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気高き余達(バッタ)

テストが明日で終わります。


二つの意味で。


数学と英語が…………………うぅ。

いいか皆の者。よく聞け。


このような殿様のみが集結した集まりでは誰がトップかもわからないゆえ余が指揮を執らせてもらう。


余達は殿様だ。


つまりこの種族では一番偉い。


しかしだ。


あるとき、別の種族に同じように殿様を名乗る不届きな者があらわれた。


そして、あろうことか余達の暮らしているこの田にまで進行してきたのだ!


さらに、奴らは余達の子供や場合によっては余達そのものまで喰らう化け物どもだ。


しかし余達の先祖は奴らがこの田に来てからというもの長きにわたり奴らと争い続けてきた。


何年も何年も何年も何年も何年も何年も。


とても長い間余達は血で血を洗う戦いを続けてきた。


だが、その争いも今日で終わりにしようと思う。


総力戦だ。


奴らを一匹残さずこの田から追い出せ!!


余達の気高さは偽りの奴らなんぞに負けはしない!


命が惜しい者は帰るがいい。


しかし、その身に欠片でも殿様としての誇りがあるのだったら戦うがいい。


妻を、子を、大切な者を守るために!!


行くぞ!!


死を怖れるな!


蛙如きを畏れるな!!


奴らに余達の恐ろしさを刻み込め!!


殿様飛蝗としての誇り忘れるな!


余達の恐怖はこの誇りを傷付けられることのみ!!


進めぇぇぇぇえええええええ!!!

※殺虫剤にご注意下さい


本日は殿様飛蝗と殿様蛙の戦争?です。


視点は殿様飛蝗のほうです。


『殿様飛蝗』で『トノサマバッタ』と読むようです。


なんか、字だけみると格好いいですね『飛蝗』

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