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説明

2***年。

世界は今まで、数々の技術で発達をしてきた。その根本にあるのが、戦争から派生した技術だ。戦争がなくても、世界の技術は進歩し続けた。しかし、国々の間で格差が広まり始めた。

世界の技術は、進歩し続けたが、戦争中の技術の進歩よりも格段に落ちている。

そして、だんだん世界の進歩が限界を感じ始めた。今までは、数十年ごとには新たな発見や、開発などにより、世界の外見が様変わりし続けたが、それも停滞を続けた。

次の技術促進は、数百年後かもしれないと、ニュースの討論でささやかれる中、彼らが表舞台に上がってきた。

彼等。それは、決して今まで表舞台に上がることがなかった者たちのことである。裏世界から世界を操っているなどと言われ、存在自体があやふやとされている、各国に潜む秘密結社が表舞台に立ったのだ。

彼等がもたらしたのは、今までの我々の概念にはない、呪や魔法、超能力といったものだ。これは世界に大きな影響を与えたのは言わずともわかるだろう。そして、ここからこの能力についての開発、研究が各国で始まり、時代は魔法ラッシュへうつる。

だが、魔法は便利であると同時に危険な武器になりうる。そのため、世界魔法士協会という、国の枠を超えた協会が作られた。

秘密結社が表に出てきて約300年後の世界に生まれた、少年のお話である。