秘密?
ミサには食事の時に、レンヤとシズエから話をした。最初は困惑した顔をしていたが、すぐに笑顔を振るまっていた。しかし、その笑顔は長年一緒に生活してきた二人には、無理をしていることはバレバレだった。
その夜、レンヤは久しぶりに親の形見である鍵型のペンダントを握りながら、考え事をしていた。
考え事は、自分の実力のなさに対する後悔と、実力を伸ばすためにはどうすればいいかということだ。
ふいに、昔の父が言っていた言葉を思い出す。
~これからの人生には、大きな壁や敵がたくさん現れるかもしれない。でも、その壁や敵は、無敵じゃない。レンヤなら確実に乗り越え、倒すことができるはずだ。渡して値は、いつでもお前たちの傍に、そして力になるかね。
どうしても、乗り越えられないときは、このペンダントを握りながらこう唱えるんだ。
ギョーフ・ニイド・シゲル・ティーク 我は力を求める。
これは……~
聞いたことがない呪文?の言語だった。
それにこれを唱えた先の言葉がわからない。
といっても、これを唱えたとしても、現状の問題が解決するとは思えなかった。しかし、ふいにレンヤはこの言葉をつぶやいた。
ギョーフ・ニイド・シゲル・ティーク 我は力を求める。
「ん…!?」
自分の部屋を光が満たし、地面には知らない言語の魔法文字。視界は光で埋め尽くされた。しかし、不快感はなく温かく、心が軽くなった。
目を開けると、見慣れた自分の部屋でないことには、すぐに気が付いた。見た感じのこの部屋は、驚くほどきっれいにされていて、整っている。内装は、ロッジのようなものだ。
少しして、自分が知らない場所にいることに改めていることに気づき焦っるレンヤ。しかし、窓の外の景色を見て体が硬直したのだった。




