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出会い3

オレは、今この家に女子と2人でいる。


さっき、勤務中に公園に一人女の子がいると通報が来たのでとりあえず行ってみた。


通報通り、女の子が一人佇んでいた。やけに寂しそうに見えた。


遠目でみただけでもわかる、【帰る場所がない系の女子だと】


今の日本という国は、居場所があまりにも少なすぎる。


話しかけると、まさか彼女から警察に向かって『誘ってくる』という驚くべき行動だったので、なんとなく重症に見えたので一日だけ面倒を見ることにした。



少し前の事を振り返っていると、当人から言葉が飛んでくる。


「できたよ~」


「おっ!!結構うまそうじゃん」

 

「でしょでしょ!!天才しょ!!」


「でも、オレ一人分としては多くないか?」


「えっ!!普通にウチも食べるよ~」


「食べたんじゃないん?」


「食べたけど食べて無いみたいななんというか、、、、」



「さては、ウソ付いたな」


「バレたならしゃーない、、、、ごめんなさい」


「意外と正直なんだな」


「うん、なんていうか、人間として最低限のことだけはやりたいから、、、、」


暗そうな表情にうまく言葉が出てこなかった。



「ま、とりあえず食べよっか」


「そうだな、いただきます」


「ど~ぞ」


「うまいじゃん、、、ホントに美味い」


「ホントに?お世辞じゃなくて?」


「最近、ご飯買ってばっかの添加生活だったから、余計体にしみる」


「そりゃ、ようござんした」


しばらく無言で食べ続けた。単純に美味かったと言うのもあるが、お互いに気まずかったというのが大きかっただろう。


「そういえば、お兄さん、ホントにエッチしなくていいの?」


「いいよ」


「こんなにカワイイ子を抱けるチャンスそうないよ」


「だろうな。でも、いい」


「そっか、私からお願いすることでも無いから、いいならいいけど」


「ごちそうさま」


「いいよ、食器おいといて」


「皿洗いくらい自分で」


「いいの私がやるから、やれるコトそれくらいしか無いし」

 

「じゃ、よろしく頼む」


彼女がいやすくなるように、あえて頼むことにした。


「風呂入ってくるから」


「は~い、いってらっしゃーい、、、、、、あ・な・た♡」


「はいはい、行ってきますよ」


「キュンキュンした?」


「はいはい、したした(棒)」


「面倒くさがられちゃった」











「あぶねぇ~~~~」


めっちゃ可愛った。ていうか、こういう時の萌え袖は強すぎる。


萌え袖にここまで力があるとは驚きだ。


このままでは、自分の理性の限界をすぐに迎えるコトは想像できた。


自分が一晩、面倒を見ると決めたからには、朝追い出すまでは耐えなければ、、、





「風呂あがったよ~」


「あの、私も入ってもよろしいでしょうか?」


「なして敬語?」


「いや、頼む時は下からいかないと」


「いいよ、今日一日だけは好き勝手使っても」


「ありがと、タオルってどこにある?」


「それなら、その棚の一番下だ」


「わかった。ありがと」




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