罪な女
大変お久しぶりです
どうもこんぬっち
シロヌッチでございます
本日2話投稿となります。
フェンが来てから2週間ほど
その間にまた新しく妖精を召喚した
土妖精と水妖精が生まれた
その二匹にもしっかりと名をつけた
土妖精は男の子だったのでクライ
クライは物静かな喋り方をするがその反面粘り強く、頑張り屋さん。なんと土を耕したり穴を掘ったりできる
畑でも作るか
水妖精の女の子のアリエル
この子はすごい
何がすごいってもうポンがすごい。冷静な判断を下してるようで抜けてる
喉が乾いたなって言った瞬間バケツ一杯分ぐらいの水をどぱってぶっかけてきた。そのあと褒めて褒めて勘満載の顔で擦り寄ってくるから怒ることもできない……うちの子可愛すぎか!
「ママ!私の妹と弟すごいね!」
「うん、君も十分すごいからね?」
そう、一番すごいのはフェンだ
リーダー気質とでも言うのか
クライとアリエルをうまくまとめている。
クライが自分の意見を言い出せずにいるとそれを察して、はいかいいえで答えられるような簡単な質問にして意見を聞き出したりする。
アリエルが張り切りすぎて盛大にやらかしそうになった時はさりげなく風魔法で必要な分だけをコントロールし、余分な部分を湖へと逃し被害を抑える。
年長さんなだけあってめちゃくちゃ有能
もうね、頭なでなでしちゃいます
「いやぁ…それにしても、4人いるとやっぱ賑やかでいいねぇ…」
最初の頃なんか1人で寂しかったのに、今では近くに3人も我が子がいる……良きかな良きかな
『血縁者の妖精が増え、母体である精霊女王の魔力量が上がり、周りに漏れ出る量と影響力が変化しました』
そんなほのぼのな空気を壊すかのようにアシストボードが出現する
「そんなことで上がんの?」
『上がります』
そんなもんなのか
「わっ、ママすごい!」
早速変化の影響かフェンたちが寄ってくる
「そんなにすごい?どんなふうに変化してるの?」
「なんか……漏れでてる……」
とクレイ
「先ほどまでは抑えられていたのでしょうが、質や量が上がったことで抑えキレなくなった魔力の一部分が少しずつ周りに漏れ出て、溶け込んでいる感じです」
と冷静なアリエル
「なんかねーお花のいい匂いみたいな感じで、ふんわりと漂ってるよ!」
とフェン
ふむ……ようは抑えが効いてない状態か…
「これってどうにかできるの?」
『しばらくは無理でしょうが自然と今の魔力の質と量に貴女が慣れれば魔力の制御も効くでしょう』
なるほど、放置か。まぁ今のところ不便さもなさそうだしこのままにしておくか
ということで放置になります。ハニープラントチューチューします
うまぁ〜
こうして放置してほのぼの生活すること四日目
私は湖の横でクライと話していた
「だからね、そろそろハニープラントと桃が切れそうなのよ。だからそれを増やすために畑を作ろうと思うの。手伝ってもらっていい?」
私が可愛く(自分でやるのもなんだけど)お願いしてみると
「……ん……まかせて……!」
自信満々に胸を張りながら
くぅ……かわいい!
と言うことで超簡単お手軽畑作り
まずクライと一緒に魔力を練り練りします。地面に注入します。うねりを作ります。完成です!
いや本当、これだけで土が柔らかくなるわ栄養行き届くは魔力で成長速度上がるわですごいんだから
と言うことで、早速ハニープラントの種と実物種を植えるそこでクライの仕事は終わり
続いて呼びたるはアリエルちゃん………とフェン
「畑に水やりしたいから手伝ってもらってもいい?」
「任せてくださいお母様、私が見事水を行き渡らせましょう」
こちらも自信満々のようだ
私はアリエルに気づかれないようにフェンにアイコンタクトを送る
フェンがウインクで返してくるのを確認して畑を任せる
少し離れてからみてみると案の定やる気満々なアリエルは畑に合わないぐらいのでっかい水球を生み出したそれと同時にフェンが風でその水球の一部を湖へと投下
ちょうどいい量まで減ったところでアリエルが水球を霧状にして畑へ散布
「うまいもんだねぇ…」
これで畑仕事はおしまい
あとはみんなでゴロゴロしましょ……え?遊びに行ってくる?あ、わかりました。ママは1人でお昼寝してますね
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翌日、畑を見に行くとありえない成長速度で成長して、もう身をつけてる桃の木と甘い蜜の香りを漂わせたハニープラントができていた
これも向上した魔力の質と量のせいなのかしら
私って……罪な女ね
なんつって
大変長らくお待たせいたしました
ぜひこの後も1時間後に2話としてボールの方を投稿するのでお読みください