29.一人きりの高校生活
高校三年生になると本当に人と話す事がなくなった。
誰とも友達がいない。
全くクラスに馴染めない。
いわゆるひとつの浮いているってやつだ。
小学、中学の頃は例え集団の話についてこれなくても何とか傍にいようと努力をしていた。
できるだけ誰かと一緒にいようとしていた。
マウンティングの最下位となっても一人になる事を避けようとしていた。
只高校三年生頃になるとそれをするのも嫌になった。
何かそんな事をしてまで誰かにくっつくのが馬鹿らしく感じた。
何か正解が分からない。
例えみにくいアヒルの子になっても誰かとひっついた方が良かったのか?
一人になっても自分のプライドを優先すべきだったか?
何が正解は分からない。
けど私は私のプライドを選んだ。
高校三年生二学期になると本当に話す人がいない。
周りの会話についていけない。
周りの会話が雑音に聞こえてしまいには騒音に聞こえる。
50分授業が終わるとたいてい10分間休憩となる。
その間私はトイレに行きその後椅子に座り本を読んでいた。
誰とも話す事なくずっと本を読んでいた。
本を読む事で寂しさのバリアを張っていた。
周りの人は私の事をどう思っていたのだろうか?
休憩時間では決まって一人で弁当を食べていた。弁当がない日は学生食堂まで行き一人で食堂のご飯を食べていた。
ご飯を食べ終わると一人自分の机に座って本を読んでいた。あるいは寝ていた。(正確にいえば寝たふりをしていた。)
周りはグループ皆で弁当を食べたり一緒に遊んだりしていた。
けど私はそのグループに入りたいとは思わなかった。
いや。ゴメン。
強がりだ。
入ろうと思っても入る方法が分からない。
私もその仲間に入りたい。
嫌・・・・でもやっぱりダメだ。
無理してまで入りたくない。無理してまで入るなら一人を選ぶ。
なんてアンビバレントな感情だ。
ちなみアンビバレントとは辞書で
「相反する感情や考え方を同時に心に抱いている」さまを指す言葉又はある
対象に対して肯定的な感情と、否定的な感情を同時に持っている場合という意味である。
高校三年生の夏休みが終われば部活が終わる。高校三年生一学期までは何だかんだいったて部活が終われば部活の皆と一緒に帰ったりしていた。
けどそれももうない。
学校の授業が終われば私は一人で学校を後にした。
一人で学校に行き
一人で授業を受け
一人で休憩時間を過ごし
一人でご飯を食べ
一人で帰った。
唯一誰かと話したっかといえば授業中先生に当てられた返事と答えぐらいだ。
そんな日が毎日続いた。
高校三年生の9月頃かなぁ~。
昼休憩時間。私はいつも通り机で本を読んでいた。
私の横の机にはさきちゃんとその他の仲間3人が机を囲んで話をしている。
別に聞きたい訳ではないがいやでも声が入ってくる。
ちなみにさきちゃんというのは唯一たまに話しかけてくれる人である。
「この前いった喫茶店のパンケーキ凄い美味しかったけどみんないかない。」
「え~。美味しそう。行く~。」
・・・この後さきちゃんから
「みずきも行かない?」
と誘われたらどうしよう。
っと一瞬考えた。
振られるのが恐くて私はそのまま机ごしで寝た。
てゆうか寝たふりをした。
でもそんなの私の考え過ぎだ。
もちろんその話しが私にくる事なんてない。
誰かがいった名言
「孤独というのは自分一人でいる時は孤独を感じない。
皆がいるなか自分しかいない。周りから誰も見られていない。
そんな想いを感じた時孤独を感じるのだ。」
誰かがいった名言が正しいとするならばまさに今の私は“孤独真っしぐらだ。
自分では大丈夫と思っていても精神的に病んでくる。
勉強の方も少しずつ成績が落ちてきたようだ・・・
精神の障害が行動の弊害に落ちてきた・・・




