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デリヘル勤めも悪くない  作者: 白湯(さゆ)
1/1

1.覚え書き

 私は嫌われ者だったから、友達は昔から居なかった。


 幼稚園では足が遅いと言ってイジメられ、小学校では友だちと喧嘩ばかりし、中学では仲間はずれの応酬の渦中にいて、やっと落ち着いたと思った高校生活は、色々なプレッシャーに耐えられなくて1年保たずに中退した。


 そんな田舎の高校生は、東京なら色んな人がいるし、みんな優しいに違いない、なんて明後日な勘違いをして、大学進学のために上京した。しかし誰も私の知らない土地に来たところで、結局人間意味がない。

 環境だけ変えたところで、自分が変わらなければ意味がないのだ。


 大学でも案の定馴染めなかった私は、何をトチ狂ったか、死ぬ前に売れるものは売っとこうと、自分が持ちうる最高級に高いもの、すなわち女を売ることに決めた。


 これは、田舎から出てきた人間関係崖っぷち女子大生が、人生を捨てる覚悟でデリヘル嬢になった、その一部始終である。

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