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【四十一話】気合でやるぜ気合で

投稿時間を間違えたので再投稿です。

感想を書いてくださったのに申し訳ございません……

「うわ~すっごい緊張してきました……」


スクリムの開始時間を待つ間俺たちがVPEXの射撃訓練場でエイム合わせをしていると明星さんがそう言った。

明星さんのみが声を上げたからと言って俺やミラーさんが緊張していないわけではない。


勿論俺はこんなに大きい大会に出たこともないし、ミラーさんは何度か大会には出たことが有るようだが、それでもこの規模の大会に出たことは聞いた限りでは無い。


明らかにいつもより俺もミラーさんも口数が少なくなっていた。


「実は俺も……」


「あはは、僕も実は……」


俺が明星さんに続いて言うと、ミラーさんも同じように言った。


「皆、緊張してますよね……私スクリムでこんなになっちゃって、本番大丈夫ですかね……」


「いや、僕達が緊張してる分他のチームの人も緊張しているんじゃない?」


「そ、そうですよね……私たちだけが緊張しているわけではないですよね!」


明星さんが同意したように俺もミラーさんの言うことは一理ある気がした。なにも俺達だけがここまで緊張しているのではなく、他のチームの人には俺たち以上に緊張している人もいるはずだ。


「あ、勿論プロゲーマーの人たちは少なくとも僕たちより緊張している人は居ないはずだけど」


ミラーさんが続けて言ったその言葉で少し安心していた俺と明星さんは黙ってしまった。

今回のARカップには雪原を除いてもプロゲーマーや元プロゲーマーの配信者の出場者は数名いる。中でも今回のARカップのような大会よりも大きい規模の大会で活躍した選手は優勝候補として名を上げている。


「まぁ、やってみないと分からないですよ」


「それもそうだね」


「気合ですよね!」


俺が少しやけくそ気味にそう言うと二人も同意してくれた。


「あ、準備できたからカスタム部屋に入ってほしいってさ」


俺達がその後も調整しながら開始時刻を待っているとミラーさんの方に連絡がきたようで、スクリムの行われるカスタムマッチの部屋に入るように指示が出たとのことで俺たちは未だ緊張したまま部屋に入ることになった。


「うわ、有名どころがいっぱいだ」


俺が部屋に入ると他チームのIDの壮観さにそう呟いてしまった。


プロゲーマーだけでも爆弾解除系の有名ゲーム「虹5」の大会の常連チームのメンバーのペンギンさんや、同じく爆弾解除系の「バロラン」のアジア大会で好成績を残したチームのメンバージャスティスさん。


有名配信者で言えば、明星さんと同じ事務所の夜空 彗、VPEXの解説動画が人気のうるなさん等々挙げればきりがないほどの面子だ。


「確かに僕たちだけこの中で目劣りするねぇ」


「そんなことないと思いますけど……」


「いやいや、綺羅ちゃんはこの中でも有名なほうだけど、俺たちは最近登録者が三万超えた新参だから!」


「ま、僕たちの登録者は下から数えたほうが速いけど、実力は上から一番だから」


「……あはは、そのぐらいの精神の方がうまくいきそうですね」


相変わらずミラーさんは強気で、ミラーさんも緊張しているだろうに僕たちのムードを良くするためにいつものように振舞ってくれているのが分かり、ミラーさんばかりに負担をかけるわけにもいかないので俺も気合を入れなおす。


「私個人の実力はは多分この中では下から数えたほうが早いと思いますが……お二人と一緒ならきっと!」


明星さんがそう言うと同時に部屋のチャット欄に後数秒で開始とのチャットが運営さんが残した。


「それじゃあまあ、気合で」


「気合ですね!」


「僕はあんまり気合ってタチじゃあないけど……気合で」


俺達がそう言うと同時に、ゲーム内の画面が変わりマップの上空を飛ぶ飛行船を見て、意識はゲームの中に誘われていく。



ARカップスクリムが始まる。


「とりあえず、練習通りに行こうか」


俺はゲームに集中しながらそう言った。


練習通りと言うのは最初に降りる町の候補をを決め、そこに降りてくる他のチームを確認して他の町に移動するのか、そのまま戦うのかを本番までに決めると練習の際に決めていたのだ。


「おっけい」


「了解です!」


降りる予定の町に降下するタイミングになり、飛行船から俺の操作するゴーストとミラーさんの操作するジブ、明星さんのブラハの三人組が弾かれたかのように飛行船から降下を始めた。



「ワンパいるね~」


降下し始めて直ぐにミラーさんから報告が入った。


「ゴースト、ブラハ、ジッパーの三人です!」


明星さんからも敵チームのメンバーの報告が入る。


「とりあえず町に降りて、武器が揃い次第一回ちょっかい出してみますか?」


「うん。いいんじゃない?そのまま起点が作れそうならキルポイント拾いに行こうか、綺羅ちゃんもそれでいい?」


「はい!私もお二人の力になれるように頑張ります!!」



――――――――――――――――


~実況席~


「おっと、一つの町に二つのチームが入るようですよ?しかも、アルさん一押しの「テレスコープ」とゆるなさん率いる「モザンビークひあ」の有力チーム二チームのぶつかり合いになるのでしょうか!?」


「テレスコープは勿論ですが、ゆるな君もPC版padプレイヤーの中では有名ですからね、もしこのまま戦いになるのであればいい勝負になると思いますよ」


「有力候補二チームの動向が楽しみですね……っとここで全てのチームがマップに降り立ちました。ARカップスクリムの真の始まりと言ったところです!現時点で一つの町に二チーム以上被って降下したのはテレスコープとモザンビークひあ、かわいいwith俺とバースト一発も当たらんが、回復くれ(ゆうた)とsssの6チームです!」


「一先ずは、被った6チームを重点的に追っていきたいですね」


「そうですね!私たちだけではすべてのチームを追うことは出来ないので、特別に応援しているチームが決まっている視聴者の皆さんは個々でプレイヤーの配信を視聴してください!スクリムに出場している各チームの動向からこれからも目が離せません!!」


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― 新着の感想 ―
[一言] 「目劣り」じゃなくて「見劣り」だと思うのですが
[良い点] いつも面白くて楽しく見させてもらってます 頑張ってください! [気になる点] もう少し更新速度が早いとなおいいです
[良い点] 更新お疲れ様です〜 [一言] テレスコープ以外のチーム名がふざけ過ぎてて草
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