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01.みずきの誕生

ここは小さな古臭い田舎町。

周りは山に囲まれておりある物といえば鳥の鳴き声と夜の綺麗輝く星ぐらいだ。


それぐらい何もない。


そんな古臭い田舎の海が見えるところに赤坂病院という病院がある。

いかにも小さな田舎町にある少し年期の入った中規模の病院であり夜になると薄暗くいかにも幽霊が出てきそうな病院である。

ここの4階病棟にある産科にてみずきは生まれた。

みずきは母親と父親、祖父と祖母と3人の子供の末っ子で生まれた。

父は自営業で服飾の仕事をしている。

母は主に専業主婦をしながら週末になれば時折父の仕事場にいき父の仕事のお手伝いをしている。

祖父と祖母は共に年金暮らし。

祖父は昼間からよくお酒を飲んでおり時代劇の再放送を見るのが好きだった。

祖母は以前保険会社に勤めていたが現在定年した後は自宅の庭を畑にしてトマトやナス等の農作物を育てるのが好きだった。

上には二人長男と次男がいた。

長男とは5歳、次男とは3歳年の差があった。

祖父と祖母そして両親が一緒に暮らしている。

祖母と母は決して仲は良くない。昔ながらの嫁と姑の関係みたいなものだ。

私から見てもお互いせまい心の持ち主の人達だ。せまい心の持ち主が一緒の箱(家)にいる。

しかも他人同士。


仲良くやれなんて無理、無理、無理。


みずきの母はあまり子育てに関心がない。

子どもが何をするのもほったらかし。

放任主義が一丁目一番地。

過保護に甘やかすとダメな子どもになるという考えを持っていた。

その為か子供の頃みずきはあまり親と遊んだ記憶がない。

別に虐待を受けて育った訳ではないが、

一緒に遊んだ記憶はない。


記憶がないだけで本当は一緒に遊んだんじゃないかと思っている読者もいるだろう。

けど私は母の性格を知っている。

間違いなく一緒に遊んでいない。

この真実に間違いない。


ただ私は自分の母を悪く描く気なはい。


古臭い田舎というのは時としてそのような慣習(過保護はダメ、放任が一番)がある。


古臭い田舎ならではのせまい人間関係でせまい価値観でせまい心せまい空間だ。

 

母親の事は好きでも嫌いでもない。


例えていうならばベビーシッターとその子供のような関係だ。


食べる事には困らなく最低限の事はしてくれる。


ただそれだけの事だ。


私にとって母はベビーシッターのような物だ。



もし宜しければ感想等宜しくお願いします。

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