表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/153

討伐前夜です

えええ!!昨日だけでPV1200超えました\(//∇//)\ありがとうございます!!

 みんなの認識ではそう時間掛からないだろうという事で、僕もポーターとしてついて行く事に決めたんですけどね。


 行くまでが結構大変でした……


 まずはギルド長室を出る時ですかね。僕らがホテルから出てゲートクローズした時のギルド長の「あああ!!!」から始まります。


 ギルド長の「ここにずっと出していて良いんだぞ」と言う下心満載の言葉と「そんな事言ってる暇があったら手を動かす!」と言うヤンさんとの攻防の応酬。

 

 「ゲートは普段は木陰の宿ですが、明日から討伐に付いて行くので来てもないですよ」と言うと、「俺も行くわ」と言い出すギルド長。これにはヤンさんぶち切れしましてね。静かにギルド長を言葉でしめ殺して行く様は、この人は怒らせてはいけない人だとみんな認識しましたね。…… 最後まで抵抗するギルド長も大したものだと思いましたが。


 そして冒険者登録をヘレナさんの窓口で行い、これで僕は商人と冒険者を兼業する事に。ついでにクライムパーティに入る事にもなりました。メンバーのみなさん僕がパーティ登録した時、ガッツポーズ密かにやってたの見えてましたよ。僕で良いのですかねぇ。


 で、木陰の宿に戻って来たじゃないですか。扉を開けた途端、「「うわぁぁあん!」」とライ君、リルちゃんの泣き声が。う〜ん、また僕のせいでしょうか?


 で、やっぱりホテルに行こうとしたら扉がないと言う事で、驚いたのと行けなかったのでずっと泣いていたそうです。召喚しちゃいましたしねぇ。


 僕の足にへばりついて離れないライ君、リルちゃん。またもや、ぎゅーとされるのは嬉しいのですが、歩けない…… 。必死に足を動かして、召喚する場所である木陰の宿一階に移動し、扉を出すとやっと離れてくれました。「羨ましいわぁ」というティアさん。いやいや、僕は足がもうパンパンですよ。代わってくれて良かったのですよ?


 まあ、ここまでは何とかなりました。問題はこの後にありました。


 「え?トシヤ兄もついて行くの?」

 「あらぁ、じゃあ私達お風呂どうすれば良いのかしら?」

 「ちょっと!トシヤさん置いていきなさいよ!」

 「無理して行かなくて良いんじゃない?」


 ええ、女性陣を納得させるのに骨が折れました。結局は後日喫茶店で食べ放題をつけてやっと折れてくれましたけど。いや、いいんですよ、僕の心配よりお風呂や喫茶店の立場が上だって…… くすん。


 そして意外にもゼンさんがごねています。


 「やっと、やっと出してくれたのになぜ毎日楽しめないんだ!駄目だ!トシヤ君は[出張扉]が出るまで外出したら駄目だ!」

 「そうだ!そうだ!」


 リーヤまでゼンさんの応援に回っています。いや、ニヤけているから楽しんでますね、あれは。[出張扉]は魔石100,000ですよ?僕、外出相当我慢しなきゃ行けないじゃないですか。仕方ない。この二人にはキイの出番です。


 「新たなレシピを公開しましょう」


 それだけでピタッと止まるんです。キイ様々です。ふう、これで明日まではゆっくり出来ますね。…… なんて思っていました。


 来館出来る人が増えたらどうなるか。


 「このアイスってやつも上手いな!」

 「チョコミントハマる」


 今度はアイス自販機に突撃しているガレムさん、ザックさん。楽しんでますが、この二人の胃袋どうなっているんでしょうね。


 「ここのトイレは良いものだ」

 「トシヤちゃんいるとこれから野外のトイレも心配いらないわね」


 休憩所のリクライニングチェアで、まったりくつろぐレイナさん、ティアさん。満喫してますねぇ。


 「このビーフシチューってウチで作れないかな、キイさん」

 「今はまだ難しいかと存じます。ピザならアレンジが効きますが如何ですか?」

 「ああ、あの平たい丸いパン!アレも美味しいよなぁ」

 「例えばお肉をメインにして…… 」


 喫茶店では休憩の度にくる様になったリーヤがキイと話しています。ちょこちょこゼンさんも来てるみたいですね。


 「あははは!リルみっけ!」

 「みつかったぁ」

 「後はライとサーシャだな」


 こちらでは館内かくれんぼ遊び中のミックくん、リルちゃん。ライ君サーシャさんも一緒に遊んでいるみたいですね。ミック君達は今日のお仕事終了したみたいです。楽しそうですねぇ。


