逃走
疾走感のあるものが書いてみたくて、ちょっとだけAIの力も借りつつ書いてます。
(誤字脱字のチェックや、カーチェイスのシーンのアイデア出し)
細かいプロットは作らず、思いのまま進めていこうかと(設定はあらかた決めてるんですよ)
さて、書いたは良いけど...こっからどうしよう
「コウセイ、もっとスピード上げらんないの?」
「無理言うな!これ以上上げたら崖から真っ逆さまだ!」
俺たちは、山道の下り坂で今まさにゴブリンの集団に追いかけられている。
耳が尖っていて緑色の身体、醜い顔、まさにそれはアニメや漫画で出てくるテンプレ通りのゴブリンだ。
出っぱった下腹を上下に揺らしながら、どこで手に入れたかのか、鉄パイプを手に持ち、ウサイン・ボルトもびっくりの速さと持久力で走り、俺たちの乗っている軽自動車を追いかけ回している。
車との距離、目測で約10メートル程。
数はおよそ30匹。いや、もっといるかもしれない。
一応片側2車線の道路であるが対向車が来れば停止せざるをえない程の道幅だ。俺の運転する車は時速60キロで走行、この細い道でこれ以上スピードを上げられない。
極度の緊張と集中力で脳が焼き切れそうになる。
「次のカーブを曲がったらしばらく直線!曲がったら上の窓開けるから、それで数減らしてくれ」
「OK」
助手席に座るナギが、助手席のダッシュボードを開けてハンドガンの取り出し、スライドを引く、軍隊御用達の「SFP9」装填弾数17発、予備の弾倉が一つ、合計34発の9ミリパラベラム弾、ゴブリン一匹倒すのに3発、いや4発くらいかかるだろうか。
「ナギ!それ借り物だから、間違っても弾倉捨てんなよ」
「わかってるよー」
「タナベさん、メッチャ横に振られるから、おばあちゃんをしっかり押さえてください」
後部座席には今回の作戦に同行してもらった看護師のタナベさん。その隣に、毛布でぐるぐる巻きにされたおばあちゃんがスヤスヤと寝息を立てている。
「お手やわらかにお願いしますよ」
タナベさんは、おばあちゃんの首の後ろに手を回し、シートベルトをきつく締め直して、横揺れに備えた。
急カーブまであと少し。サンルーフを開ける。
「タナベさんしっかりつかまって!」
「はい!」
「ナギも!」俺はナギにも声をかける。
「あいよぉ」ナギはアシストグリップを左手でしっかり掴んだ。
カーブ手前、ブレーキを踏み抜き、クラッチを蹴って、シフトレバーをサードからセカンドへ叩き込んだ。一瞬サイドブレーキを上げてすぐに下ろす、ガツン!と車体が激しく悲鳴を上げ、スピードメーターが40キロを指しながら、車体が勢いよく真横に滑っていく。
「気持ち悪い!」ナギが叫んだ。
「耐えろ!」俺はナギに喝を入れる。
俺はステアリングを両手で必死に抑え込み、アクセルを踏みちぎった。リアバンパーがガードレールをこすり、カーブを強行突破する。
「来てる!来てる!」ナギは近づいてくるゴブリンを見て叫ぶ。
「わぁってるって!」
カーブを曲がり切り、エンジンの回転数をレッドゾーンまで上げて直線に入る。俺は素早くセカンドからサードへシフトチェンジする。ゴブリンとの距離が再び広がっていく。
「頼む!」俺は大声でナギに声をかける。
「OK!」待ってましたと言わんばかりにナギは答えた。
ナギは、首にかけているブルートゥースのヘッドホンを装着して、再生ボタンを押す。音漏れから察するにTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「世界の終わり」だ。左手でシートベルトを外し助手席のシートに片足を乗せて「よいしょ!」と言いながらサンルーフから身を乗り出し「ありゃーいっぱいる」と呟いたあと両手を前に突き出し銃を構えた。
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
車内に5発の銃声が響く。
バックミラーを見るとゴブリンが倒れる姿が見えた。
「やるじゃん!」俺は大声でナギに声をかける。
「え!なに!?」ナギはヘッドホンの片側を外して聞き返す。
「やるじゃん!」
「あーあの数じゃ当てない方が難しいわ!」
ナギはヘッドホンを付けなおして、再び引き金を引いた。
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
車内に再び5発の銃声が再び響いた。




