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世界シリーズ本編

何かが終わった世界の利他主義者達

作者: 448 23

はじめまして。

 柱が現れた。生命の柱だった。

 この世界の柱は救われた。生命の柱によって、これからも晴天の柱は魔力を放出し続けるだろう。

 人々はいかに自分たちが愚かだったかを思い知らされ、今では日々、柱に感謝している。悲しみ(sadness)を造り出す職業は法によって取り仕切られた。



「皆、変わったよね」

 この世界の柱を救った青年の幼馴染がふと呟く。その言葉に、運搬組合所属の大男は頷いた。

「これもあの坊主のおかげってわけだな」

 幼馴染が表情を暗くしながらも頷く。きっと、割り切れないのだろう。柱を正して消えていった青年のことが。

「……わたしは、キルの幼馴染でよかった。昔からそばにいることが出来たから。わたしはやっぱり、キルが好きだったんだ」

「そうか。思いを伝えれたのか?」

「うん」

 家族同然に育った。いつも一緒だった。家族愛でもあり、恋愛でもあった。


 暖かい光の中、無表情の顔がとてもきれいに笑っていた。



 これは、1人の青年が全てをかけて世界を救う物語。

 

 青い魔力に包まれていく彼の口が動く。

 彼が消える前に言った言葉を、わたしは忘れない。

世界シリーズ、これより番外編へ突入します。

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[一言] 面白かった!! 続き待ってます(笑//
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