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第一印象


ゆっくりと目を開けた。

そこには見慣れた部屋。机、タンス、お気に入りのくまのぬいぐるみ、カーテン、すべて私の部屋のもの。

(さっきのは、夢?)

それにしては妙にリアルな夢だった。魔法のようにロボット犬を倒して…私を助けてくれて。


『もう大丈夫やで』


まだあの優しい声が耳に残っている。


「ミル、お前見に行ってこい!」

「わかった」

さっきの夢で呪文を唱えていた声だ。ってことはさっきのは夢じゃない?それとも今も夢の中?

頭がパニックなのに、ドアの向こうからトントントンと階段を上る音がする。そして、ドアがオープン。


「あ、起きてるじゃん」

色の三原色が使われているパーカーにふわっとしたスカート、その下に黒のドットのタイツというド派手ファッションに水色のピアス。おかげで肩まで伸びたくせ毛の金髪が映える。

寝起きにはつらいファッションの男の人がそこにいた。(スカートはいてるけど……)


「お、おはようございます」

「おはよう、っていっても今、こんばんわの時間だよ」

ふわふわとした喋り方で、本当に女の人みたい。


「あの……」

「ちょっと待ってて。カオルとコールを呼んでくるから」

そう言い残して、再び下へ行ってしまった。




第一印象は、小動物みたい。

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