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【十五話】白スク is god

気付いてるひとはそれなりに居ると思ってます。

「(゜∀゜)キタコレ!!」


俺はPCが完璧にセッティングされたゲーム部屋で一人大声で喜んでいた。

そう。朝から電気屋の人が来て、セッティングしてくれたのだ。

電気屋の人が作業しているのにもかかわらず興奮して踊りだしそうになっていた所を必死に我慢していたが電気屋の人が帰ったので思う存分はしゃげる。


「うわ~やっぱいいなあ!ん?ナニコレ」


俺が興奮の冷めやらぬ中ゲーミングチェアに座ってPCの電源をつけようとしたら、机の上にクリアファイルに入ったシールとカードゲームのパックのようなものに入ったものが置いてあった。


「あ、これが、コラボPCについている特典か」


俺は雪原セツナのファンの店員さんが言っていたことを思いだした。


「確か、プロチームのロゴのシールと、このパックに入ってるのがブロマイドか。…ランダム性あんのか?」


取り敢えずシールは何処かに貼るつもりもないので、いったん端に避けて問題のパックを見つめる。

よく見るとそのパックの裏に全四種類+シークレット一種と記載されていた。


「うわ、ランダム性あるじゃん…しかもどうせこのシークレットは転売とかで凄い値段になる奴だろ。」


俺はそのパックをひらひらと方向を変えて見てみるが、特にそれ以外は書いていない様だった。


「とりあえず。開けてみるか…要らなかったら売ればいいし」


少しばかり開けるか悩んだが、悩んだところで何かあるわけではないので開けることにする。




「……あー!!雪原セツナってこの子か!!ってかコレ大丈夫か?大分際どい写真だけど…」


少し緊張しながらぴりぴりとパックを開くと、出てきたのは銀色の髪の毛をハーフツインにして眼鏡をかけている昨日白峰学園の校門で俺に話しかけてきたあの子だった。



……しかも白スクを装着した。



「いや確かに似合ってるけど……」


確かに雪原は背がびっくりするぐらい小さいおかげでスクール水着は似合ってはいたが、ちゃんと胸の前には「せつな」の文字。しかも危ないところが透けてしまいそうな白スク。


「これ、他の種類もこんなに肌色多いのか?やばくないか?」


俺は少し心配になって携帯で、雪原セツナコラボPCブロマイド。と検索をしてみると、他の種類のブロマイドは普通に制服バージョンや猫耳パーカーバージョン、着ぐるみパジャマバージョン、プロチームTシャツバージョンは2000~6000円で転売されていた。


因みに一番高ったのは猫耳パーカーバージョンだった。仕方無いね、猫耳パーカー可愛いもんね。


「ってか!これ、シークレットか!!?」


色々と調べてはみたが、シークレットの情報は何処にもなかったので、恐らくシークレットは相当確率が絞られているようだった。


「うわ~これもったいなくて売れないよなぁ…」


俺は表情は乏しいが少し頬の赤く染まっている白スク雪原セツナのブロマイドを見ながらそう呟いた。

取り敢えずブロマイドはPCの側面に磁石で張り付けて置いた。


べ、別にゲーム中に白スクが見たいわけじゃないんだからねっ


「はぁ……運も神仕様になってんのかな?」


俺はそう呟きながらPCの電源を付けた。


ファンがフィーンと小さく音を立てモニターにお馴染みの窓のロゴが映り、ひとまず安心した。


「まぁ、ちょっとびっくりしたけど。もともとゲームするためにPC買ったんだ。」


俺はマウスを操作してゲームをするのに必要なものをどんどんダウンロードしていく。

ダウンロードはハイエンドPCと言うこともあり、直ぐに終わった。


「…VPEX久しぶりにやるなぁ」


VPEXのタイトル画面が表示されると少し感慨深い気持ちになってしまった。良く分からない世界に来て、大きく変わるものも有ったが、変わらないものも有ることをVPEXのタイトル画面で確認するのもなんだか変な感じではあるけど。


プレイヤーネームの入力で少し悩んだが、SKY(スカイ)と入力した。安直とは言わないでくれ。


「とりあえず久々だから、訓練場行くか」


俺はVPEXの中にある射撃訓練場を開いた。そこでは全種類の武器が試し打ちでき、的に向かって標準を合わせることでエイムのリコイルコントロールの練習ができるモードだ。






「あれ、おれこんなに上手かったっけ?」


射撃訓練場の中で様々な武器を撃っている中で、明らかに前世とは比べ物にならないほどエイムが正確になっていることに気が付いた。

R-QQと言う連射速度は速いが反動の強い武器を撃ってみれば全弾が頭に当たるし、エンゼルと言うリボルバー方式の当たれば高ダメージを出せるが当てずらい武器を撃ってみれば勿論全部ヘッドショットを

することが出来た。


「あーこれでも、神様スペックが反映されるわけか……これチーターと思われそうだな」


正直自分でも、このエイムでやられたらダメージリザルトを見て無言でチート報告と通報ボタンを押すのは間違いなかった。


「とりあえず、一回試合行ってみるか…」


俺は射撃訓練場を終了して、VPEXの試合開始にマウスカーソルを合わせてクリックした。


少し待っていると、直ぐに試合が始まった。


VPEXは総勢60人の三人一組で落ちている武器を拾って最後まで生き残ったものがチャンピオンと言うバトルロイヤル方式で、レジェンドと呼ばれるそれぞれ異なるスキルを持った人間たちを選んで戦うので銃撃戦だけではなくて、スキルの使うタイミング等で戦略が存在するfpsゲームだ。


