!」

「やっぱりみずきじゃん」

「久しぶり」


二人してびっくりする。

 

「こんな偶然あるんだね。」

「元気にしてた。」


別れ際にかなえが言う。

「そう言えばみずき高校の時と電話番号変わった?」

「いや。変わっていない。」

「そうなんだ。私も変わっていない。

 もし良かったらまた電話していい。」

「いいよ。」


驚き驚きそこからはきくえさんには申し訳ないが栄養指導よりもよりもだった。


~またこれは余談である。~

みずきはかなえとあったのを偶然の出会いと思っていたのかもしれないが決して偶然ではなかった。

かなえはみずきに会いたくてもしかしたらと思い栄養指導をお願いした。

いわば必然の出会いである。

かなえについて・・・・・・

この真実が分かるのはもう少し先の話である。

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