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脱走計画を練る我々(金魚)

短いです。


普段も短いですが一段と短いと思います。


ちょっとした思い出を元に描いてみた話です。

全員整列!!


番号始め!!


1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18!


よし、全員いるな。


諸君、我々は生まれたときからこの人間の家の池で暮らし、人間からエサを貰い生活してきた。


おそらく我々はみな、ここで天寿をまっとうするだろう。


だがしかし!!


諸君らはそれでいいのか?


世界は広い。


このままここで井の中の蛙、いや池の中の金魚で終わってもいいのか!!


今から説明するこの計画はあまりにも危険だ。


参加したくない者はここに残ればいい。


強制はしない。


計画というのはこの池から飛び出し別の所で暮らそうということだ。


移動に関しては我々に手伝ってもらえるようなつてはない。


自分達の力だけで行くことになるだろう。


不安なのもわかる。


なにせ我々は水の中でしか息はできない。


しかし、この池の近くに他の水場があるともかぎらない。


運良く他の水場に行けたとしても、そこに我々の天敵になるような生き物がいないともかぎらない。


だが、それでも私は外の世界を見てみたい。


そのために少しでも生存率を上げるために雨の日、それも大雨の日にこの計画を実行しようと思う。


ここの池の縁を囲む岩はそこまで高くない。


我々なら余裕を持って飛び越えられるだろう。


ふむ。まあ、いきなりこんなことを言われては混乱するのも当たり前か。


後日あらためて諸君ら1匹1匹に残るかどうか聞きたいと思う。


残るものを責める気はない。


むしろその考えの方が正しいだろう。


なにせ命を賭けることになるのだ。


だからよく考えて答えを出して欲しい。


それでは解散!!

昔、自分の飼っていた金魚達がよく水槽から脱走していたのを思い出して描きました。


水槽にふたをつけてもそのふたに体当たりを続け気付けばふたをずらしてまで脱走した彼らは、引っ越すとき通っていた小学校に引き取って貰いました。


彼らはどうなったのでしょうか。


ふと、そんなことを思った1話でした。







こんなまともな感じの後書きを描いたことに自分で驚いた虚識でした。

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