表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/153

フィットネスクラブを体験しましょう

ε-(´∀`; )今日も更新出来た!

 さて、入館登録を済ませたシュバルツ様達。靴を履き替えて貰っていると……


「あー!やっぱり早く来たんだ」

「やはりシュバルツ様達でしたか……」

「お久しぶりでございます」

「はるばるお越しくださりありがとうございます」


 と商業ギルドメンバーが起きて来ましたねぇ。


「サムちゃん!会いたかったわぁ!」

「おお、サム。何か必要なものはないかい?」


 サムさんを見た途端に走りよるユーリ様とイクサ様。


「おや、サム元気だったかい?」

「よっ!サム元気か?」「サムちゃんお久しぶり」


 シュバルツ様とデノンさんカーヤさんもサムさんの周りに集まります。

 

 「あー!もう!母さんも父さんも爺ちゃんも叔父さん義姉さんも、わかったから離れてよ!」と恥ずかしそうなサムさん。


 なんかサムさんもあの中に入ると、子供みたいですねぇ。ってやっぱりサムさんの親族だったんですね。道理で皆さんエルフだから見目麗しい方々ばかりだったんですね。納得です。因みにお年は……聞かない方がいい方ばかりでしょうねぇ。


 「流石のギルド長もあの方々に囲まれるとまだまだですね」とベックさん。「やはり年季がものを言いますよ」とジョンさん。「いや、まだ比べられませんよ」と厳しいビルさん。皆さんなかなかに手厳しいですが、目は優しそうにその様子を見ています。


 しばらくエレベーター前でワイワイやっていると、当然人は集まって来ます。


 「デノン様!カーヤ様いついらしていたんですか?シュバルツ様、ユーリ様、イクサ様まで!」

 「まぁ!カーヤ様お久しぶりでございます!」


 おや、ヤンさんご夫婦も起きて来たみたいですね。当然お知り合いでしたか。キャシーさんも意外に顔が広いんですよね。


 「お!ヤン、相変わらず顔色が……悪くないな。どうした?」とデノンさん。当然ヤンさんは、この宿の素晴らしさを語ってくれます。実際目の下の隈がなくなったんですよ!いやぁ、なによりです。キャシーさんとカーヤさんも和気あいあいと語りあっている中、昨日実は泊まっていたこの人も。


 「げえ!デノン!いつ来たんだ!」


 嫌〜な顔をするブライト現冒険者ギルド長。逃げようとする所をクレアさんが襟首を掴んで捕まえます。


 「まぁ、デノン様、カーヤ様。お久しぶりでございます。また主人を鍛えに来て下さったのですか?」


 満面の笑顔で挨拶をするクレアさん。丁寧な言葉で話す姿は初めて見ますねぇ。やはりギルド長の奥さんだったんですね。


 この二人も輪の中に入り、デノンさんがスタッフとして滞在する事を説明すると、「俺の安住の地が……」と床に崩れ落ちるブライトギルド長。「そうですか!なんて心強い!」と心底嬉しそうなヤンさん。反応が極端ですねぇ。


 そんなこんなでいつの間にか女性陣と男性陣に分かれて話していると、ユーリ様とカーヤ様をキャシーさんとクレアさんがこのホテルをご案内させてほしい、と提案して来ます。有り難いですね。女性は女性同士の方がいいでしょうし、お願い出来ますか?ええ、今日はスタッフとしてではなく、僕の奢りで5人ともお客様として歓待させて頂きますから。


 「ではまずは喫茶店でお茶でもしながら私達なりにご案内致しますわ」「ええ、見どころいっぱいですのよ」とクレアさんキャシーさんが、ユーリ様とカーヤ様を2階にお連れして行きます。宜しくお願いしますね、お二人さん。


 さてこちらはまだワイワイやっている皆さんもいますが、そろそろ目的の新施設の見学にいきましょう。


 「えーと、皆さん歓談中に失礼します。そろそろこちらも新施設に移動したいと思いますので、興味のある方は是非エレベーターにお乗り下さい」


 僕の声にゾロゾロと移動して来る中「ん?また設置したのかい?」「ええ!いつの間に!」と驚く商業ギルドの面々に、「俺はいいって」「いいから行くぞ!」と未だ逃げようとする現ギルド長。デノンさんにガッツリ肩を組まれて連れて行かれてます。ヤンさんは「今日は仕方ないですね」と苦笑してますけど。


