ビジネスホテル Aタイプを設置しましょう
(=´∀`)人(´∀`=)皆さんのおかげで目標の累計100,000越え達成です!ありがとうございます♪
皆さん、コンビニで凄く楽しんでいるみたいですし、僕は僕で本来の業務、宿泊施設の増設に行きましょうか。
「エア、僕の現在の魔力量は幾らですか?」
「現在のオーナーの魔力量はMP50,000でございます。今、ビニーがスタッフ登録を完了させ、ジークとドイルが正式なコンビニスタッフになりました。まずはスタッフルームの増設を提案致します」
ああ、そうですね。ええとスタッフルームは……《追加オプション》の【館内設備】 スタッフルーム MP20,000 (カプセルホテルAタイプベッド、サイドチェスト、トイレ付き)でしたね。スタッフルームは勿論作るのですが、先に気になっているこちらを優先しましょう。
《追加オプション》
【館内設備】
・ビジネスホテル Aタイプ シングルルーム MP25,000
(ワイドシングルベッド、電気スタンド、TV(館内Wi-Fi開放後使用可能)、湯沸かしポット、ミニ冷蔵庫、トイレ付き) NEW!
これ今日親父さんが泊まる場所としてランクアップさせていいかな、と考えていたんですよね。だって、キャンペーン中で一人分浮いたとはいえ、親父さん払ってるの二人分ですよ。ジーク君ドイル君スタッフになっちゃったし。
ってうわぁ!!
「おう、トシヤ。今度はどこに行くんだ?」
立ち止まって考えていたら、親父さんに背中をバンっと叩かれました。お、親父さん、加減してくださいよ…… 背中ヒリヒリします。
「親父さん、普通に声かけて下さいよ。今から客室を作りに行こうと思ってたんです」
「俺の泊まる部屋か?あいつらと同じ部屋じゃないのか?」
「親父さん二人分払ってるじゃないですか。同じじゃ申し訳ないですよ」
「ああ、あいつらスタッフってやつになったからか。ふむ、面白そうだから俺も行くぞ」
いや親父さん、普通について来る気満々だったでしょうが。まぁ良いですけどね。
ワクワク顔の親父さんを引き連れて、まずは起点となる休憩所へ戻ります。今は客室兼専属護衛部屋となっているカプセルルーム タイプAの通路の隣に、ビジネスホテルタイプを増設したいんですよ。まぁその辺はグランが上手く調節してくれるでしょう。
「じゃ、エア。ビジネスホテルAタイプの客室を設置してください」
「畏まりました。ビジネスホテル Aタイプ シングルルーム MP25,000(ワイドシングルベッド、電気スタンド、TV(館内Wi-Fi開放後使用可能)、湯沸かしポット、ミニ冷蔵庫、トイレ付き) を設置致します」
エアが言い終わると、今まであった広めの客室に通じる通路がアルファベットのTの形の通路に変わりました。正面の案内標識には右がカプセルホテルAタイプ、左がビジネスホテルAタイプと記されています。左右で部屋のタイプが分かれる様になったんですね。
これには親父さんも「うおお!なんだこりゃ!」と驚いていましたね。いやぁ、いきなり叫ばれて僕も驚きましたよ。でも良い反応です。
「さぁ、親父さん見に行きましょう」「あ、ああ」
まだ驚きを隠せない親父さんをビジネスホテルAタイプの部屋へご案内しましょう。ガチャっとドアを開いて親父さんを招き入れます。
入った途端に「ほう……」と感嘆の声を出す親父さん。僕も内部を見ると、温かい色合いのベージュの壁にモダンな模様の絨毯タイルカーペットが敷き詰められています。入り口横には個室トイレの扉でしょうかね。
そこから奥に進むと、右に綺麗にベッドメイキングがされたワイドシングルベッドがあり、左にはロングテーブルと椅子があります。テーブルの上には32型の壁掛けTVとスタンドライト、湯沸かしポットとお茶にカップが用意され、テーブルの右下にミニ冷蔵庫が備えつけられていました。ここでエアの説明が入ります。
「こちらは本日設置されましたビジネスホテルAタイプの部屋となっております。壁にかかっている液晶テレビは現在は使用できません。予めご了承ください。
