【三十三話】明星
昨日はエヴァロスから立ち直れず更新が出来ず、すいませんでした。正直一ミリも立ち直っては居ないですけど、今日から普段通り更新していきます。
ただ仕事がコロナが落ち着いて着ると同時に少し忙しくなってきているので、これからは一日に一、二本ほどの更新速度になりそうです。まぁ時間があるときは今までのように一日に大量に更新するつもりです。
「バーチャルヨウツーバ―の子から連絡来たよ!」
俺達がそれぞれコーチングするバーチャルヨウツーバ―をSNSで探しているとミラーさんがいち早く連絡していたようで連絡が返ってきたと嬉しそうに言っていた。
「どんな子ですか?」
俺は一体ミラーさんがどんな子を選んだのか気になってミラーさんに聞く。
ミラーさんが選んだ子なのだからあまり心配はしていないが、そうは言っても俺もミラーさんが選んだ子と仲良くできるかはまた別の話だろう。
「えっとね、明星 綺羅って子なんだけど……」
「ほうほう」
俺はミラーさんが言った明星綺羅をSNSで検索してみると一人のバーチャルヨウツーバ―が出てきた。
その子はバーチャルヨウツーバ―界の中でも黎明期からバーチャルヨウツーバ―を支えてきた、企業でぃすいずと言う企業の最近デビューした、五期生と言うことが分かった。
俺はそれだけでは何とも言えないので、SNSではなく検索エンジンでも調べてみると、その子は真っ白な髪の毛に赤いというよりは、紅い五芒星のようなモチーフ……確か清明桔梗と言ったか、その紋様のピン止め、黒い袴のような服装をした美少女のイラストがキービジュアルだった。
……何というか、中二病チックな子だな。なんて思ってしまった。
「それで、その子は何て?」
俺は明星綺羅のビジュアルこそ分かったが、その子がどんな性格の女の子でどのような配信をしている子なのかは知らないのでミラーさんに聞く。
「えっとね……最近でぃすいずからデビューした子で、ARカップに出たいとはSNSで言ってて……ゲームをほとんどしたことがない子らしくて、誰かに教えてもらいたいって言ってたからコーチングをしたいってDM送ってみたんだけど……一度話してみたいって!好感触だねぇ」
ミラーさんが言うように確かに好感触のように思える。
「ただ、本当にゲームは何もしたことがないんだってさ、それもあって一度僕たちと話してどうするか決めたいって!会社から何か言われてるとかは無いらしいから、僕たちさえ良ければ一緒にやれそうだって」
どうやら明星綺羅はゲームをやったことは無いが、ARカップに出たいというぐらいなので、VPEXには興味がある。そしてようつべの登録者は十万人を軽く超えている。
その時点で俺たちの求めていた人材の条件はそろっていた。
「ゲームをやったことないってどの程度ですか?」
「えーっとね、ちょっち待って…………お、返ってきた……けど」
ミラーさんは明星綺羅からの返信を見たのだろう。なぜか急に歯切れが悪くなっていった。
「どうしたん?」
「……んー。ゲームは何もしたことないってさ。配信するときも初めてパソコンに触れたみたいで、マネ―ジャーに教えてもらってやっと初配信したぐらいらしい。」
ミラーさんはすこし躊躇いながらそう言った。
清明桔梗で袴だから中二病チックだななんて思っていたが、どうやら明星綺羅は単純に古風なだけみたいだ。
「え、それって大丈夫なの?」
俺はついミラーさんにそう聞き返してしまった。
「……さあ?というか、それもあってコーチングお願いしたいみたい。最近のバーチャルヨウツーバ―は大人数でやれるゲームとかもやるんだけど、やり方が分からなくて独りぼっちになりがちらしい……ゲームだけじゃなくてパソコン関係も教えて欲しいみたい」
ミラーさんが言った言葉を俺は理解するまでに結構な時間を要した。
「……とりあえず話してみますか?」
話してみないと何とも言えないのでミラーさんにそう提案する。
俺がそう提案すると、ミラーさんも小さく「連絡してみる」と呟いて明星綺羅に連絡を取り始めた。
そうしてミラーさんが明星綺羅に連絡を取って向こうからの返事を待つと、少ししてディスコードのグループに招待されたので俺はそのグループに入った。
「……来ませんね、明星さん」
招待されてから俺とミラーさんが二人切りになった時点で少し嫌な予感はしていたが、明星さんサーバーの入り方すら知らないんじゃないか?なんて少し失礼な考えが浮かんできた。
あ、でも同期とのコラボの時とかにディスコードのサーバーに招待されることもあるだろうし、さすがにそれは無いか……
「……うん。個人で連絡して見たら、今は一人しかいない同期サーバーにいたみたい。マネージャーさんにコラボとかで話すときはそこでって言われてたんだって……今入り方チャットで教えてるから、じき来ると思うよ」
そんなことが有った。ガチモンのパソコン音痴だった。
「……大丈夫かなぁ」
「……わかんない」
こればっかりはさすがのミラーさんもはっきりとは言えないみたいだ。
俺はミラーさんがお手上げする状況は今まで付き合ってきてそこまで見たことは無い。そんなミラーさんをお手上げにする明星さんは実はかなりの曲者なのかもしれない。
本小説の題名の簡単な略し方を考えてはいるのですが、なかなかいい案が思い浮かびません。
もし皆様が思う略称候補がありましたら、教えてほしいです……しっくりくるのがあったら、活動報告か、どこかの前、後書きで発表します!!




