聖女教
聖女教
王城に転移するための魔法陣、警備兵にはこれから訪れる魔族は全て捕縛するよう指令は変更され、この後やってくる爵位持ちと魔族は聖女達により奴隷化か、もしくは洗脳と言う処置が取られて行った。
「お招きいただきありがとうございます、私が今回応援に参上しましたコーラ・カラリナと申します、ローデリア共和国聖女隊の隊長を任せられております」
「私は副隊長のハイマール・プリンシバですお見知りおきを」
聖女教
コーラ・カラリナ(32歳)、癒し、再生、天眼
ハイマール・プリンシバ(27歳)時戻し、再生、千里眼
シンシア・ラブラドーラ(26歳)念動力、活性、超再生
カルメン・モーニタリア(28歳)瞬間移動、隠密、俊足
サブリナ・ジャンダー(33歳)浮遊、回避、運
コーラ・モンタナ(19歳)生物魅了、野生言語、使役
ミント・ルシアーナ(18歳)慈愛、幸福、結界
アリア・ジョーカー(23歳)視覚、記憶、改竄、偽装
現在聖女教の聖女は22人、ラポーチとマリアルーナを足せば24人だが本国に聖女がいない状態は回避しておかないと魔族が攻めてきたときに対処できる力が足りなくなる。
今回の戦いでは全員が参加するのは時期尚早であり、聖女だけでは戦えないのも事実、だから急遽この8人が遠征に出陣することとなった。
さらに聖女付きの勇者とみられる者たちが7名、ローデリア共和国の英雄だと言う事だが。
ラルフ・グラファイト(25歳)剣士
クリシュナ(30歳)妖術師
バルク・ブロオークン(37歳)盾士
リンダ・オブライエン(19歳)剣士
チョリス・ヴォルガノフ(29歳)槍術士
マッド・ハバーマン(21歳)魔術師
ドロリア・グローバーン(31歳)召喚士
「これだけか?」
「この人数でも多いのですよ」コーラ
「確かに聖女がいれば勇者の数はそこまで必要ないか」
「あなた方も勇者ですよね」
そういわれても返す言葉が無い、ドーンもレドラも自分たちが勇者と言う感覚はまだないのだ。
「そういわれてもね~」
「うんそうだよ」ラポーチ
「あなたが新たな聖女なのね」ハイマール
「そうみたいだよ」
「ええ彼女が新しい聖女です」マリア
「あなたの力は?」
「うんとね…なんだろ~お鼻と聖剣作りとそれから…」
「彼女の力は願い、だと思います」
「願い?」
「そうです彼女は特別みたい、私たちのような限定する力ではないような気がします」
「そうなのですね、まあおいおいわかることでしょう」
「それでは皆様、本日はこれから作戦会議を行います」
城の会議堂を使い聖女が中心となり今後の活動を決めていく、まずはこの国内部に散らばる魔族の粛清と貴族の開放。
時を同じく、帝国内部への潜入、それは別々な時期に始めたのでは帝国にいる魔族に計画がばれて作戦が失敗する可能性が高いから。
同時期に攻められれば敵もそう簡単に動けないし、帝国を混乱させることを見越しての作戦。
それに帝国へ行く聖女は今回ラポーチだけと言う、少数精鋭で行うことになっている。
但しそれが限定なわけでは無い、聖女がこの人数参加するのだエイジアル王国内を先に奪還できれば、直ちにラポーチ達を応援に行く予定で帝国内への潜入は任せると言う事。
「それで?」
「国内の奪還作業は3つに分けて行動します」
聖女8人と勇者7人を3つのグループに分け3方向の範囲で各領を回り魔族を排除していくと言う。
エイジアル王国内の爵位持ちは41人、すでに2名は奪還もしくは無力化が済んでおり、残るは37名になっている。
2名は元からローデリア共和国と共闘しているので、そこは回らなくても良いという話だ。
「では37名の爵位持ちを区分けして回りましょう」
「御意」チョリス
「かしこまりました」ラルフ
「うでがなるぜ!」リンダ
「暴力はなるだけ少なくね」サブリナ
その後は転移魔法陣を使いそれぞれの受け持つ爵位がいる領へと散っていく。
「それでは私は城でこれからくる魔族と帝国兵の相手をします」
「お姉ちゃん一人で大丈夫なの?」
「いいえ一人ではないのよ」
城の奪還と同時にその知らせは遠く離れたしシュベリオール領へも、もたらされた。