一緒にマッチした他の二人は、ジブと呼ばれるスキルで銃弾を防げるドームを置けるキャラとブラハと言うスキルで壁を透過して敵がいないか確認できるキャラを選んでいた。


「じゃあ俺はゴーストにしようかな…好きだし」


そんな中俺が選んだのはゴーストという、スキルで数秒間無敵状態になれるキャラをえらんだ。


「楽しみだな~久々のVPEX」


試合が始まり俺たち三人は上空の飛行機の上から飛び降りてマップに降り立った。


「お、エンゼルみっけ」


マップに降り立つと同時に、家の中に入り武器を見つけた。エンゼルは先ほど射撃訓練場で撃っていたリボルバー式の拳銃だ。


「リボルバーは男のロマンだよなぁあとは、ショットガンがあれば…」


俺はエンゼルを装備して、パーティーの二人と一緒に少しづつ他のエリアの家などを漁っていくと通常武器のショットガンの中で最強のポンプ式ショットガンのムスティフを見つけたので装備した。


「よし!まだ敵とは会っては無いけど、シールドも青だし戦えるな」


シールドは体力の代わりに規定のダメージを肩代わりしてくれるものだ。シールドは赤>紫>青>白の順で肩代わりしてくれる規定値が上昇していく。

それにダメージを食らうとセルと言うものでシールドは回復できる。


俺はムスティフを探しているときに青色のシールドを見つけていたのだ。


「お、この先敵居るのか」


味方のブラハのスキルで進行方向に敵が居ることが分かった。


「ほい、ほい、ほい。一枚ダウン」


俺は戦闘が始まると同時に、一人孤立していた敵をエンゼルで倒した。

一人いなくなるのはVPEXではかなり不利な要因になるので俺は直ぐに他の敵が居る場所へと走っていき、そのまま残り二人もエンゼルとムスティフを使って倒していった。


「おー三人を一人で倒せると気持ちいなぁ」


俺は敵の死体に出るボックスと言うその敵が持っていた物資を漁りながらそう呟いた。

ゲーム内チャットでは味方二人からniceのチャットが来ていて、完璧に調子に乗った。


その後も音が鳴るほうへとどんどん向かって言って、味方二人の援護もあるがほとんどは一人でほぼ全員なぎ倒していって残り自分のチームを除いて一チームになった。


「おいおい、このまま勝ったら、やばいぞ」


俺は残りの一チームと家の屋上で睨み合いをしていた。

マウスを操作する右手から汗が滲むのを急いで服で拭いて敵チームの様子を見る。


「フラグを入れて起点にしたいなぁ」


俺は完璧に家に籠っている敵チームを見ながら、試しに家の窓の隙間からフラググレネードを投げ込んでみた。


「うわ、当たった!いっちゃえ!」


フラググレネードが敵の一人に大ダメージを与えたのを確認して、家の中に突撃し、大ダメージを食らった敵を直ぐに倒し、もう一人をムスティフで倒して直ぐにスキルを使って味方のいる方へ戻ると残りの二人が敵の最後の一人を倒してくれていた。


「やったっ!!」


つい優勝が決まって俺は一人で大喜びしてしまった。チャンピオンチームの表彰画面を見ながら、自分を落ち着かせていると味方の二人から、「GG」のチャットが飛んできてしまってまた興奮してしまった。


「キル数24、ダメージ4300!やばいな、この体」


俺は最後の戦績を見ながらそう呟いた。前世では24キルなんてしたことは無いし、勿論4300ダメージなんて出したことは無かった。

俺はそこまで上手いほうのプレイヤーではなかったが、この体は動体視力は凄まじいし、冷静に状況も判断できる。さらにエイムが完璧なのでキャラの操作で敵の意表をついて被弾を抑えながら敵にダメージを与えるテクニックが完璧出来るのだ。


「このまま練習すればプロゲーマーも余裕じゃないか?」


プロゲーマーを馬鹿にしているわけではないが、この体のスペックがゲームでも発揮されるとはおもってなかった。


その後も何試合も繰り返しやったがマップに降りたばかりに倒されたのを除いてほとんどチャンピオンに輝いた。

途中からはランクシステムのあるマッチに入ったがそれでもチャンピオンを繰り返して一日で一番下のランクから一番上から四番目となるプラチナランクになってしまった。


俺はプラチナランクの中の中盤に差し掛かった時に眠気が最大になってしまって、寝室に向かって自分のプレイの熱が冷めないまま眠りに付いた。





apexの試合表現は正直適当にしているので、感じてください。もしapexを知らない方が居る場合はお手数ですが感想等で教えてくだされば、もっと分かりやすいように書くように努力します。


ワンチャン日間ランキングに乗れそうな気がしているので、ブックマーク、感想、評価なんでもお待ちしております。BY白熊獣

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― 新着の感想 ―
[一言] これ見て世界記録見て見ましたけど...世界ってすごいっすね 個人で36キル5,430ダメージなんて記録がありびっくりしました ちなみに私の最高キル数は13キル2500ダメージです 褒めて
[良い点] いや、ブラハはそのままなんかーい、 [一言] 面白いですね。
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