表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/147

4.変化再び

Tips:魔法

スキルの一種であり魔力活用方法のひとつ。


Tips:スキルオーブ

何かの力が詰まった宝珠。簡単に力を手にすることができる。しかし——。

気が付けば布団の中で横になって居た。

カーテン越しに僅かに聞こえる鳥の声。

起きるのはまだ早いと感じたので二度寝する。


目覚ましの音で目覚める。

パジャマのまま朝食を食べに行く。

食卓には誰も居ないのでパンを取り出して一人で食べる。

諸々の支度をし、通学。


去年とは別の教室なので移動に違和感を感じる。

それすらも今年度の期待感で楽しく思える。

教室には3分の1ほどのクラスメイト達。

おはようと挨拶をしながら出席番号順の決まった座席に座る。


「おはー。洵もう魔法みた?」


「見たみた。すっごいリアルだよね」


「あれマジっぽいんだよ。ライブでしてた」


「そうなの?知らなかった」


「ダンジョンの宝箱にあったスキルオーブを使ったら火の魔法を扱えるようになったんだってさ。めっちゃかっけえんだよ。俺もやりてー」


「ダンジョン確かに気になるけど危険そうじゃない?行方不明者いっぱいいるし」


「けどよ、ダンジョン閉鎖は失敗するし田舎の小さい町じゃどこから湧いたかわからんゴブリンみたいなのに占拠されたりだからこれからの時代自分の身は自分で守れる力がなくっちゃいけないと思うんだ」


「どうせ目立ちたいとかモテたいっていうだけじゃないの?」


「バレたか」


そんな話をして笑い合う。

気のゆるせる友人との雑談はあっという間に感じる。


時間になり宿題提出や各教科のオリエンテーション。

昨日挨拶したばかりの名前も覚えれてないクラスメイトたちとの交流。

6時間の授業が終わり下校する。

また来週と言い友人達と分かれ家に帰り、ただいまと玄関を開ければ兄からおかえりと返ってくる。


「今日はどうだった?」


「んーまあまあ。けど今日は授業が授業じゃなかったから楽だったー」


「そっか。あのさ……」


「どしたの?」


「いや、何でもないや」


「そっか。なんかあったら言ってねー」


手洗いうがいを済ませた後、テレビゲームを機動する。

ちょっと外行ってくると言われたのではーいと返しておく。


幸せな時間は過ぎていくのが不思議と早いもので歓談したりご飯食べたりしていたらもうすっかり寝る時間になっていた。

お布団にもぐり目をつむる。

ほんのりと頭に不快感があるが眠ればこの痛みからも解放される。

そう考え脱力し眠りに入った。


◆◇


どこか、後ろ側から映像を観ている気がする。

自分の体のはずなのに自分では動かしていない。

ぼーっとそれを眺めているような。

声は聞こえるのに頭には入ってこない。

母は家に帰ってきているようだ。

母と兄が僕を見て驚いたがすぐに慣れたように会話をしている。

会話をひとしきり楽しんだようで僕はベットに戻って行った。


◆◇


目を覚ますと朝の10時少し前、すっかり寝坊してしまったようだ。

用意された朝食を食べながら兄と一緒にテレビを見る。

どうやら今日の9時頃に全国で一斉に人が居なくなったそうなのだ。

旅行客、留学生、街で生活していた人々、その他にも大勢、それとほぼ同時に外国との連絡が途絶えた。

全ての国との連絡が突如できなくなり、ネットは使えるが海外の情報はこれっぽっちも入ってこなくなった。

外国また宇宙にいた日本人も突然日本に帰還したそうだ。

まだ情報の整理が追いついてないであろう、雑多な情報を次々に提供される。


「洵、ちょっと隣町の図書館行ってくるわ」


「こんな時に!?え、まあいいけど気をつけてね」


「うん、じゃ」


そう言い素早く用意し、行ってしまう。

一人になってしまったのでそのままテレビを見ることにした。

テレビは良い、それが嘘に限りなく近い様なこともあるけれど、何もしなくても何かしらを教えてくれる。

お昼はコーンフレークを食べ兄の帰りを待った。


◆◇


兄は13時前に帰ってきたが、なにやら思い詰めるような表情をしていた。


「おかえりなさい。顔怖いけどなんかあったの?」


「ただいま。あり過ぎるぐらいにはあったよ。ほんとどうしよう」


「悪いことしちゃったの?」


「いや、そういうのじゃないよ。……今から真剣な話をするからとりあえず聞いてほしい」


「うん、どうしたの」


「洵は、……いや。でも、うん。まず、にいには明日本州の方に行く。母には行く直前に電話で伝える。早くに言ったら絶対に止められるから。あと、時間があまり無いみたいだから。そして次に、洵には家に居てほしいっていうのがにいにの本音なんだけど、ある人から伝言がある。これはにいににとっても最悪な未来を防ぐためらしい。沢山のものを失う事になるけれど、実験に協力して欲しい。してくれるなら最終的に君には多くのものが得られ、守れる様に優先的にサポートすることを約束する。そう言ってた。協力するなら洵はにいにと一緒に明日その人との待ち合わせまで行くことになる。にいにももちろんその場にいるけど、説明は本人が直接洵に伝えるみたい。どうしたい?」


「いろいろ聞きたいことと言いたいことあるんだけどちょっと待って。ええと、ある人って誰?実験って何?あとどうしていきなり本州行くことになったの?」


「明日行ったら教えてくれる。まだ言っていい事では無いから」


「行かなくてもいいんだよね」


「もちろん。普通ならこんなこといきなり言っておかしいって事ぐらい分かってるから」


「母と相談は?」


「しない。ダメとしか言われなくなる。これに関しては洵自身に選択させることが重要みたいなんだ」


「にいにはすごい迷った結果伝えてくれたんだよね」


「当たり前だよ。本当は巻き込みたく無いんだ。けれどそれでは()()と同じになってしまう可能性が大きいと言われた。いきなり意味のわからない事を言ってごめん、にいにちょっと混乱してるみたい……」


「大丈夫だよ。話だけでも聞いてみる事にする。にいにのその様子からそれだけでは終わりそうに無いけど」


「そっか、そうか。ありがとう」


そう言い兄はスマホ片手に離れて行った。

9/4再編集済み


「面白い!」「続きを読みたい!」「連載頑張れ!」などと思っていただけた方は、ぜひブックマーク、⭐︎評価などよろしくお願いします。

作者のモチベーションが上がり作品の更新が継続されます。


誤字脱字、違和感のある箇所など教えて頂けたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