 エレベーターに乗り、初の地下一階へ。エレベーター初のシュバルツ様やイクサ様、デノンさんには、サムさんやベックさん、ヤンさんが説明してくれています。今回僕結構楽ですねぇ。


 ポーン……「地下1階フィットネスクラブでございます」と簡易AIが到着をお知らせしてくれます。


 扉が開くと受付カウンターに大きなモニターが僕らを迎えます。これは……もしや。


 プツッとモニターがつき、軽快な音楽と共にフィットネスクラブの設備の映像が流れ出します。そして……


 「ようこそグランデフィットネスクラブへ!オーナー、宜しければ私に名前をつけて下さい」


 来ましたよ。初期音声で僕に名前をお願いするAI。そんな僕の後ろでセイロンのみんながこんな話をしてます。


 「なぁ、今回の名前なんだと思う?」ハックさんがメンバーに問いかけると「ジム」と即答するヒースさん。「ええ〜ネスじゃない?」とケニーさん。「俺はフィットだな」と結構自信ありげにいうゼノさん。皆さん楽しそうですねぇ。でもその中で良いのありますね、と聞き耳を立てる僕。


 「ではフィットでどうですか?」

 「はぁ〜い!宜しくね!オーナー。私フィットが皆さんをご案内しますね!」


 名前をつけた途端に流暢になるフィット。今度はポニーテール姿の元気そうな女性が画面に映し出されています。Tシャツに短パン黒レギンスにスニーカーのフィットネスウェア姿です。


 「まずは利用出来るのはパスポートをお持ちのお客様だけ。受付の左右にある更衣室に続く扉の黒い魔石にパスポートをかざして下さい!」


 フィットの案内に従ってまずは入って行くパスポート持ち組。商業ギルドメンバーとシュバルツ様達は今日はオーナー権限で入室です。男性用は左ですね。


 入ると左右にロッカールームが設置されていて、中にはフィットネスウェアとタオルとスポーツドリンク、スニーカーが用意されています。大体一度に50人は利用できそうです。え?サイズですか?

これが凄い事に自動調整なんですよ!驚きました!


 楽しそうに着替えるシュバルツ様、イクサ様達。お手伝いは要りますか?と聞いたんですけど「大丈夫、大丈夫」とサクサク着替えていきます。個室あれば良いですねぇ。フィットに相談ですね。


 商業ギルドの皆さんも素早く着替え終わり、全員用意ができたのでいざフィットネスフロアへ!


 全面ガラス張りの広いフロアには機材がいっぱい。フィットによると「ランニングマシンから、チェストプレス、ショルダープレス、ロータリーシーソー、アブドミナルクランチ、ラッドプルダウン、レッグカール、レッグエクステンション、アブダクション、スミスマシン等取り揃えていますよ」とのこと。


 でも初めてこの機材を見る人達がどう感じるのか……


 「トシヤ……何だよ、この拷問部屋」


 ゼノさんが代表して言ってくれたみたいで、他のメンバーも苦笑しながら頷いています。……そうですよねぇ。いやぁ、僕でさえ圧倒されているんです。知らない人達はそう思いますよね。


 そこはこの部屋のAIフィットがそのままにはさせません!まずは一人一人にスマート端末を持たせて、カウンセリング。どこを鍛えたいのか希望を聞きます。そこで皆さん、ここは身体を鍛える所だとようやく理解したみたいですねぇ。


 スマート端末に誘導されてそれぞれマシンに向かいます。


 「結構!キツイ!」


 走りながらも話す余裕のあるハックさん。ハックさんは足を鍛えたいのですね。ご存知ランニングマシンを利用中。ヒル(坂)モードにして速度を上げて走っています。いやいや、キツイなんてものじゃありませんって。その隣で「はぁ、はぁ、はぁ」と適度なペースで走っているヤンさん。うんうん、これが普通ですよね。


 「ふん!ふん!ふん!」

 「くっそ!負けてられっか!」


 こちらはデノンさんとブライトギルド長。チェストプレスを利用中。大胸筋と三角筋と上腕三頭筋が鍛えられるものです。座って器具に背中をつけて、胸と手が同じ高さに調節した器具を前に出すもの。でもデノンさん、ブライトギルド長凄い!負荷を最大にして、その動きですか!デノンさん、動きと見た目とのギャップが凄いですねぇ。ギルド長ファイトォ!


