第3話 執事とお嬢様
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お嬢様「第3話。執事とお嬢様」
お嬢様「まさか、国家転覆を企てたと婚約者の王子から宣言されて処刑台に連れていかれるとはー!なんか下級貴族の娘が取り入ってるなとは思ってたのよね!」
執事「お嬢様。説明セリフが過ぎます」
お嬢様「しょうがないじゃない!って、あなたは」
執事「執事です。連行人を倒して成り代わりました。逃げましょう」
お嬢様「あなたそんなテキパキ動けたのね」
執事「今はそれどころではありません!」
お嬢様「でも逃げるって言ってもどうするのよ。お父様もお母様も私ととっくに縁を切って知らんぷりしてるはずよ」
執事「お嬢様。覚えてると思いますが、私は本来庶民の出です」
お嬢様「そ、そうね」
執事「庶民の生活は貧しいもので、今までみたいな贅沢は叶わないでしょう。ですが」
お嬢様「なによ?」
執事「お嬢様の望んでいた好きなら、沢山捧げられます」
お嬢様「え」
執事「お嬢様、いいえ、これからは旅人となる私の妻として、ずっと私の愛を受けてくださいませんか?」
お嬢様「……アルバート」
執事「名前で呼ぶということは、そういう事ですね、ソフィ」
お嬢様「私、アルバートの事、大好きよ」
執事「私も、すきです!好きで、好きで、大好きだ!ソフィ」
お嬢様「そうして2人で逃げる道は大変だったけど」
執事「確かに私たちの旅路には、愛が溢れていました」
お嬢様「おしまい」