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雪の降る日

「商人達からの情報によると、敵は冬季の大進撃を計画している模様。」


「約束だからな、援軍を出さない訳にも行くまい。盟約は、占術魔法の齎した預言でもある。歴代最高と謳われるリーティアの預言だ。必ず意味がある。」


部屋の中では男達が厳かな顔をして話し合っている。

どかどかと近づく足音が聞こえ始めたと思えば、勢いよく扉が開かれる。


「旦那様、お生まれになりました!リーティア様と同じ眼を持った、嫡男様でございます!」


「でかしたリーティア!この時を持って、家督はその子に譲ることとする。名はルイと名付ける。エカテリーナ!あとは頼んだぞ!」


「は。新しき主君を与えて下さりありがとうございます。 一生をかけてお仕えさせていただきます。」


「我々の最初の男の子が我が後を継ぐことになるそうだ。占いによれば、強い運命を持ちながら世のうねりに巻き込まれる星の元にあると出ている。覚悟して共に生きることだ。我々は北の獅子王の援軍に行く。こちらはお前達で協力してことを運べ。」


「は。」



その日、雪の降る高原に男の子が生まれた。地方の辺境伯領に生まれた後継ぎは、白髪と碧い瞳を持っていた。



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