STAGE1ー4
ここから2年ぶりに書いたので少し書き方が違います。
「じゃあ、手を出してください!」
と悪魔は微笑みながら言う。
「これで良いのか?」
なにも疑わず、蘭太は手を握る。
「はい!契約完了です!蘭太さんはー...士気と采配を操る能力...励ましたり指示する指揮官ですかね!」
「それって微妙じゃね...?」
あからさまに蘭太は落胆する。
「ではお次!榊さん!」
「...あぁ。」
微笑みながら無表情の榊の手を握る観世。
「うーん、流れを操る能力、ですかね?風とかを操れそうですね!」
「抽象的だな、随分。」
考え事を始める榊。
「ではお次ー、茜さんいってみますか!」
「おっ、やっとあたしかー!!楽しみ!」
元気良く手を握る茜。
「元気良いですねー!能力も、身体能力を跳ね上げる能力、ですって!」
「あたしに合ってる!?合ってる!?のかなぁ!?」
興奮気味に彩美を叩きながら言う茜。痛いよ...と彩美。
「うん、それではお次は彩美さん!」
「はーい...」
左手であくびをする口を押さえながら右手で握手。
「彩美さんは、水を操る能力ですね!一番ポテンシャルは高そうです!」
と言う観世だが彩美は聞いているかわからないあくびをまたしてる。
「では最後は...問題児音夢さん!」
「誰が問題児だって!?」
不満ありげな音夢はゆっくり手を握る。
「音夢さんは眠気を操る能力ですかね!名前と合っています!」
「ほんとかなぁ...」
試しに彩美の眠気を覚ます音夢。
「あれ、みんな...おはよう。」
「ほんとに起きた...」
驚く音夢と彩美以外。観世はどこか誇らしげ。
「はい!では全員に行き渡りましたね!では次の内容です!」