 「これは面白いねぇ」


 シュバルツ様が乗っているのはロータリーソー。腹直筋と外腹斜筋が鍛えられるもの。見てると面白いですよ。椅子に座って両手は固定された器具を掴み、腰から下を回旋させるようにしてエクササイズするものです。シュバルツ様、腰大丈夫ですか?負荷が最大値に近い所になってますよ。「いやぁ、楽しい!」あ、大丈夫そうですね。


 「結構来ますねぇ」

 「くっ……まだまだ」

 「私だって!」


 商業ギルドメンバーが利用しているのはアブドミナルクランチ。ここには僕もいますよ!何せ腹直筋を鍛える場所ですから!目指せ割れたお腹!上部パッドを胸に抱え込み、すねの下側に足パッドを当てて、その状態で膝に近づけていくもの。重りを完全におろしてしまうと力が抜け効果が半減するため、おろすギリギリを繰り返すんですよ。結構負荷がきてます!うう、頑張りますよお!


 「うおりゃ!」


 こちらはスミスマシンを使っているゼノさん。ここは大腿四頭筋が鍛えられます。見た感じダンベル上げしながらスクワットするみたいなものでしょうか。ゼノさんも負荷がMAXです。何でしょう冒険者は皆Mなんですか?凄すぎますよ。


 あれ?人数が足りませんね。フィット?


 「はぁい!オーナー。今サム様、イクサ様、ケニー様、ヒース様は地下2階温水プールにて遊泳中よ!」


 あ!それも良いですね。僕も行ってみましょう。皆さんは?もう少し頑張る?そうですか。無理しないでくださいね。


 という事でやって来ました!地下2階!


 エレベーターを降りると受付があり、左右に男女別更衣室があるのは同じです。


 こちらのロッカールームは全室個室。中には全身タイプの水着が用意されています。勿論サイズ自動調節のものですよ。それにしてもこの世界、肌だし厳禁なんでしょうねぇ。ん?なにを期待してたんだって?仕方ないでしょう、僕も男ですし。ちょっと期待したんですよ、ケニーさんの水着姿。


 まあそれは置いといて温水プールフロアに入ると……


 ザッパ!ザッパ!ザッパ!と見事なバタフライを披露しているヒースさん?でしょうか。あ、また見事なターンですね。ケニーさんはクロールで優雅に泳ぎ、イクサ様は平泳ぎですか。


 皆さん泳ぎ上手いですねぇ……ってサムさんは?


 「あ、おーい!トシヤ君!こっち来たの〜?」


 声のする方向には浮き輪を使って泳いでいるサムさん。サムさん聞いて良いですか?その浮き輪どこから持って来ました?「ん?あったよほらそこ」指差す方向に、懐かしいビート板や浮き輪、大きな鯨の浮き輪があります。


 こ、これは!と早速僕も利用させてもらいます。え?泳げないのかって?泳げますよ、犬カキなら。まぁそんな事はいいのです。体操してしっかり全身運動して来ましょう!


 皆さん今日はしっかり身体動かしましたか?

 僕は十分この後動かしましたよ!


すみません。明日は更新不確定です……執筆時間が取れるかなぁ(^^;)


アクセスありがとうございます♪ゆったりまったり進む本作を読んで下さり本当にありがとうございます!皆さんに支えられて更新できています。が、明日は朝更新していなければ、更新無しになります。うう!途切れさせたくないから頑張りますが、一応不確定と言っておきますねf^_^;明後日は確実ですから!宜しければアクセスしてみて下さい(*´∀`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