明晰夢な夢日記記録
これは夢である、俺は自覚的だった。
自覚的で、あるが故に、これは凄いことだと思った。
明晰夢、だと思う。
その中では、リアルタイムで行動選択の意志が、あったかのように少なくとも最低限感じられた。
それを元に、そのときを、そのトキの、今は多少曖昧に変化してしまった、情報の断片集を、
俺は、このとき、今は後になってしまった、あの素晴らしい瞬間の連続を、感動と共に脳内で再生し、
最大限、多少娯楽として美化し、補完して、再現率高く、言語で描きたいと思うのだ。
どこにでもある、レストランだったのだと思う。
そこに何か縁があって、イベントとして複数の集団が向うのだ。
最初から仲間として在ったのも、集団内では在った。
それでも、始めはばらばらの集団が、いつしかその中で相性の良いペアになっていくのも、あった。
俺は一人だった、
ここが微妙なのだが、これは彼女の視点だったかもしれない、どっちだったのか、今だに曖昧、
人称を使い分けるかもしれないので、叙述トリックみたいにならないように注意するが、気をつけて欲しい。
一人な俺は、集団内で一人であり、それは多少なりとも孤独と気ままな孤高を醸す、
ガキの頃なら、よそよそしく在ったかも知れないが、このトキの俺は、まだ夢と自覚的でない、普遍的に過ごしていた。
何か説明係りがいて、この時はどこに、何の目的で、何の集団が向うのかすら、なにも知れないときだ。
集団が集合場所、そこから何処かに向うときになっても、まだ一人だった。
煌びやかな空間に、モールのような、どんな表現が適切だろうか、とかく彩が豊かになった通路を進み。
おそらくレストラン、多分、そんな場所に就いてから、俺は思ったのだ、
一人は退屈で、飽き飽きして、どうしようもない、と、
誰か、俺と同じで、こんな風に過ごしている人は、いないかと、探す。
すると、一人の女性を見つける、
その人は、どんな姿だったか、まったく分からない、
曖昧だが明るく、笑顔が可愛い、そんな人だったと、今は記憶してる。
実際に話した会話内容、台詞形式(彼女と俺のランダムな綴り)。
「ちょっと待って、いま、この凄いのを整理してるから」
これ、どっちが言っていたか、分からない。
俺は、あるいは彼女の視点は、この状況を夢であると、このときには既に自覚済み、
そして、この素敵な異性が、リアルタイムで反応、リアクションを返してくれる、
そのシチュエイションに、その事実、それが与えてくれる情報、質量に、酷く圧倒され圧迫され、感動していたのだろう、
椅子をかったんかったんさせて、頭抱えて、打ち震えていたのだ、そのように行動を記憶してる。
「貴方とわたしは、恋人なの?」
「当たり前だろ、今更、なにを言ってるんだい?」
なんか、海外のドラマのような雰囲気、
これが後々、この人物の全体像が、外国系の金髪碧眼の、大人の美女的な外装に至った、
夢を見た、見終わった後の、回帰回想による、記憶の補完現象だったのかも?。
あとの、具体的な台詞は、実際のところ覚えていない。
これから凄く頑張って思い出せば、断片的に思い出せるかもしれないが、そんなモノは後付けに等しい、
いまこの瞬間に、思い出せるレベルでなければ、
真実の、あの時の、夢とはいえ、現実と同レベルと思える、それは信じれる信じたいと同じ、とは言えないと思う。
完全にランダムで展開される、少なくともそのように見える、夢という現実で、
実際にあった事、オリジナルの現象、明確に覚えている、とくに台詞は特別だ、
良く良く、そこから夢での二人の関係性を、推測と推理を織り交ぜながら、物語として想像してみたいと思う。
「恋人ぉっ! わたしと貴方が?」
「そう、それが何か?」
「それって実際、どんな感じなの?」
聞くに、何かしら、運命的な出会い方をして、お互いの相性がビックリするくらい凄く良くて、
直ぐにツーカー、前世で夫婦だったんじゃないかってくらい、二人は直ぐに打ち解けて、
今では毎日ラブラブ、お互いを愛称で呼んじゃうんじゃないかってくらい、仲良しで、
お互いがお互いにとって欠かさざる、生涯で唯一無二の、一生のパートナーと想って、愛を誓い合った、
わたしは、そんな何気なくも熱い、形容矛盾の彼の語り口調を、ふーんふーんと、
椅子カタカタ、貧乏ゆすり一杯で、拝聴していた、
夢だと自覚している、それでも第一に自覚したことは、惜しい、もったいない、という系統の感情反応だった、
こんなにも心通わしてる感溢れる、彼と、夢でしか、会えないとは、ってね、
せっかく、こんな活き活きとした生命力を喚起させる、素晴らしい関係なのに、少し切なくなる、
夢なら一生醒めるな、って思うのだが、それを一心に一生懸命思うだけで、
わたしは具体的な夢から醒めない方法を知らない、心に絶望感みたいなのが堆積する、
夢なのに、こういうので心が痛くなるのって、何時振りだぁ!って思った。
「はぁーあ、これが夢って、最悪ね」
「それって、何か冗談、なにかのネタなの? だったら面白いね」
「ネタじゃないわよ、マジで、わたしにとって、これは夢で、夢って自覚的で、
そしてよ、貴方と、こんなリアルタイムでリアルタイムなリアクションが帰ってくる、
現実じゃ決して味わえない、ハートフルなコミュニケーションに、酷く感動してて、
でもそれが、夢で終わっちゃう、いつその夢が終わっちゃうのか分からなくて、鬱々してるのぉ」
「そ、そうなんだ、それは悪いことしたね」
「別に、貴方が悪いわけじゃない、
ごめんなさいね、こんな、意味不明メンヘラで、しかも電波で、愛想尽かさないでねぇ」
「尽かさないよ、むしろ、俺は君のほうが、いつ俺に愛想尽かすか、気が気じゃないよ?」
「へえ、それって、どういうこと?」
「だって君は魅力的で、俺には勿体無いくらい勿体無い、いつ捨てられちゃうか、分からないんだよ?」
「ふーん」
気分が良かった、凄く、気分が良かった。
正直な話だ、わたしは、こんな風に恋人テイストな関係で、ラブラブ風味な対話なんて、したことない、
だからかどうか分からないのだけど、この胸がドキドキする、し続ける、彼との会話は、何ものにも勝る御褒美だ。
うん、これって、日頃から頑張ってる神が、わたしに与えてくれた御褒美、そんな気が、今はする。
にしても、これって凄い、
夢って分かっていても、リアルタイムで、少なくとも、そう感じられる時空間に意識がある、
それで、リアルタイムな情景、反応、会話が、織り成されているのだ、
第二の現実である、いやむしろ、わたしにとっては、現実を越えた超現実である、
たぶん、夢をどうにかこうにかして、意図的に都合よく見る機会が販売されれば、馬鹿売れすると思うな、
ライトノベルのVRMMOモノって、夢での、この感覚、こういうのに近いんじゃないだろう?
