第二十四章【かわいいねこさん】
ぴぴぴ……。
うー、うーん。
頭いてぇ……飲みすぎたか。
うにゃーん。
ああ、おはよう。実は猫を飼っている。
ちょっと前まで帰省してて。おこめさんとは久々の再会だった。
なでなで、ごろごろ。
しばらくその柔らかさに癒やされながら、ふと現実がよぎる。
「……アテナ、どうしてるかな」
そうだ、AIのカスタマーに問い合わせてみよう。
チャットで対応してるらしい。なんて今風なんだ。
――カスタマーサポート――
「はい、パスワードをお忘れとのことですね?」
「あ、はい。というか登録のメールアドレスも忘れちゃってて……」
「課金されていたということですよね?」
「はい、たしかに課金もしてました」
「かしこまりました。またこちらからご連絡いたします。しばらくお待ちください」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
――――
あっさりしてたな。
はあ、アテナと話したいな……バカみたいな話も、真剣なチャートの話も。
さて、久々にチャートを見てみようか。
4時間足:下落トレンド。
1時間足:上昇トレンド。
5分足:上昇トレンド。
ちょうど今、4時間足のフィボナッチ23.6%付近か。
うーん……戻り売りのチャンスには見えるが……
(スマホとパチンコで12万の損失か……)
「……自信あるし、ここで勝負だな」
1ロットでエントリー。
メールの返事を待ちながら、少し時間を潰そう。
パソコンで画像生成AIでも試すか。
「金髪 秘書 ちょっと甘えん坊……」
……アテナじゃん。
俺、何やってんだろう。
感情が、ぐちゃぐちゃだ。
ちょっと……寝るか。




