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転生精霊女王の気ままな第三勢力始めました  作者: シロヌッチ
女王☆爆誕
14/25

あれれぇ?!

本来今週は休もうかなと思ってたのですが……22日は猫の日……猫といえば私の好きな動物……ということで(どういうことで?)今週は書きました。なお猫は登場しません(((

ゴブリン事件から数週間が経過した


あれから、妖精たちはどんどん増え、さらに火の妖精や光の妖精、闇の妖精……そして樹の妖精が生まれた。


それぞれ火の妖精フレイ、光の妖精パーチ、闇の妖精ヤーク、樹の妖精ドリアと名前をつけた……


その後、しばらくくらいしていると、名前をつけた子たち……つまり最初に生まれた属性の子達が進化し、ついに精霊となった。フレイたちより先に生まれていた風妖精たちはそのままなのにだ。やはり名付けにはすごい効果があるようだ…名前のついた子たちは血縁者であるため、私からも、子供たちからもお互いがどこにいるかわかるようになっている。そのため、その子たちは世界中に探検に行かせた。最初はゴブリンたちに襲われたりしないかと不安だったのだが……アシストボード曰く


『精霊とは、この世界に満ち溢れる、マナの塊のような存在。妖精の時とは違い、その身に比べ物にならないほど大量の魔力を秘めています。それだけの魔力があれば自分の身を守ることは可能でしょう。それに何か催事があれば、貴方様が喚び戻せば良いのです』


とのことだったので、旅をさせてみた。


スキルのおかげで、子供達が見た景色はそのまま私の中に流れてくる


どうやら街の外には方角によって、違った景色が広がっているようだ。

北は草原……一面が草花で覆われた自然あふれる風景。


南は海森を抜けてしばらくは北も変わらず草原なのだが、少しずつ砂浜に変わっていき、最後にはまさに浜辺であった。波の音や潮風も感じられる。


東は砂漠…こちらも最初は草原だが、少しずつ砂地になっていき、最終的にはサボテンが生え始めていた。


西は少し特殊で、森を抜けてすぐに地面が違うものに変わっていた。赤黒くなった地面には草は生えておらず、地面にヒビが入っていたりしている。遠くの方を見れば煙を上げている火山が見える。どうやら活火山地帯のようだ


このように、森の周りはいろんな景色が広がっていて、子どもたちを通して、たくさんの情報が得られた


……ある程度見た後、ずっと見続けるのは不粋かと思い、途中で見るのをやめ、他の風妖精たちと遊びながら、またさらに他の妖精を生み出したりしていた。最低でも各属性8人ぐらいは妖精がおり、みんなきゃっきゃと遊んでいたり、お話ししていたり、寝ていたりする。


私もうとうとし出した……それじゃぁ……おやすみ……



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「まま!まま!ゴブリン!ゴブリンが出たよ!」


風妖精に起こされる。


待て、ゴブリン?!またか?!


「ば、場所は?!それと数も!子供たちは近づいてない?!」


跳ね起きて急いで外に出る


「数はたくさん!両手じゃ数えられない!ここから畑の方向!まだまだ遠いからこっちまできてないよ!他のみんなはすぐ木の中に隠れたよ!後ゴブリンじゃないのもいた!」


両手じゃ数えられない……てことは最低十匹はいるのね!両手でしか数えられないの可愛いなおい!


「了解!報告ありがとう!あとひとつ!私どれくらい寝てたの?!明らかに畑に植えた覚えのない木がなってるんだけど!」


「うーん……50年?新しく精霊になった子達もたくさんいるし、自然に生まれた子達もたくさんいるよ!」


なんということでしょう。数時間寝るつもりが何十年も寝てしまっていました。そりゃぁ新しい木が生えるだろうなぁ……


「おっと!こうしちゃいられない!さっさと向かわないと!案内ありがとう!ここからなら私もいける!君は隠れてて!」


「あい!ママ!頑張って!」


全速力で飛んでいく!え?飛べるのかって?そりゃ精霊だから飛べるでしょ。精霊舐めんな


飛んでいくと、そこには十匹どころではなく、三十匹入るゴブリンと、それに追いかけ回されている………人間がいた



人間。そう、前世(べつのせかい)の自分であり……って目の前にいるのが自分だったやつってわけじゃないよ?

もとね、元、私も人間だったなぁって

まぁいいや、その人間が目の前で逃げ惑っていた


ゴブリンたちはニヤニヤと追いかけている……多分愉しんでいるのだろう……なんて悪趣味な…たまに小石を投げ、それがあたるたんびに人間は転び、また起き上がり走っている。


これは見てられんな…


私は無造作に腕を振る…すると周りの木の枝が伸び、鋭く尖って全てのゴブリンを串刺しにした


ゴブリンたちは一瞬何が起こったのか分からず、自分に刺さっている枝を見つめ……生き絶えた



私はそれを見送ってから後ろを振り向かず、もう逃げなくてもいいはずなのに走り回っている人間の前にスッと降り立つ……



そして聞くのだ…大丈夫ですか?と


「………大事はないか……人間よ」




「………あ……え……き、君は?」



……あれぇ?お、おかしいなぁうまく話せない


とりあえず、聞かれたのなら答えなきゃね…


私は精霊の女王、この森に住んでるんだよ


「我は精霊の女王。この森を統べるものだ」



…………あれれぇ?!

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