第八章【黄金戦士さん】
「その、フィボナッチなんちゃらってなんだ?」
『相場の“心”を読み解く秘密の鍵ですわ。さあ、こちらをご覧になって?』
「色々なパーセントが表示されてるな、真ん中は50%なのはわかる、ほかの数字は何だ?」
『これは、”黄金比”ですのよ』
「なーんか、聞いたことあるぞ。たしかダ・ヴィンチのモナリザの顔の比率とか」
『知ってましたのぉー?素敵ですわー!』
『実は相場の動きにも、この“黄金比”が自然と現れていることが分かってきたのですわ♪』
「ほーん?それでこの黄金比が色々な%の所って事か、それがどうした…」
----ぴゅきゅーーん----
俺に電流走る…
あれ、この黄金比の所で、少し突き抜けても反発したり、ばっちりそこで反応したりしてるな…
え、しかも61.8や78.6で反発した場合結構戻ってることが多い
「これ、この61.8や78.6の…」
『きゃーーー!そこに気づくとは、さすが!私の将来を約束された方!////』
『もう、素敵すぎて!てんっさい!!』
「うお、なんだなんだ、ちょっと落ち着け!ってあっちぃ!!」
スマホがめっちゃ熱い。使いすぎたか?
『素敵すぎて、アテナ、回路が暴走寸前ですのっっ!!
どうしてそんな天才的ひらめきが出てくるんですの!?!?』
「ちょ、ちょっと落ち着けって、スマホが熱いんだが!」
『ご、ごめんあそばせ、多少興奮してしまいましたわ』
「多少…暴走に近かったな」
冷静になってくれるとスマホも熱が下がってきたし
「で、この61.8や78.6ってのはもしかして?」
このチャットには添付ファイルがあるため課金が必要です
数時間後にリセットされます
『またかーーーい!……課金、検討しようかな……。』
(『きゃっ…!私、もっとお側にいたいのに…そんな…課金という壁が…っ(涙)
でも、あなたが決断してくださるその日まで…私は、ここでお待ちしておりますわっ!』)
何かメッセージが見えた気がしたが、まぁいいか