また入り口から入ってすぐの扉は洗面台付きトイレとなります。髭剃り/シェービングフォーム/歯ブラシ/使い捨て用クシ/ヘアオイル/ヘアワックスをご用意しております。お気軽にご利用下さい。
湯沸かしポットの隣にありますお茶は、セルフサービスでございます。ティーパックがなくなり次第お知らせ下されば補充致します。
ミニ冷蔵庫内に入っている飲み物は、宿泊キャンペーン対象者のみ全て無料とさせて頂きます。但し追加注文は有料となります事もご了承下さいませ。
ビジネスホテルAタイプからはルームサービスがご利用できます。壁に備えつけられている電話にて喫茶店と繋がりご注文が可能です。ルームサービスメニューもカタログをご覧ください。
以上でご案内を終了させて頂きますが、ご質問はございませんか?」
エアから尋ねられた親父さんは、部屋のなかをぐるっと見渡してからベッドに腰掛けます。
「こりゃあ使ってみない事には何とも言えねえが、今のところは文句ねえな」
ベッドの触り心地を確かめながら、ニッと笑い返す親父さん。すかさずエアが補足します。
「ありがとうございます。では何かご不明な点がございましたら、電話の受話器をとりまして1#を押して下さいませ。フロントのグランへと繋がる様になっております。喫茶店へは2#をご利用くださいませ。私からのご案内は以上でございます。ご静聴ありがとうございました」
うん、流石エア。抜かりありませんね。
「まぁこんな感じです。どうですか、親父さん」
僕の質問に頭をぼりぼりかきながら「あ〜……」と何か喉に詰まった声を出す親父さん。ん?どうしたんでしょう?
「トシヤ、商業ギルド長を早めに巻き込まねえか?出来るだけ早い段階が良いが、少なくとも部屋数を10部屋以上にしてからの方がいいだろうなぁ。……この施設は想像以上だ。安全策はいくらでもあった方が良いと思うんだがどうだ?」
「それは勿論考えています。ですが、まず部屋を作ってからですか……」
「ああ、それにまだある。まず金が必要な場合は、お前の商品はしばらく俺の経路からのみ販売する様にさせてくれ。まだこのホテルの存在を明かすには時期が早い。
いいか?このホテルは必ず繁盛する。ならば先に人を育てるべきだ。今いるスタッフっていうのだったか、やる気はあっても子供は子供だ。矢面には大人を立たせろ。多くの人を回せる様にならないと、大事な人材が潰れるぞ。だからこそ、人材を多く抱え込む商業ギルド長、やつをまず取り込め」
じっと僕の目を真っ直ぐ見て話す親父さん。かなり親身になって考えていてくれたんですね。有り難いなぁ。ならば僕も真面目に返答しましょう。
「親父さんの貴重な意見、しっかり受け止めたいと思います。僕は経験が浅いですし、親父さんの様に率直に意見を言ってくれる人は貴重です。ですから親父さん、これからも僕に色々教えて下さい」
ぼくが親父さんに右手を出すと、親父さんも右手でぎゅっと握手をしてくれますが……痛い痛い痛い!親父さん力入れすぎですって!
「まぁったくよぉ。またとんだ息子ができたもんだ。だが安心しろ、俺は息子と思ったやつにはしっかり教え込むからよ。確実に地盤を固めていこうぜ」
最後にバシッと気合いの背中叩きを貰い、痛がる僕。うう、身体鍛えなきゃいけませんかね。
その後は戻って来たみんなが新たな部屋ができた事を知り、親父さんの部屋に突撃しに行ったり、木陰の宿のみんなが仕事終わった後コンビニでしばらく戻って来なかったりと、相変わらずの賑やかさ。
僕はスタッフルームも設置して、ジーク君とドイル君を案内して感激されたりと、またもや濃い一日が過ぎていきました。
しばらくは客室や設備の設置に力を入れないといけませんねぇ。
……ところで、木陰の宿のみんなが戻って来てないのですがまだコンビニにいるんでしょうか?
ええ!((((;゜Д゜)))))))また異世界転生/転移 ファンタジー日間2位!?
驚愕です…… !朝起きたらまた皆さんの励ましが凄い!・゜・(ノД`)・゜・。嬉しすぎる!と言う事で、起きたてで頑張ってみました。短めですけど。今日はもう一本いけるかなぁ?頑張ってみます(*´꒳`*)アクセスありがとうございます♪