いざかまく……異世界に鎌倉なんてないわ
お久です
ようやく本題に入れる
「さて、今回私がお伺いしたのは何も娘たちと遊ぶためだけではありません。」
横ですやすやと寝ている息子君と娘たちを見て思わず緩んでしまう頬を引き締め、真面目モード全開で話す。
「と、言いますと?」
神妙な面持ちでこちらを見てくる領主さん。奥さんはあらあらうふふとお茶菓子片手に微笑んでらっしゃる。
とりあえず結論を先に述べた方がいいか?
「私が望むことは1つ。『精霊の花畑』へ入ることを許可していただきたいのです。」
そう述べると領主さんは何やらぽかんとした顔をした
おぉん?なんか変なこと言ったかね?
「は、花畑に入ることの許可……ですか?」
「はい。」
しばらくの間の沈黙
「え、えと、私何か変なこと聞きましたかね?」
「ああいえ!そういうわけではなく!てっきり精霊の女王ともなれば精霊の棲家への出入りなど一瞬でできるものだと思っておりましたので……」
慌てて弁解する領主さん
……ふむ?なるほど?ちとアシストボードさんや
『はい。』
私ってそういうことできるの?
『可能です。』
それ私に教えてくれた?
『いいえ』
NA NI YU E ?
『まず第一に最寄りの村以外での人との関わりを持つこと。また女王様の知的好奇心を満たすことが目的とします。そのため、お伝えしておりません。』
あらまともな理由。ならば仕方がない……のか?
エェイ!今は一旦後回しじゃい!話し合い話し合い。
私が黙りこくってしまったせいか領主さんはオロオロし始めている。やっべ
「……まぁそれでも良いのですが、長旅もなかなか乙なものですよ?新たな出会い、発見の連続です。娘たちへのいい土産話や、お土産も見つかるかもしれませんしね?それに、普通の方々と同じように活動することで警戒心なども緩みませんか?」
とりあえず女王スマイルと一緒に理由を伝える。
と、咄嗟に出たけどあながち間違いじゃないしぃ?さ娘といっぱいお話ししたいですしぃ?!
「な、なるほど、女王様とは聞いた通りとても家族愛の強い、素敵な方なのですね。」
私が話したことで安心したのか落ち着きを取り戻し、ほっと一息ついている
その後もやいのやいのと話した結果、無事許可をいただけました。いやぁよかったよかった。ただ……
領主さん気になることも言っていた
「最近聖霊の棲家を荒らす魔物などが多発しています。十分気をつけてください。」とのことである。
なるほど、花畑を荒らす魔物……か
まぁ大丈夫でしょ。とりあえずやることも済ませられたし、お茶とお菓子ご馳走になった後、屋敷を後にする。
早速向かうとしますか。娘たちに会いに!
一回下書きが全部消し飛んでいたから描く羽目に……ほんとは聖霊の花畑入って少しお散歩するシーンあったのになくなっちゃった。
次回は11月末ごろには出します。




