後輩と友人
こんな短くてとくに面白くない話なのにこの更新の遅さ
文才が欲しいです…
教室にて
「ねぇねぇ友君、飴はあるかな?」
「さっき食べたでしょ」
「ハムーン」
なにかいちゃついているカップルがいた。
とりあえず無視をしよう。
「お、帰ってきたか」
そういってこちらをみるバカップルの片割れ。
しまった、見つかった。
「おかえり~♪」
もう一人の方が相方に頬擦りしながらいう。
「やぁ、友人、相変わらずバカップルだね爆発しろ」
「なんで爆発しなければいけないんだ?」
「リア充だからだよ」
「お前もだろうが」
失敬な。
僕のどこがリア充だというんだ。
「自覚無しかよ」
ふぅ、とため息をついて、友人は恋人の頭を撫ではじめる。
…別に羨ましいとか思ってないからね?先輩に同じことされたいなぁ…とか、もっと激しいことされたいとか思ってないからね?
どちらにしろ今夜やってもらうしね!
「おい、なぜかお前が言うなと発言したくなったんだが」
「相変わらずの電波っぷりだね」
「人を痛い子扱いするな」
「少なくとも変人だよね?」
「それはお前もだ」
そこまで言い合って、二人同時にため息をつく。
僕がよく一緒にいるグループは周りから『変人チーム』と呼ばれている。
なんでも、友人の父親がこの高校に通ってた時にそう呼ばれるグループがあり、それからつけた、と先生は言っていた。
正直、否定したいが、自分が他の人と比べ少し変わっているという自覚があるので否定できない。
もっとも、先生と比べたら僕らはまだましだが。
だってあの人、変人って呼んだら喜ぶし。
変態って言ったらキレるけど。
「大丈夫、変人な友君でもボクは愛してるから」
「うん、フォローになってないし、というかお前も変人の中に入ってるからな?」
「ハムーン」
そんなやり取りをやってまたいちゃつき始める友人とその恋人。
僕はそれを32℃ぐらいの暖かさで見守りながら、次の授業の準備を始めた。
…早く放課後にならないかなぁ…。