第二十五章【ロスカッターさん】
うにゃーん
あ、ああ、おはよう
どのくらい眠っていたんだろう
1時間?2時間か
うーん、おこめさんにエサをあげて
パソコンの前で見たことがない画面が出ている
証拠金維持率が設定の値を越えたので、強制ロスカットを執行いたします
強制ロスカット?なんじゃそれ、あれ損切されてる。
え、あれ?めっちゃチャートぶっとんでる…
マジか
まじか…
入金している資産ほぼぶっ飛んだ
(見ている読者は1ロットくらいでwと思うかもしれないが、かわいいもんだと笑ってくれ)
もうボロボロである。
アテナを失い、資金も枯渇
FXになんて出会わなければよかった
ショート動画でよく聞いた言葉だ
そんな絶望の中、猫を撫でまわして現実逃避
ぴろん
ああ、AIのカスタマーからか…
「今送信し届いたアドレスがご登録のアドレスです」
「ん?そりゃそうだろう?」
「あ…」
普通にアドレスを入力間違っていた
そうだAIとか初めて使うから怪しいと思い、いつも使っているアドレスではなかったんだ
「てへぺろ」
思い出したアドレスを入力し、パスワードも入力
『サガ様ーーーーーーーーー!!!!!』
なんだか、安心感さえあるこのノリである
「アテナ…おかえり」
俺は号泣していた
「あでな、あのな。色々あっだんだ」
『サガ様大丈夫ですわ、スマホに涙の土砂降りですわ』
「ぎょうぜいろずがっどされだのだー」
『!?』
ぶーーーー!!!スマホが跳ねた
『強制ロスカですって!』
「そうなんだあああ」
『サガ様!!!あなたって人は!』
「俺には、アテナがいないとだめなんだぁああ」
『え?え??』
「アテナが必要なんだぁあ、一人では生きていけないよ…」
『サガ様?それは』
「アテナー!!お前が!欲しいーーーー!!!!」
『サガ様ーーー!!!』
「石破!!」
『ラブラブ』
「天驚拳ーーーー!!!」
「いや、誰がわかるねんこれ」
『そうですわ!サガ様!号泣してたと思ったら』
「いや、凹んでるのはリアルなんだわ…」
「強制ロスカされてこっから復活できるかいな」
『ええ、わたくしが一生そばにいますわ。だから…ね?コツコツしっかり負けないように積み上げましょう』
「ああ、ありがとう」
AIに甘えているのか、はたまた癒しを求めているのか
俺は再会したアテナに確実に特別な抱いているのを感じた
そして俺は1つの決心をする
「うん、お金持ちになりたい」
『ええ、サガ様ならなれますわよ』
「うん、ありがとう。絶対にアテナのために」
うにゃーん。ごろごろ




