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特別な魔物と依頼の初受注

「すみません。冒険者登録をお願いいたします。」


「はい。では、名前と年齢と魔法が使えるかどう記入をお願いします。」


用紙に偽名で『ミスト』と書き、年齢を記入する。そして、魔法ですが、まず、この世界には2種類の魔法があります。まず、1つ目は魔力を使って詠唱を行い、現象を起こす方法で、普通魔法と読んでいます。そして、2つ目が、クラフト魔法もしくは、クリエイト魔法と呼ばれる物で、材料を決められたレシピで、魔道具のクラフティングテーブルと呼ばれる物で、特殊な道具や物が作れるようになります。

そして、クラフト魔法とクリエイト魔法には、大きな違いがあり、クラフト魔法は材料を必要とし、決められたレシピでクラフティングテーブルを使わないと、使えない魔法ですが、クリエイト魔法は、材料無しに、道具の名前を言うことで、道具を呼び出すことが出来、また、空を自由に飛んだり、天候を操ったりと世界に大きく干渉することが出来、クリエイト魔法は神の魔法と言われることもあります。


そして、私は、クリエイト魔法もクラフト魔法も普通魔法も使えます。ですが、クラフト魔法は兎も角、クリエイト魔法は知られると、強欲な人間に狙われます。なので、今回はクリエイト魔法の事は書かずに、クラフト魔法と普通魔法だけ書くことにします。


「では、用紙への記入をしてもらったので、冒険者ギルドのギルドカードを作るために、この針に、少しだけ血を頂きますね。」


針で少しだけ血を取り、謎の金属製のギルドカードに血をつけると、一瞬光り、カードに情報が記載される。


「では、こちらがギルドカードになります。再発行にはお金がかかりますので、無くさないようお願いいたします。最初はFランクから始まって、Cランクからは昇格に試験が必要になります。では、今後のご活躍を期待致します!」


冒険者ギルドを出ると、僅かに残った路銀を確認し、何とか一泊は出来るかなと考え、宿を探す。


まず、宿の条件は安くて安心できて清潔...と言いたいところでございますが、そんな好条件の宿に泊まれるほど、お金はありません。繰り返します。お金がありません...なので、最安値の安宿にします。夕食も抜いて節約です!部屋は、男女混合の大部屋で、貸される毛布も何だか臭います。臭い!


でも、南部と言っても極寒のスノーエンド公国。使わずに寝るわけにはいきません。我慢して今日は寝ます。お休みなさいませ。






翌朝、異臭に飛び起き、最悪な気分で朝を迎え、朝食は...最後のお金を使って、固いぼそぼその黒パンを買って食べます...美味しくないですが、贅沢は言ってられません。これが今日の活動の燃料になるのですから!


と言うことで、再び冒険者ギルドにやって参りました。まずは、依頼を探します。Fランクなので、出来る仕事は限られます。依頼はワンランク上か下かまでしか受けれないので、私が受けられるのは、FランクかEランクの依頼だけです。依頼の例はこんな感じですね。


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Fランク

・染料の採取


染色屋に卸す染料の材料を集めてほしい。特に赤色の染料の元になるポピー、赤色のチューリップ、バラの低木、ビートルートなどを求む。


報酬は、染料1つ分につき、銅貨1枚。


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Fランク

・小麦の種採取


小麦の種を大量に集めてください。


報酬は、種1袋あたり銅貨1枚。


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Eランク

・スケルトンの討伐


小麦畑の肥料としてスケルトンの骨を大量に集めてほしい。スケルトンからドロップする装備は必要ないので、差し上げます。


報酬は、スケルトン一体あたり、銅貨10枚。


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どれも単純作業ですね。スケルトンだけ少し注意が必要ですが、子供でも注意すれば出来る依頼ばかりですね。

因みに、“偶然“強い魔物や動物と“偶然“遭遇して、“偶然“戦闘になって、“討伐“しても問題はありません。自己責任です。

直ぐにでもお金が必要な私は、少しでも実入りを良くしないと不味いので、取り合えず、スケルトンの討伐依頼を受けます。


スケルトンが、よく出没するのは森の中や、かつて戦場だった平原、洞窟などに出現し、この辺りだと森の中によく出るそうです。

スケルトンの武器は多くが弓矢ですが、たまに剣を持ってたり、鎧を着てることがありますが、防御力はほとんどありません。石を投げつけても倒せます。


と言うことで、私は、スケルトン討伐のために、森の奥へと入っていきました。

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