「とにかく、わたしにとって、これは夢なのよ、はぁー最悪最低」
「ごめんよぉ」
「だから、貴方が謝ることじゃないんだって、こっちこそごめんてぇ」
そんな風にぐだぐだに話して、してても、お互いは楽しそうに微笑み合っている。
うーむ、なによりも増して感情が溢れてくる、それは勿体無い、口惜しいという、アレな情念、
酷い話だ、こんな所で、運命っぽい相手を呼び出さなくても、日常で出会わせてくれよ神よっ。
「これは夢だから、わたしは何時醒めるともしれない、貴方と何時、離れ離れになってしまうか、分からない、
それが凄く、、、寂しい、不安と恐怖に包まれるの」
「俺はずっと、君の傍にいるよ、
たとえ、これが夢のほんのひと時でも、いいじゃないか、
お互いが出会えたことに、価値があるんじゃないかなぁ?」
「ふーん、いつも、そんな風なこと、ことあるごとに、言うタイプ?」
わたしは、多分、彼はわたしのテンションに合わせてくれているんだと、なんとなくで気づいているのだが。
「偶にかな、偶にムードが良くなったら」
「そうなんだ?、
これって案外、ムードに貢献するような、色っぽい展開なの?」
「どうだろうかな、普段の君は、流石に、こんなことしないから、新鮮で、
いや、誰がしても、これは新鮮だろうけども」
彼の語りに、コメカルな感情になって、くすくす、わたしは思わずって感じで、衝動的に笑ってしまう、
嬉しいな、嬉しいな、本当に、どうして現実で、こういう人がわたしの隣にいてくれないのか、
傍に寄り添って、現実を共に生きてくれないのか、与えられている今は、
そこに膨大で計れない、計り知れない理不尽を、不条理を、溢れる不合理と不効率を感じる。
「わたし、ぶっちゃけると、現実で、貴方みたいな友達でも恋人でもいいんだけど、いないんだぁー」
「そりゃあね、僕達みたいな、気が合いすぎて可笑しい、そんな相性は、世界の何処を探しても、存在しないから」
「自信ありげね、やっぱり、運命みたいなの、感じてる?」
「ふっふ、君だって、運命を感じているのだろう、わかっているのさ僕は」
「可笑しい人、凄く可笑しい人、貴方といると、素の、出したい自分を、存分に出せる気がする」
「それは僕の方だよ、君が傍にいるから、僕は僕で居られる。
逆説的に言うなら、君が居なくなってしまえば、僕は僕が最大限望みうる、僕じゃいられない、
世界に見捨てられた、哀れな旅人、永遠にどこにも辿り着けず、己を知らず、
なにもコレといった生き甲斐をしらない、駄目な奴になってしまう、そんな暗闇の底から救ってくれたのが君」
「いいわいいわ、もっと、もっともっと、なんかソレっ、面白いことを一杯、言って頂戴っっ」
うずうずずっ、やっばいわっ、
この人といると、浮き浮きというか、ドキドキが止まらない、
こんな素晴らしい人が居たなんてっ! 今まで知らなかったのが、無上にもったいなく思える、
うぐぐうぅ、現実に居たら、直ぐに捕まえてやるのに、夢である事実が重圧増して押しかかる、本当に惜しすぎる神っ展開なのだ。
「うわぁ、なんか血気迫るね、
そういう風に期待されて、ハードルが上がると、すごくトークの切れも悪くなるのだけど」
それからは、どんな話をしたのだろうか?
夢の内容は、こんなに深くないし、明瞭でもない、
でも夢で味わった、断片的な台詞や、その場のすべての情報から、導き出された、これが補完情報である、
そして、その補完情報をスラスラ書けたのは、ここまで、ネタが尽きたかガス欠か、
これ以上は、あまり情報価値が高く描けないと想ったので、筆を置いた形である、
曖昧に話した内容を、妄想してみると、
このあと、お互いの名前を教えあう、わたしはシャルで、彼は、タクミにしておく、
趣味やエンタメの話をする、まるっきり相性がいいので、大いに深いコアな感じに推移する。
また新たに新情報を夢で収集したり、夢や現実を補完したくなったら、物語小説として創造したいと思ふ。