 そして現在お風呂場ではカルナさんがゆっくり入っているみたいですね。今日は宿の方はお客が少ないので、エルさん、メイさん、フランさん、ゼンさんで回しているみたいです。四人共「仕事終わったら絶対行くからね!」(エルさん談)って言ってたみたいです。


 うん、こうしてみると賑やかになって来ましたね。まぁ、基本僕はやる事ないのでゆっくり出来てますが、気分の問題です。

 静かな場所もほしい。贅沢ですかねぇ。


 そういえば気になるといえばもう一つ増えていたんですよ。


  【名称】亜空間グランデホテル

 【設定バージョン 1】1・カプセルホテル Aタイプ

           2・カプセルホテル Bタイプ 

 【バージョンアップ】0/1,000(魔石数)

           (ビジネスホテル Aタイプ)

 【限定オプション店】喫茶店

    (漫画喫茶〈喫茶店に併設〉MP45,000)

    《(コンビニエンスストア MP50,000)》NEW!

    *ビジネスホテル Aタイプ開放時に購入可能

 【空調設備】 ON /(OFF)一日MP100消費

 【室内清掃】召喚時 ON/(OFF )一回MP1,000消費

 【カプセル内防音、消臭】ON/(OFF)一日MP100消費

 【音声対応設定】ON/(OFF) 初期搭載機能


 今朝増えていたんです!これ凄くないですか!?

 確かにビジネスホテルにコンビニついてますからねぇ。でも50,000ですよ…… MPポーションみたいなの存在しているかなぁ。後で聞いてみましょう。また魔石獲得が必要になってきました。


 「でも、これはまだみんなにバラさない方が良いでしょうねぇ」


 「トシヤ兄?なんの話?」


 え?僕声に出してました?って言うかエルさんいつの間に来ていたんです?


 「休憩に入ったから来て見たら、トシヤ兄フロントで唸っているんだもん。様子見にくるでしょ」


 これは、またもや僕の悪い癖が出てしまったが故ですね。つい独り言言っちゃうんですよ。(独り言はすでに声出てます)


 「ああ、それは失礼しました」

 「で?何隠そうとしてたの?」


 エルさんが笑顔で僕を追い詰めます。ああ…… これはもう隠せませんね。


 追加限定設備の事を話しますと「何それ?」になるのは当然です。そこで止めておけば良かったんですよ。グランが詳しく話し始めるじゃないですか。そして、みんな集まって来ること集まってくること。結果……


 「ええっ!美容用品が増えるの?」

 「まああ!聞き捨てならないわ!エルちゃん」

 「ティアさん!お願い!魔石いっぱい取って来て!」


 とお願いする場面や


 「甘い物が増えるのか?」

 「酒の種類が増えるって?ガレム!!」

 「明日気合い入れて行くぞ」


 レイナさん、ザックさん、ガレムさんはそれぞれ好物が増える事に興奮しているじゃないですか。


 「グランさん、調味料が増えるって!?ええ、簡単にスープが出来る物が手に入るのか!?」


 リーヤまでグランに詳細を聞き出しています。


 「おかしがふえるって!」

 「どんなのがあるかなぁ」

 「種類いっぱいあるんだって!?」

 「うわぁ!全種類食べたいねぇ」


 こちらはのんびり子供組。ほっこりします。

 僕といえば、コンビニって本があるんですよね!雑誌も!と内心はしゃいでいるんですよねぇ。


 夜に仕事が終わった木陰の宿の成人組とお風呂に入っていて聞き逃したカルナさんの興奮ぐあいも凄いものでした。


 クライムメンバーに心から「頑張って来て!」と声援を送る木陰の宿のメンバーとギルド長。あ、遅くにギルド長また来たんですよ。抜けて来たんじゃないことを祈ります。


 「よーし!今日は頑張って来るぞ!」「「「「おお!」」」」


 レイナさんの掛け声に応える僕ら。気合いの入るクライムメンバー達とみんなの心が一つになった瞬間でした。


 でもそんなこんなでもう日付け変わっているんですよ。もう数時間後に出発なんです。とにかく後はグラン達に任せてオーナールームに駆け込む僕。


 なんかやっぱり忙しなくすぎた異世界四日目でした。


♪───O(≧∇≦)O────♪

アクセスありがとうございます!驚きの連続です!PVもですが評価者10人、ブックマーク30件ですよ!やばい…… 皆さん私を泣かせに来てる(T-T)なんて嬉しいのでしょう!

今日も頑張ります!夕方もう一本あげますから!宜しければアクセスして見て下さいね(*´꒳`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