魔法訓練
お久しぶりです、生きてます
「では魔法をお教えしたいと思いますー」
小っちゃい先生の宣言から訓練場の端っこで魔法の練習は始まった。
最初は姫様以下色んな人が興味深そうに見ていたが「事故でここは吹き飛ぶかもしれませんがそれでもよろしければどうぞ見学なさってくださいー」というドヴィスの一言でみんな出て行った
「まずですねー魔法を使うには呪文と詠唱が必要なのですが、魔法を使う際に自分の実力以上を放つには詠唱が必要でそれ以外は詠唱がなくても大丈夫ですよー。そして実は呪文と詠唱はイメージして唱えればいいので何でもいいのですー。例えばー……炎よ!」
ドヴィスさんが手のひらを前に出して人形に向かってファイアと言うと手のひらからサッカーボールくらいの火球が飛び出した。
何人かが「おー!」「すげー!」と感動していた
「こんな感じですかねー、込める魔力によって大きさや威力を変えられるんですがー……まぁそれはおいおいでー。皆様の実力なら下級魔法なら恐らく無詠唱でできるでしょうしーまずはやってみないとなのでやってもらうんですがー…流石に全員でやるのは危険なので一人ずつにしましょーか。まずは……すいませんがついでに皆様の名前を教えてくださいー、まずあなたからー」
選ばれたのは一番端にいた男子……岩崎 秋渡だったかな
「は、はい!岩崎 秋渡です!」
緊張しかない声で答えていた。緊張してるのがわかりやすいほど体固まってるけど大丈夫か?
「よろしくお願いしますー。ではどうぞー」
「は、はい!……炎よ!」
腕を伸ばして唱えると手から炎が放射状に飛び出した。緊張からか恥ずかしかったのかちょっと声が上擦っていたけど見事に成功した
「お、おー!すげー!」
緊張していたのは最初までで後は感動と興奮で大声で「すげー!」を連呼している岩崎をドヴィスは面白そうな顔で見ている
「やはり素晴らしいですねー。では次はあなたー」
そんな感じに次々に見ていった、途中で攻撃魔法が使えない人がいると「あなたは補助魔法や回復魔法が向いているかもしれませんねー」とアドバイスしたり攻撃魔法を見て何度か「なるほどー」といいながら頷いたりと見た目あんなでも宮廷魔術師かと思った
そして大澤、智也、紗姫、俺の番となった
「あなたはー……件の勇者様ですねー」
「はい、大澤 賢斗といいます」
「では賢斗様ー、お願いしますー」
「はい……炎よ!」
大澤が放った魔法には全力が注がれていたらしく下級魔法のレベルを越えた火力になって炎が噴き出して本人にも制御できてないようだった、証拠に周りばかりでなく本人も唖然としていた
「水よ!」
そんな中で冷静だったドヴィスは冷静に相対する属性魔法を撃って相殺させた。
事故ったな、確かに
「流石は勇者様ですがー、まず魔力制御の仕方を覚えた方がいいですねー」
苦笑いしながら大澤に忠告していた、言われた本人も素直に頷いてた
「はい……すいません」
「いえいえー。ではあなたお願いしますー」
そんな感じに俺たち三人は特に何もなく終わった
「さてーこれでー全員ですねー。勇者様方はやはり魔力が高いので魔法をしっかり覚えないと自分の魔法で死んでしまうかもしれませんよー」
その言葉に何人かが身震いした。
さっきの浮かれっぷりからどこそこ構わず魔法を撃たせないために釘を刺したんかな
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